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紙の本
大量の処方薬が病気の悪化をも手助けしているとは
2005/09/05 13:02
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:筑波太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに病院の門をくぐって驚いた。これが病院なのかと?
診療科の受付窓口やIT検査室とは気付かないぐらいの心配り。
これも医学の進歩のなせる業か、はたまた患者の多さなのか?・
・・。だがしかし、病院設備は整っていても、そこで働く医師や
看護師たちの中身や技術の向上は、追いついているのだろうか。
合理主義の診察と検査、薬を出しすぎる医者たち。その行き着く
果ては・・・。
風邪や胃腸障害、アレルギー、高血圧などと診断されると、手
に持ちきれないほど薬のやまである。何も知らない患者は、処方
された薬を飲み続けている。<薬には大なり小なり副作用>があ
る。薬害が免疫力を低下させ、自然治癒力をも奪っていることも
気付かずに。
「病気が、病気を治す」理解に苦しむ言葉である。「病気とは
恐ろしいもの、そのままにすると悪化して大変なことになる」
と、子どもの時から聞かされ続けてきたから。熱や痛みなどつら
い症状を、一刻も早く抑えてやろうと薬を処方する医師たち。症
状がなくなれば治ったと思い込む患者。だが、そこには落とし穴
もある。アレルギーなどの場合「炎症やかゆみなどの症状は、病
気を治そうとしている自然治癒力の」現れで、その働きを「薬で
抑えて」しまうと、いつまでたっても治らず、かえって免疫力を
低下させ、≪ガンなどの成人病≫を誘発してしまう、恐ろしい結
果が待ち受けているかもしれないのだから。
やれ心臓病、肝臓病、糖尿病などと診断結果がでると即座に医
師は薬を処方する。結果オーライであればよいが、必ずしも良い
結果だけではない。かえって薬が合わず、病状を悪化させること
もある。あくまでも薬は病気を治す補助的しかない。身体をコン
トロールして、自然治癒力を高める事が先決なのである。
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