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どんどんリュウジの世界に引き込まれてしまいます。自分もピッチで駆け抜けるかのように一気に読み終えてしまいました。本当に凄く面白い!次回作にも期待です☆
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龍時がリーガのベティスに移籍してからの話。
今回は青春っぽい。マリアという女性との出会い、そして国の話。
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前作01-02の続編。
スペイン・リーグ リーガ・エスパニョーラのレアル・ベティスにレンタル移籍し、
リーガの強豪クラブとの死闘が描かれている。
もちろんおもしろさは変わっていません。
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2年目あるいは2作目のジンクスなのか、1作目の激動から比べたら確かに振れ幅は小さい。だけれどもリュウジが体験している熾烈なポジション争いこそが、これからリュウジがヨーロッパでやっていくための本当の戦いです。言わば前作は序章であって、本格サッカー小説としての本当の力はこの作品の方が強いかなと思います。遠征に帯同できないもどかしさと言った感情などが伝わってきているところが、この本の魅力かと思います。
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一巻と比べると物足りなさもありますが、スペインという地。マリアとの出会い。熾烈なポジション争い。面白い!
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正直なところ、
ここまでのスポ根な小説を読んだのは初めてだったので
色々な意味で衝撃でした。
話が進むにつれ、どんどん世界に入り込んでいく感覚が分かる。
心境描写が巧みだからか、
"自分自身がサッカーをしている"とまではいかないけれども
個々の心境と、プレー面の繋がりが分かって、ゲームの展開にどきどきする。
手に汗握る、とはこんな感覚なんだろうな。
実際のプレーヤーを見たことがなくても理解できるほど、
特徴がよく表現されているんだと思います。
古本屋から入手したため、
3部作の2作目から読み始めましたが、十分楽しめました。
スペインにとっての「サッカー」の存在の大きさ。
存在の大きさゆえの衝突や苦悩、悲しみ。
スポーツなのに、それだけじゃ収まらないエネルギーの大きさに驚きました。
リュウジの年齢(17歳)で、ここまで覚悟を決めている人って
実際どれくらい居るんだろう。。
リュウジの覚悟や心の強さもカッコいいと思うし、尊敬できるけど、
彼を支える家族や周りの人たちの強さや温かさも大きい。
スペインのサッカーが観てみたい。
…というか、サッカーが観たい!
通勤時間だけでは我慢できずに、
お昼休みにも手放せなくなった1冊です。
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龍時シリーズの2巻目。主人公はスペインリーグに所属するベティスのスーパーサブとして居場所を確保している。そのためか、リュウジに前巻ほどのハングリーさや焦りがあまり感じれない。一方で、サッカーシーンの記述は相変わらずの鮮やかさで魅了される。読者を飽きさせないための配慮からか、間接的な記述(新聞記事やテレビ番組の抜粋形式)が多かったが、もっとストレートに小説で語って欲しかった。
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スペインへ渡って2年目のリュウジ。
レンタル移籍、スーパーサブとしての起用など、
現在のヨーロッパで実際に行われている日本人の使い方を
今から7年も前に著者はリアルに描いていたのかと思うと、
脱帽せずにはいられない。
1作目は青春の色も強かったが、今回はまさにプロの世界が描かれていて、面白い。
サッカー好きにはたまらない。
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日本のサッカーに限界を感じ、16歳で単身スペインに渡ったリュウジは、様々な困難にぶつかりつつプロ1年目を終え、ベティスにレンタル移籍。フラメンコで有名なアンダルシア地方セビリアの地に舞台を移し、強豪チームと熱き戦いを繰り広げるほか、危険なダービーマッチにも挑む。新たな恋の行方にも注目。
相変わらずサッカーシーンの描写は、サッカーを知らない私からするとよくわかりませんが、今回はリュウジの恋愛についても描かれていたので、そのへんは読みやすく、感情の動きなんかもわかりやすかったです。少しずつ確実に巧くなり、トップチームへ登りつめていくリュウジは今後どうなるのか気になります。
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舞台はスペイン。
熱い。
スペインサッカー、スペイン国民のサッカーに対する情熱。
韓国人パクのバテしらずの体力と韓国人が日本に対する考え方。
そして17歳のリュウジの恋。
サッカーを知っている人には詳しく書かれた描写がたまらないんだろうなぁ。
17歳でスゴイな。リュウジ。
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いらないと思うシーンはあるけど、ストーリーは最後まで文句ない。
