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投稿者:スナフキン - この投稿者のレビュー一覧を見る
第1部から第2部まで一気に読んでしまった。
平野氏が描く登場人物の心理描写は見事としか言いようがない。
とても読みごたえがある作品である。
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投稿者:らら - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラクロワに関心があって、とりあえず第一部上下巻を読了。非常に重厚な文体で長くかなり読み応えがありました。
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ショパンとドラクロワが小説の中心ですが、物語というよりもその二人を通して作者が哲学的・芸術的思索をしているように感じました。しかし人物の心理描写が非常に細かいので、物語としての質は保っています。一月物語などよりも語彙は平易。
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文庫なら…!と思って買ったのに、やっぱり積ん読になってしまった。。。
精神的に余裕がないと読むのは辛いかもしれない。好きなのに、なかなか読んでいけないのはジレンマ。
でもダメダメなショパンはちょっと分かった。
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ショパンに対するイメージが少し変わった気がする。優男で小柄で朗らかでちょっと陰鬱、という感じに。さすがは若くして芥川賞を受賞した作家なだけあって、文章の運び方は上手い。ショパンの曲が久しぶりに弾きたくなった。
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あのショパンやドラクロワが喋ってる、というだけで嬉しかったです。文章はやはりきれいですね。「日蝕」よりは読みやすい。
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ショパンとドラクロワの交流を描いた作品、、、と一言では言い尽くせない内容。
ドラクロワの芸術観にはものすごく共感を抱けます。
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長い物語です。最期を迎えるまでの人間ショパンを見てください。圧倒的な文書力、平野啓一郎の最高傑作です。
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平野啓一郎の長編。19世紀のヨーロッパ、パリを主な舞台とし、音楽家ショパンと画家ドラクロワの友情物語を描く。
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ショパンとドラクロワ、2人の「天才」を軸としたフランス革命時代の小説。
実は学生の頃から読みたいと思っていて、やっと手にいれた本でもあります。
音楽家フレデリック・ショパンの死。物語はそこからスタートします。
ショパンの半生がドラクロワの視点と絡められながら書かれています。
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創造という行為の価値を考える。具体的な作品名が挿入されるおかげでショパンやドラクロワの芸術に浸れる(気分になる)ところも魅力的。
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ドラクロワが出てきている、ただそれだけの理由で読みたいw
平野はまだ読んだことがないっていうのもあります
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登場人物の日常的な世話話も多く、話は淡々と進む。ショパン、ドラクロワの芸術談義も分かりやすく、芸術家でなくとも共感を誘う。当時のパリの時代的雰囲気に浸れるが、同時に筆者が日本人ゆえか、雰囲気も人物の語りも違和感なく親しめる。何より筆者の苦労が伝わってくる緻密で丁寧な描写に感心。もっぱら主観だが、三島由紀夫、中上健次、村上春樹のように突き抜けたところを持っているのか、まだ分からない。
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購入済み
内容(「BOOK」データベースより)
ロマン主義の全盛期、十九世紀パリ社交界に現れたポーランドの音楽家ショパン。その流麗な調べ、その物憂げな佇まいは、瞬く間に彼を寵児とした。高貴な婦人たちの注視の中、女流作家ジョルジュ・サンドが彼を射止める。彼の繊細に過ぎる精神は、ある孤高の画家をその支えとして選んでいた。近代絵画を確立した巨人ドラクロワとショパンの交流を軸に荘厳華麗な芸術の時代を描く雄編。
普段いかに簡単な本しかよんでいないかが露呈するぐらい「読む」ことに苦戦した1冊。
本屋さんで平積みになっている文庫をみて
「あれ?これショパンの肖像画???」
っていう動機だけで購入したものだから
読み出してびっくり!
この文章の主部ってなに???となるくらい
1文節が長い=理解できない=繰り返し読む=全体が把握できない=最初から読み直し
という悪循環にはまり
平野啓一郎さんは文章が難しいってmarshkaさんもおっしゃっていたからしょうがない!
わたしには読めませーーーん!
と開き直りかなーーーりの時間を放置していた本。
でも今年に入ってやっぱりショパンの時代のサロン風景は知っていたいな~と思い再読をはじめた。
そしたらなんと!
読めるではないですか!!!
理解できるではないですか!!!
そしたらとても興味深く(そりゃそうだ。音楽論や芸術論がちりばめられている上に、その当時の知識人との交流が山のようにでてくるので)
読めました。
とりあえず(下)に取りかかります。
本当はあと2部の上下巻があるので先は長いのですが
楽しみに読んでいこうと思います。
時には放置してみるのも手なんですね。
自分でブログみてびっくりした!2005年9月に買ってる(汗)
1年くらい放置していたのね(焦)
でも
なんでたかが1年で読めるようになったんだろうか?
自分でも不思議。。。。。
そして勉強不足のわたくしは
「え?この人とこの人も同じ時代に生きていたの???」の連発です(汗)
ドラクロワとショパンだけでも豪華なのにね。
ゲーテも同じ時代を生きているし
メンデルスゾーンやシベリウスなんかの名前も出てくる。
すごいなぁ、この時代。
美術方面には疎いので画家の名前も羅列するとすごいことになりそう(汗)
ジョルジュ・サンドって読んだことありません(恥)が
今のところいやな女です。
これからどうなっていくかとってもたのしみです。
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冒頭、ショパンの葬儀の様子。本編は、ジョルジュ・サンドと不仲になり始めた頃のショパンから葬儀の少し後までのお話。ショパンとドラクロワという2人の芸術家の視点をメインに、周囲の人々の視点からも時代を浮き彫りにしていく。語り手の移行の滑らかさと正鵠に描かれている感情が素晴らしい。また、ドラクロワの芸術論が秀逸。