紙の本
イメージしやすい世界観
2016/09/30 23:48
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投稿者:四月うさぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
荻原さんの代表作といえば勾玉三部作を連想しますが、神話の世界が舞台なのでイメージしにくかったのですが、こちらの作品は平安後期が舞台なので映像として思い浮かべるのはあまり困難ではありませんでした。その分、スケールは小さくなったような気もしましたが、作品自体はとても面白いです。
この作品も荻原さんらしい魅力的な人物がたくさん登場します。現実世界でも大層な食わせ者だった後白河法皇と主人公が対峙する場面は、読んでいて本当に興奮しました。物語の初めは、幸薄そうな主人公が心配になりましたが、相手役の白拍子の無鉄砲なほどの明るさに救われ、運命に立ち向かっていく姿に感銘を覚えました。
紙の本
勾玉シリーズより好きかも
2015/09/26 09:22
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投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
勾玉3部作が神々しさあふれる平安時代だったのに対し、風神秘抄は源平の戦の頃で
人間味がある雑多な雰囲気・多種多様な人々が描かれている。
この現実的な描写の量が、気に入った要因だと思う。
猥雑とした世界だからこそ、糸世の曼荼羅萬壽の花の舞が世にも神々しいものにみえるし、
少年と少女の美しさが際立つ。
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待望の新刊…!
朴念仁(笑)な主人公・草十郎と破天荒少女・糸世が出てきます。
空色勾玉と微妙にリンクしていたり。
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待望の新刊だ!まだ読んでもいないのに★5つ(笑)
著者の日本古代ファンタジーものはいつか”最高のクオリティで”映像化して欲しいと思う。
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私は空色勾玉・白鳥異伝・薄紅天女の『勾玉三部作』を大人(?)になって知りました。「10代の頃に読んでたらなあ」とつくづく思ってたので、続編ではないけれど、この人の本が発売と同時に買えてすごく嬉しかったです。3部作の中の誰かとキャラが多少かぶるところもあるけれどそれでも面白くて「女の子を惹きこむ」魔力のある本だとつくづく思いました。夢中になって3〜4時間で読んでしまって、終わるのが惜しいほどだった。
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草十郎のような「少年のつよさ」に人は惹きつけられるのでしょう・・・不器用で、まっすぐで、硬質な生き方。それを見つめる鳥彦王がまたいい味を出しています。糸世の描かれ方が少し物足りないけれど、その分、草十郎と鳥彦王にフォーカスが当たっているということなのでしょう。
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荻原規子さんの古代日本ファンタジー最新作。勾玉が神代の神話だとしたら、こちらは人の持つ力をテーマにしたお話になっています。勾玉を読んでいなくても読める。でも読んでいたら更に面白い(かも)。
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勾玉シリーズが大好きでひとつひとつあげていくときりがないので最新作を・・・
世界といい物語といいすべて好きです
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これは通勤途中に読んだ本ではないけれど(重すぎて無理)。
まっすぐでつよい女の子と、いざとなるとむちゃくちゃがんばってくれる男の子の物語。
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平安末期を舞台に特異な芸能の力を持つ少年と少女の恋を描いた日本を舞台にしたファンタジー小説です。大長編なのに一気に読ませる読者吸引力は流石に素晴らしい!!とくに舞の様子や笛のしらべなどの描写はさすが〜!!毎回ながら文字を読んでるのに映像を見てるみたいです。そこが荻原さんの凄いところ!!鳥彦王のキャラクターもよかったです( ^ー゜)b『空色勾玉』や『白鳥異伝』に出会ったときのような衝撃はなかったのでちょっと物足りなさを感じましたが、やっぱり面白かったので星5つ!!勾玉三部作とは違うもとして読む事をお勧めします。
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戦国時代のお話かな?その時代の小説は私は苦手だったんだけど、好きなふぁんたじーが入ってたので、読めました。糸世の踊っているところとか、きれいですv
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荻原規子の新刊です。。空色勾玉の3部作とちょっとからんでるところもあるけど、基本的にはこの1冊だけで読めます。。とっても面白かったけれど、終わり方がなんか納得できなかった(。。;)ちょっと切ない感じで…寝る前に読んでたから、寝つけなくなって大変でした。。
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勾玉は出てこないけれど、三部作の続編のようなもの。
三部作を読んだ人なら「あぁ!」って部分がちらほらあると思います。
平治の乱後の源氏に使える少年・草十郎と、白拍子・糸世が主人公。
舞の場面が凄く好き。
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荻原さんの新作。三部作とはまた一味違う仕上がりでした。踊り子の糸世の性格がとても愛らしい。出来れば、三部作から読むことをオススメします。
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久々に読んだ荻原規子の昔のファンタジー!面白い!設定がつぼなんだと思う。人物もそうだけど、今回は鳥彦王がよかった。
☆☆☆☆+