ラストが抜群に好き。
16歳で単身スペインに渡り、リーガ・エスパニョーラの下部組織でサッカーを学ぶリュウジ。まだまだ発展途上ではあるものの、一部リーグの試合に出場し、スーパーサブとしてその存在感を発揮するまでになった。
異国の地での恋愛や、同じようにサッカーやフラメンコ等の分野で成功するために、まるでそこに人生を賭するかのつもりでスペインへとやってきた人々との交流の中、サッカー選手としては勿論、男として、人間として成長していくリュウジを描く。第二作。
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「自由になるには、あとどれだけ必要なんだ?」
「五千ユーロよ」
リュウジから借りている金額だった。あと五千ユーロが必要、という意味ではなかった。リュウジから金を借りている限り、自由ではないとマリアは言いたいのだ。マリアを自由にさせようとして、実は彼女を束縛していたことにリュウジは気づく。
「金をやったんだから俺の言うことを聞け。俺の女になれ……リュウジにそんな気持ち、ない?」
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国を愛するってどういうことだと思う? 自分の国を完全無欠と信じこんで、賛美して、どっぷり安住することだろうか。俺にとって日本を愛するっていうのは、ちょっと違う。自分の手で別の日本を発見することだ。それって、国を壊すってことなんだよ。
俺は日本のサッカーにないものを探しに行ったんだ。
俺はきっと、この国のサッカーを、自分の手で、もっと高みに連れてゆきたいんだと思う。
大切なのは、その国に欠けているもの、不完全なものを突き止めて、自分の手で埋めようとすることなんだよ。
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非常に野沢尚っぽいやり取りであり、思想だと思った。
実在するサッカー選手がちょこちょこ出てくる。「あれ?この人って実在するよね?もしかしてこの人も実在するのか?」と思って調べると、いなかったりするのでガックリきちゃう。笑
サッカーだけじゃないんだけど、やっぱり各国の代表が争い合うとなったとき、国籍を変更した人や異国の地で生活している人は複雑な気分になるんだろう。
殊更、自分の母国であったり、生活基盤のある国が相手だとどうしようもない余計なことを考えてしまうんじゃないかな。
「それを覚悟した上で決断しないと」なんて言えるのは、外野でありその立場にいないからに過ぎない。どんなに固い決意でも、意図せず意識せず、揺れてしまうことぐらいはあると思う。
サッカーを通して人としても成長していくリュウジの姿に、考えさせられることがあった。そこまで考えたのは、読んでいる最中に、サッカーの代表戦で李忠成が頑張ってたとかそういうことも影響しているかもしれない。苦笑
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01-02から随分間隔を空けて読んだ。
スペインサッカーを現地で見たくなる。
03-04もすこし時間が経ったら読もうと思う。
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野沢尚さんがサッカーを題材にして作品を描かれたことにまず驚き、そのクオリティの高さにさらに驚いた。
日本サッカーにおけるドリブラーの立場、考え方は充分に納得が出来る上、試合の描写も素晴らしい。
特に面白かったのがベティスでの戦いを描いた作品で、とにかく未完になったことだけが残念で仕方ない。
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主人公のサッカー選手(龍時)目線で物事が流れいく。
プレー中の視野などもそれに然り。
なかなかサッカーをテーマとした活字本がないなかでプレーの選択など非常にリアルに描かれていて良かったです♪
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シリーズ2作目。
スペインリーグ2シーズン目に突入した17歳のリュウジ。
1作目ラストからの、この2作目冒頭。
いきなり鳥肌もの。
1作目ラストでは「結果」「試合後」を出さず、
2作目の冒頭でその2つを物語っていく。
それも、語り口の基本となっている主人公・リュウジ目線ではなく、
あえて実在するスポーツ新聞やサッカー雑誌から伝聞調で。
このシリーズの、伝え方が、物語方が、本当に好き。
内容も相変わらず1つ1つの表現にリアルな想像が膨らませられ、
まるでそこにいるかのようなこの上ない臨場感があって、のめり込む。
名門・ベティスに移籍し、ホアキン・デニウソン・アスンソン・・・スタープレーヤー達に揉まれながら、スーパーサブとして自分のポジションを確立していくリュウジ。
実在する選手がいる実在するチームに、当然架空の人物であるリュウジがいる。
実在する日本代表選手と共に日の丸を背負う。
これに違和感を感じず読める、というのが信じられない程に面白い。
チームメイトやライバル、監督、会長、代理人、酒場、恋人、異国で色んな人々と関わる事でリュウジが心身ともに成長しているのも暗に伝わってくる。
そして、遠く離れた家族とのやり取り、異国で出あった恋人とのやり取りには、この2作目でも泣きそうになる。ずるい。
サッカー小説として、ではなく、
小説として、間違いなく最高傑作の1つだと思う。
次作も楽しみ。
大げさじゃなく、この本に出会えた事に心から感謝。
ハイホー。