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真田幸村には、つねに男の美学を感じます
2009/01/10 21:48
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
真田幸村には、つねに男の美学を感じます。
真田幸村が最も輝くのは、その最期の活躍の場でもある「大坂の陣」。豊臣家滅亡の中で、勝てない戦に挑み散っていった武将です。
真田家は、武田二十四将の家でもあり、武門の誉れ高い家系。
当然、その戦略などは親から子へ子から孫へと伝えられたはずです。
関ヶ原の戦いのときに、御家を残す策として兄弟親子が東西に分かれて戦うことになります。西軍についた父昌幸と弟幸村は、徳川秀忠率いる徳川の主力部隊を上田城にひきつけ善戦。
ただ、その合戦にしても勝つ見込はな少ないものでした。
人生には、いろいろな生き方がありますが、人を引き付ける生き方というのは、どこか愚直なものが多いと思います。
愚直ゆえに、他人の共感を得るのでしょう。
権力に慮って寄り添うことは簡単ですが、自分の信念を貫き通す生き方は難しいです。
それは今も昔も同じ。
龍.
http://ameblo.jp/12484/
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昔に読んだ本なので詳細は覚えておりませんが、幸村の生まれ年についての考察がとても面白いです。
確かに言われてみるとそうだよな、と納得。
一読の価値有りです。
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幸村入門書として読書。とてもわかり易く、真田幸村のポイントをザザッと押さえた感じでしょうか?読後にもっと幸村が知りたくなりました。
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幸村の生涯だけではなく、関ヶ原~夏の陣までの彼の奔走、周囲の面々の動きや思惑なども細かく書かれていて、当時の全体の動きがよくわかる。家康のあざといまでの巧妙なネットワーク作り、対する大阪勢の脆さ、愚鈍さの対比が切ない。幸村の実直で清々しい人柄が悲しいくらいに美しい。
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[ 内容 ]
家康を散々に苦しめ、「日本一の兵」と称えられた真田幸村。
その獅子奮迅の活躍は『真田三代記』などの伝説となる。
今なお絶大な人気を誇る英雄の実像とはいかなるものか。
気鋭の歴史家が丹念に史料を検証し、その魅力を炙り出す。
強者の覇権争いに翻弄されつつも、幸村は父・昌幸ゆずりの知略を駆使し、豊臣家のために立ち上がる。
圧倒的に不利な大坂の陣で発揮された「幸村マジック」。
覇者・家康を震え上がらせた秘策とは!?
武士として義を貫く姿に、ファンならずとも興奮と感動を覚える渾身の歴史ロマン。
[ 目次 ]
第1章 信州の六文銭(幸村誕生―祖父・父は武田二十四将;柔和な性格―「国郡を支配する本当の侍」 ほか)
第2章 関ヶ原と九度山配流(家康の野望―婚姻政策、三成襲撃、大坂入城…;三成の謀略―上杉軍との家康挟撃作戦 ほか)
第3章 決戦・大坂の陣(九度山村脱出―村人の監視をどうやってかわしたか;大坂入城―名刀を帯びた山伏 ほか)
終章 幸村伝説(日本一の兵―敵味方から贈られた大賛辞;幸村伝説―語り継がれる「正義のヒーロー」物語)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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文字通り、真田幸村の実像に迫った一冊。
今まで知ることのなかった真田幸村の実像について知ることができた。