投稿元:
レビューを見る
小説ならではの設定。伊坂氏の他の本では、案山子が出てきたり現実離れしている設定もありますが、この本は、周りから見たら人生なんて案外こんなもんかも?等とも思う。いろいろ不可避なものに左右されているのは事実だしな。それが眼に見えるかどうか。さて、千葉さんは死神らしく人間を超越して淡々としていますが、それを見ている人々はそれなりに心を動かされている。滔々と流れる時間の中で単なる調査以上の役割を果たしていると思う。「老婆対死神」が鳥肌でした。
投稿元:
レビューを見る
あたりまえの日々に、はっとする言葉を添えて、出来上がったのがこの小説。
伊坂幸太郎の文章はいつでも、ちょっとだけ気持ちがいい。
投稿元:
レビューを見る
さすが伊坂としか言えません。「死」とゆう暗いテーマに不条理な展開もありなのに読了後の爽快感みたいなのは最高でした。
あと今回は装丁が好きです。ペーパーバッグみたいな表紙に中の紙が薄いのがv
投稿元:
レビューを見る
本屋の店頭に並んでいたのを発見。
なんとなくタイトルに惹かれてかってみた(笑)
買って正解!面白い!
こんな死神さんいたらあってみたい。
違うストーリーなのに繋がっててその関連がなんか小気味良い読み味v
読んでて楽しかった♪
オススメです:)
投稿元:
レビューを見る
伊坂センセイ素敵。なんといっても死神・千葉さんがナイス。文藝春秋はこれで直木賞をやるんだろうなーに1万リラ!
投稿元:
レビューを見る
チルドレンの次に好きな作品です。いや、伊坂さんのはどれも好きなんですけど…短編連載という形式が好きなので。死神というお題も素敵です。
投稿元:
レビューを見る
期待通りのようで期待はずれ。こういうスタイルも悪くないが物足りない。物足りないくらいがちょうどいい展開だとはわかっているが淡々としすぎ。伏線が集約されるラストは巧いし、千葉の死神ゆえの台詞には笑ったが、後半になると食傷気味。五話、六話のまとめ方にわだかまりを感じた。不思議な作家だ。巧くなってるのか、そうでないのかわからない。しかしレベルは標準以上なので、押さえておいて損はない。伊坂初心者にはちょうどいい作品。
投稿元:
レビューを見る
短編自体は、とくに大したことのない話に思えますが、実は最後にはつながっています。
意識的に時間が経っているのだなと読み取らないと最後までわからないように、滑らかに書いてありました。
投稿元:
レビューを見る
設定はものすごくよかったと思います。ただ、話がちょっと、性に合わなかったです。でも、設定はものすごく好きでした、続編が出たら買うと思います。。雨と、そしてミュージック。
投稿元:
レビューを見る
人の死、それも病死や自然死以外の「不慮の死」には死神が関わっているという設定で、6人の人間の死を色々な手法で描くオムニバスです。
情報部によって死が予定されている人間に、調査部の死神である「私」は千葉と名乗って、ターゲットとなる人間に1週間接触します。その間の経過により「可」か「見送り」かを報告し、「可」であれば予定通りその人間は死ぬ。この作品は、千葉の調査中の出来事を描いたものです。醒めた視点で淡々と綴っているようでありながら、どこかユーモラスで温かい気分になれる作品でした。
「吹雪に死神」はクリスティーの名作をもじった設定の密室サスペンスとなっているし、「死神と藤田」は任侠映画、「恋愛で死神」はラブストーリー、といった風にターゲットによって物語構成に異なった手法を使っているのも書くのを楽しんでいるという感じ。人間界に疎い千葉が人間の使うレトリックをめぐってちぐはぐな会話を繰り広げる部分、現代の日本語のゆれを指摘しているようでクスっと笑えます。死神が全員「ミュージック」が好きで「天使は図書館に集まるが我々はCDショップである」と言っているけれど、その「天使が図書館に集まる」という映画はもしかしたら私の好きなあの映画かな、と思って嬉しくなりました。
投稿元:
レビューを見る
主人公の死神が死を間近にした対象を調査し、可あるいは不可を決める。
大概は可(死)にしてしまうけれど、心残りがない不思議な話でした。
個人的には後半の3つの物語が気に入ってます。
投稿元:
レビューを見る
ミュージックがなにより好きでCDショップに集まる死神たち。という設定が天才的。「死神と恋愛」「死神と藤田」の2編が特によかった。お約束どおり、他の作品のあの人も登場するので、伊坂好きは絶対楽しめる1冊。
投稿元:
レビューを見る
読みやすく面白い。
タイトルの意味が分からなかったのだけれど「死神の精度」→「死神対老女」の結果が死神にとって正解だったってこと?
投稿元:
レビューを見る
死は必ずやってくる。
死神というちょっと特殊な視点から,ありふれた「死」を丹念に解きほぐす。
是非読んで欲しい一冊。
投稿元:
レビューを見る
とりあえず、ヤヴァイ!!主人公は死神で短編集みたいな感じやけど・・・それぞれ書き方が違うねんよ。すごい事するなぁーと思って読んでたらある話でちょっと泣きかけるし。特に最後の話はよかった、めっちゃオススメ!!