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表題作は僕も好きなシャガールと木の葉との対比が巧い。本への愛を感じさせる連作「読む」の他、命の尊さを感じさせる詩篇群など秀作も多い。昼下がりにゆっくり読みたい、そんな詩集だ。
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一篇の詩は一冊の本に勝るとも劣らない価値があると思います。
言葉に出来ない思いがある限り、私はずっと詩を読み続けていくと思います。
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谷川俊太郎は大好きです。出たから!と買うのではなく、詩を読みたいな、と思ったときにふらっと本屋で色々見て買うのがいいなと思います。一番好きなのは「はだか」という平仮名ばかりの詩集なのですが。今回のも、優しい語り口と中身の厳しさがなんともいえなかったので(笑)詩は言葉を削ぎ落とす分だけ、書く人の本質に近くなるのかもなと思ったり。
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本当は「生きる」という詩が読みたかったけど、本屋さんになくて、、でもどうしても谷川俊太郎の本がほしくて買った作品。1つ目の詩にホレました。この人は日本語をいとも簡単に作品にしてしまう。文章にはない「詩」という世界のステキさを教えてもらいました。
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2007.08. 久しぶりに、谷川さんの詩集を手に取ってみた。やはり、良い。新鮮で凛々しくて、やはりどこまでも優しい。こんなに心の奥の扉をノックノック。固くなっている感性を、ふわりと解きはなってくれる言葉たち。
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タイトルに一目惚れして読んだ。最後の部分<窓のむこうの青空にこころとからだが溶けていく>が僕の部屋のリトと共鳴してふるえる。相変わらず谷川さんの詩はわかりやすいけれど、真似できない。素晴らしくてふるえる。『その日』の詩がいつまでも詠い続けられることを希望する。
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この中の願いって詩がすごく好きです。
風邪引いて心ぼそくなってるときは誰かが横にいてもいなくても素直になれないそんな感じ!
たにかわさんーすきー
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よれよれになった
一日の終わりに そっと
おだやかな
やさしい気持ちへと
みちびいてくれる一冊です
ほら 大丈夫
終電の夜にだって
駅につくころには
不思議と心も凪いでいます
シャガールと木の葉
まさにラヴェルをききながら
言葉は 美しいなぁと しみじみ
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本の装丁も素敵…!谷川さんの言葉はやっぱり胸に突き刺さってせつなくなる…><
中でも、「スヌーピー・ミレニアム」がお気に入りです。
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「歩く」でテンションが上がって「願い」であーっとなった。笑
詩集を読む感覚と邦楽CDを聞く感覚が近い。
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谷川さんの詩は優しくてすぅっと心が耳を傾けるから好き。収録されている「シャガールと木の葉」「百歳になって」「まだこれから」「おしっこ」「スヌーピー・ミレニアム」は特にお気に入りです。
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もっと以前の谷川さんの詩集と肌触りが少し違ったような印象を受けた。さらっとしているのだけど、ぐっと引き寄せられる一行が余韻の波となって身体に響く。最後の数行に重みや深みなど、反芻したい味がじわぁっとでる詩が多い。個人的に読んだタイミングもあり好きな詩集になりそう。
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谷川俊太郎の詩集の中でも、読んだ時、ひさびさに胸に沁みた詩集。
さらっと持って歩きたいから、今すぐ文庫本サイズで出版してほしいな…
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谷川俊太郎74歳の詩集。今回の基軸は2項対立だ。人間の手になるシャガールのリトグラフと、自然の造形たる一枚のクヌギの葉。「カラダ」と「タマシイ」。しかし、それはけっして二元論にはならない。「いのち」と「ひかり」がそれらを統合するからだ。もう一つのテーマが「老い」。「老人たちはもう人生を問わない。―中略―あなたにとって私たちは大切でしょうかと」。痛切な問いかけだ。そして、この詩集には、いくつもの追悼詩が収められている。シュルツ、矢川澄子、石垣りん―谷川の哀惜の歌は、深い生への共感をこめて、哀しくも暖かい。
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歴史が決してとらえることの出来ないこの今、誰かがどこかで詩を書いている。「第47回毎日芸術賞受賞作」