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大学生の暁人は、わけあって叔父の世話になっている。
暁人自身は小説にはまったく興味がないが、叔父が形成している小さな出版社のために、大物作家が執筆してくれたら……と考えていた。
そんなときに知り合ったホストの京也は、有名女性作家のお気に入りだという。
容姿には多少の自身があり、ちょっとした好奇心もあった暁人は、京也からホストの手練手管を教わって作家に取り入ろうと思ったんだが、逆に自分がイカされて、骨抜きにされてしまう。
負けん気の強い暁人は、やられっぱなしなのがしょうにあわないのと、有名女性作家の件が本当かどうか確認する……というのを理由に再度、京也へと連絡を取るが……
という話。
これのちょっと前に読んだ、この作者さんの小説が個人的に全く合わなくて、衝撃を受けたのでかなりびくびくしながら読んだんですが……。
普通によかったです。
一ヶ所、かぎかっこの中に☆がついてて、ちょっと「びくっ」ってなったところはありましたけど、其れ以外は特になく、普通の文章で、読みやすかったです。
おまけに、これって本当にコバルト……? と問いたくなるようなくらいえちもしっかりと描写があって、びっくり。個人的に、もうちょっとコバルトはソフトなイメージだったんですけど(朝チュンして本番を回避するような……)、そんなことはないんですね。
そこから先は、どんどん暁人が京也に入れあげていくんですが、突然、京也がホストを辞めちゃって、暁人は京也に会う事ができなくなってしまって。
しょうがないから友達のコネを使って、事務所に直接乗り込んでいって、次に京也が現れる場所を聞いて、無事に再会してハッピーエンド。
って感じでした。
実は京也にはまた別の顔もあったりするんですが、それは読んでからのお楽しみです!