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子ども問題がきっかけで手に取った本。読み進めているうちに私自身がしつけの後遺症に苦しむ本人だと気付いた。子どもとの関わり方を変えるきっかけになると思う。
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親に従うというスタイルは自分らしさの放棄につながり、それが自信喪失が深まることに寄与し自分とは何かという感覚を喪失する、と壮大でわりと厳しいことがさらっと書いてある。夫婦間の問題についても書いてあり、相手に期待するな等、夫を岩に例えたり…
躾られて立派な大人が果たして幸せなのか。仕事以外に生きがいがあるか、家庭に心地良い場所があるか、のんびりする時間を持つことを自分に許せるか、人間を序列的に見てしまうことはないか、自分とは違う考え方を持つ人とも譲り合うことができるか、考えさせられる一節だった。
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子どもの将来を思って良かれと思って教えていること、その関わりが子どもの心に大きなゆがみを作っています。お母さんは、しつけをせずに子どものあるがままを受け入れて問題は棚に上げておきましょう、という主張の本です。
◉子どもに勉強をやらせるな。抑圧されて育つ弊害は目に見えないところまで含めると非常に重大。
◉お母さんは「母性」を発揮して、父性は手放せ。
母性とは、わかる、認める、受け止める、許す、包み込むこと。つまり、何か問題があっても「いいよ」と受け入れて一時的に棚に上げること。
父性とは逆に、分からない、拒否する、はねつける、罰する、断ち切る。
→指示、禁止、注意を控えて親子ともに失敗の経験を積もう。
子どもの自尊心、主体性を育むには
◎子どもを完璧に管理しない、隙のある関わり
◎子どもの話をよく聞いて、親世代にはよく分からないことであっても部分的にでも受け入れる
子どものことを無条件にOK!と思う心を大切にしようと思った。今の私には、幼稚園入園までにオムツが外れるのか?という不安がある。もし4月までにオムツが取れていなくても、私は悪い母ではない。本人が困るだろうと今急かしても、家庭の中で子どもを困らせるのだからそれはもっと酷いことかもしれない。
とにかく家庭の中は安全な場所にしよう。
「この年齢なのにまだできないの?」という声は受け流す。ここに母親の強さを発揮すればいい。