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『父は元過激派だ。』そんな帯に惹かれて購入したのですが。父ちゃん、カコイイ!ヽ(・∀・)ノ この一言に尽きます。どたばた家族物。そういう類の作品も大好きです。「あー!面白かった!!」素直にそう思いながら本を閉じることが出来る作品です。
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2006.6.8
都会と島の人・生活環境の差が歴然としていて引き込まれる。そういう点では自分の身近も結構都会よりだ。
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この家族面白すぎ!(笑)
お父さん全然妥協しませんね。絶対国民年金を払わないところとか。大杉栄とか、あそこらへんを彷彿とさせる・・。
馬鹿だけど憎めない正義の味方!そしてハタ迷惑。(´∀`)
フツーの少年として生活したい主人公の二郎君と、結構タフな妹桃子ちゃん。父親を軽蔑しているクールな姉洋子。そしてどうしてこんな変人と結婚したのか判断力を激しく疑われているお母さん。
反発しつつもそれなりにまとまって、結局似たもの親子なところがすごく面白いです。
最後は西表島で立てこもり。
家族全員で応援しちゃってたり。( ゚Д゚)y─┛~~
このお父さん、やってることは変人っぽいけど言ってることは結構まともっぽいから思わず説得されてしまいます(笑
普通わしらはある事に対しておかしいと思っても、普通はなんとなく認めてしまったり、したがってしまったり、日和見な態度をとってしまいがちじゃないですか?わざわざ争ってまで自分の意見を押し通そうとは思わない。
でもこのお父さんは違う。
とことん戦って、絶対自分をまげることをしません。
それは決していい生き方とは思わないし、人を幸せにするとは思えません。
でも、日和見で生きているわしは結構痛いところを突かれてしまいました。
正しいことってなんだろなー。
今は「正義」という言葉がかなり乱用されていますが、自分の「正義」を押し通すために他人の「正義」をぶっ潰すことを戦争というのではないですか?
中東のどこぞにブラスター爆弾を落としたりした国も散々「正義」「正義」って言ってよな。
分厚いのに一日もかからず読み終わりました。時間を忘れて読んじゃった。ただ面白いだけじゃなく、破天荒なお父さんの行動から結構深いところまで考えさせられる本です。思想を持ち、実行にうつすことのなんと難しいことよ。
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実際父親が反政府主義で警察のホームページに名前のってたらやだけどさ。
でもしっかりと自分をもった人って素敵。
流されやすいオイラだけどちゃんとやりたいこと見つけて、嫌だと思ったらノーと言える大人に(とはいうもののもうすぐ22だけど)なりたいものだ。
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僕の父さんは元過激派とかいうやつで、いつも家にいて小説を書いている。学校なんか行く必要ないとか言うのだけれだけれど……。少年の視点を通して、変わり者の父に翻弄される家族を描く、長編大傑作!
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◇個人的には第一部東京編の方が好き。父親の無茶苦茶ぶりに少しイライラしましたが・・・。第二部沖縄編は人のあたたかさを感じ、父の大きさを感じました。
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お父さんのはちゃめちゃっぷりがめちゃめちゃすごい!!
傍から見てるとおもしろいけど、家族にしてみたら嫌だろうなぁ・・・。
税金を払わないから、日本国民を辞める!!っていう発想は普通出てこないもん。
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『センチになるのは、いつも大人たちだ。子供には、過去より未来の方が遥かに大きい。センチになる暇はない。』
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基本的には下町を舞台とする話だが、途中から西表に移住する。
主人公は小6だが、家庭事情、学校事情色々ある。僕が小6のときはもっとガキだった。なんも考えてなかった。この物語で最も注目する点は親父が強いことだ。そして元過激派。一般的には異端だと思われている存在だ。しかし、この本を読んでいると異端というか間違っているのはこっちじゃないかという気になる。「自分は極端だが、しっかりと生きろ」という息子への言葉は同時に読者に対する言葉でもあると思う。僕はとりあえず波風たたさぬように生きている。間違ったことでも権力に負けてしまうに違いない。しかし、譲れないにはNOと言えるようにしたい。強くなりたい。そして権力者にはなりたくない。
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たぶん、皆が主人公の父のような
豪快な人生に憧れを抱いていて
男の子は父親の背中を見て育つのだと思った。
とかく、世の中、長いものには巻かれろ
権力やなにかに対しては弱いもの。
箱の型にはめられて生きている。
型破りな人を見ると何故か応援したくなるような心理
憧れのようなものは誰しも持っているのだと思う。
思春期の主人公が、破天荒な父に翻弄され毛嫌いしながらも
そういう父の姿を誇りに思いながらも成長していく様が
描かれている。
爆笑には遠いが、暖かい気持ちにはなれると思います。
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元気をもらえ、且つ子供の頃の不条理でいて、道理がそこで完結してしまっている世界をほろ苦く思い出させてくれる作品。最後に頑張って生きようと活力をくれます。
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一番印象に残ったのが「夕読み」。なんて平和で素敵な瞬間だろうと思った。こんな島で育てば幸せだろうなー。2006.09.28 読了
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こんな人が、とーさんやったら嫌やなーってつくづく思いながら読んでたけど、最後にはカッコよく見える。
でも、個人的には奥田英朗の文章とは相性があんまり良くないかなぁ。
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元過激派の父が熱いハートの向くままに引き起こす事件に翻弄されまくる二郎たち家族。第一章は全く意味不明の暴れん坊である父一郎が、沖縄の西表島に移り住んでからの第2章はいやに格好良く、ステキ父に見える。
父一郎の政治的主張がどうの、という面倒くさい事はさっぱりスルーして、普通にある一家がゴタゴタの渦中で絆を深め、離れて暮らしても家族であるという一体感を得るにいたるホームドラマ的な感じに読んでました。
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直木賞受賞作品であるこの作品。
映画も製作されています。
買った当時は結構ハマりました。
元過激派である父親を持つ主人公。
税金なんか払わない。
学校へ行く必要はない。
そして南の島への移住計画。
ドキドキワクワクします。