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奥田さん直木賞受賞後の第1作。
以前は、いろんな手法を見せてくれているのが新鮮でしたけど、最近は奥田節というのが固まりつつある感じ。
西表島の描写はすばらしく、ここでの暮らしがとっても魅力的。
国なんて本当に要らないかも。
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お父さん面白すぎます☆
楽園があってほしいです。自給自足が出来るのなら僕は南の島に移住したいです。
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主人公の二郎は父によって苦労させられてるなぁ(苦笑)という感じです。身近にいたら扱いに苦労させられそうです。でも、後半の父はかっこよくてよかったと思います。全体的に二郎の突っ込みがおもしろかったのと「だあーっ。」という心の叫び声を気に入りました。2部の沖縄での生活で皆親切でなんでも分けてくれるというのがいいなぁと思いました。そんな気持ちでいたら今よりもっと皆仲良く楽しく暮らせそうだな・・・と。
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この人の本はまだ紹介してなかったかも?
文章とかは、すごいシンプルなんだけど、でもすごい才能ある人なんだろうなって感じがする。
面白かったー!次の本屋大賞はこれだねきっと◎
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2010.08. 夏らしい小説、気分爽快になれるのを読みたいと思って久々に手に取る。ええぞ!元気が出るわ~。なんだか、無性に大丈夫だ!って気持ちになれる。はた迷惑な父だけど、でも、こういう人って必要だと思う。
2006.02. ええぞ、過激過ぎる親父ええぞ!他人事だから思えるんだろうけれど。元過激派の父に翻弄され、果ては南の島まで行くはめに・・・。小学生の主人公から見た同級生、父、よくわからない活動(私もわからない)・・・。軽妙な語り口で、とても読みやすく面白かった!すごくはた迷惑な親父。ジャングルでも生き延びてくれ!
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元過激派の父。その父に翻弄される小学生の息子。
・・・・なんなんだこれ・・・どこが面白いの?わからんかったよ。
あまりにも勝手すぎる父にイライラしたし。
後半(第2部)は今度はキレイに進みすぎる感がちょっと・・・。
ダメでした。私には。
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素晴らしい。奥田作品の中で一番好き。
自分も小学生の男の子になった気がする。
元過激派の父をはじめ登場人物が魅力的。
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惚れた男なら良いのだろうけど父親だったら嫌だな、と思う。前半は担任教師にオルグしたり、学校に乗り込んだり、これでもか、と嫌な面を見せておいて、後半はちょっといいかも、と思わせる。所詮、自由人は都会では生きられないのよ。田舎へ移住して大変なのは閉鎖的な人間関係なので、アカハチの子孫ってことで難なくクリアではなく、その辺もガシガシ開拓してもらいたかった。小学生はこんなにオトナじゃないと思うけど、どんどん読めておもしろかった。間宮少年のあだ名がリンゾウ、というのが一番のツボ。
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上原一郎は「元過激派で、今はアナーキスト」だそうだ。でも、強要はしない。自由を愛している。こんな男は男で好いじゃありませんか。波照間、西表島、そして別の島へと、彼の言うところの「反権力的な“スローライフ”の実践」を求める。
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沖縄と言うか八重山が舞台。とんでもない快作。夢のような島があるような気がしてくる。著者の最高傑作と言いたい(本人はどうか知らないが)。但し、少し読者を選ぶかも知れない。
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元過激派の父、呉服屋の娘だった元活動家の母、血のつながらない姉、4年生の妹を持つ6年生の僕が主人公。一家は中野で税金を払わない貧乏暮らしから、石垣島への移住を経て、家族の絆を深める。あんな父親絶対嫌だ!って印象が、終盤にはヒーローになっているから不思議。本当に引き込まれるストーリーでした。
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東京の小学校での生活一章と沖縄の奥地での生活の二章構成
左翼、右翼、昔の抗争時代を知っている世代じゃないと話の内容を
完全には理解できないかもしれないけれど、分からなくても読んでいて
色々考えさせられる。結末も味良く、読んでいて気持ちイイ少年の視点から見た話
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1部から2部への展開に脱帽。奥田氏の作家としての力量に感服。西表島に行ってみたい。
2006.4.19読了
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旅行というのは、読書時間も結構作れるみたい。
行きの飛行機や、のんびりホテルで読書していた。
『サウス・バウンド』
奥田 英朗 (著)
1部は、東京での生活。
小学6年生の主人公、二郎。
小学生の世界の問題に、オトナは役に立たない。
中学生からのいじめに反抗してケンカして、家出をしたり。
仲のいい友だちとの遊び。
でも、二郎の最大の悩み、それは、元過激派の父親、一郎。
働きもせず、家に一日中いて。
役所の人や学校にも、大声あげて文句を上げて。
そんな父親を疎ましく思う二郎。
そんな父親の過激な行動で、なぜか西表島に移住。
2部は、西表島での生活。
平穏な島での生活も、リゾート開発会社との攻防で大騒ぎに。
前半は、すこしつまらないかなぁなんて思いながら読んでいたけれど、
途中から話が急展開して、思いも寄らない南の島生活に。
南の島の生活も、不便なようでそれは東京とは違う平和で、本当に人間らしい生活。
そんな生活にうらやましく思いながらも、さらに話はエスカレート。
最後は興奮しながら読みきりました。
最初は、ほんとに嫌な父親だなぁなんて思ってたけれど、
強くて、芯のしっかりした父親の、本当のすごさを感じて、
その父親、そして家族の素晴らしさに感動した。
こんな強い父親、今の日本には居なくなっちゃったんだろうな、
それが、少し寂しい。
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元過激派の父を持つ少年のお話。第一部の東京編では、父に惑わされながらも小学生独特の悩みとかが盛り込まれてる。そんなに悩むことないのに、っていうことでも、少年にとっちゃ大事件なんだよなぁ。
第二部に入り、話がかなり過激化するけど、こういう大混乱系は結構好き。こんな親父、自分の親っていうか周りにいたら絶対嫌だけど、言うことは共感出来るし、小説の中だから許せる。
私たちは、本当に政府というものに飼われていきているのでしょうか?
第二部のような生活もいいかもね。都会暮らしの自分には無理だろうけど。
同時に、家族の絆も思い出しました。