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泣ける。泣ける。
結末がわかっていても、泣ける。
林冲がすごいんじなくて、
謙三がすごいんだよ。
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童貫の命により建造された巨大軍船「海鰍船」の大艦隊が流花寨を、そして梁山泊を襲撃し、混江龍・李俊率いる水軍が迎撃。
\\\"鯨\\\"を意味する名の通り山のごとく巨大で撃沈不可能な海鰍船と、いかに戦うか?
そしてついに楊令が梁山泊に合流し、初陣は宿命の地、二竜山!
趙安の猛攻の前に、霹靂火・秦明が最後の戦いに挑む。
梁山泊は三度目の北京大名府占領という奇策に乗り出すが、鍵となるのは青蓮寺の命により偽装の反乱を指揮していた唐昇。
豹子頭・林冲は、絶体絶命の危機に陥った一丈青・扈三娘を救えるか?
北方では阿骨打が民族の悲願を目指して戦うが、それを支援して楊令を送り込んだ呉用の真の狙いは・・・?
ニン、トン♪
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19巻にまとめて記載。
http://booklog.jp/users/osamu0919/archives/4087747824
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号泣だった。それぞれの生き様に涙が出てきて仕方がない。「水滸伝」は中国でもいじられること無く、ほぼ原形を保った状態で語りそして描かれている。先日読んだものもそんな感じで面白味などまるで感じない。
正直クライマックスは続編に来るような気もするのだが、やはりこの水滸伝はじわじわと近づいてくる禁軍最高の実力者の童貫との最終決戦であろう。
「女を守れない男だといわれたくない」
ような台詞を扈三娘に吐き己の命と引き換えに散った「林沖」やっぱり一番好きですね。6万の軍に包囲された林沖率いる黒騎兵の旗手であった郁保四と共に散る。
この黒騎兵と遊撃隊の中には重要人物である史進、索超、馬麟、扈三娘、徐寧、そして楊令いた。戦の中心はこの騎馬隊になってくるので、それぞれに思い入れは強いが、北方水滸伝が他の作品と違うのはすべての登場人物がタイトルロールであってそれぞれにドラマがある。
例えば軍の人選に当たっても細かな角度からそれぞれを眺め適材適所に振り分けられる。ただ指示がでてるのではなく、なぜかということまで書かれ読者を納得させてくれる。騎馬隊の華やかさに比べ歩兵の地味さはラグビーで言えばFWのように思える。彼らがいるから戦える。そんな思いを誰もが忘れず戦っているシーンはなんともいえない。本当に泣けるのだ、しかも人物に記憶がないと遡ってまた読んだりとそれを流して前に進むことの出来ない名作に感じる。
武人の物語、文人の物語、女性の物語もあれば、凄いのは職人の物語もある。それぞれに命を懸けた壮大な物語です。男なら読め!といった感じです。まさに北方ワールドの集大成のように感じられます!
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18巻読了
秦明・解珍・豹子頭林冲もここで散る。
誰よりも強かった林冲が、扈三娘を守り舞台から去っていく。そしてあの公孫勝が梁山泊で一筋の涙。林冲に対して毒舌しか吐かなかった男の垣間見える瞬間・・たまらない。
遂に残り1冊だ。
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相変わらず読みやすくて面白い!
遂にKBCラジオのミヤリサン製薬 『北方謙三 水滸伝』の放送を追い越してしまった。
ラストの19巻に向け宋の童貫将軍との決戦に向かって行く!
何とあの林冲が死に、その後任に楊令が就くことが驚き!!
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楊令のカッコよさと、敵ながらも童貫の凄まじさに惹かれ読み進めると、まさかの林冲の死。郁保四も共に逝く。
心に大きな穴があいてしまった。
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感想
最終決戦の前の静けさのような巻になると思いきや、巻末で豹子頭林冲が討たれるという衝撃!扈三娘を助けるために残ったが、扈三娘は何かとやらかしてる感じがある。林冲騎馬隊を率いるのが楊令というのもびっくり。次世代に繋がる感じがした。
あらすじ
宋水軍が童貫の軍と一緒に出動してきた。大型船より大きい海鰍船が出動して、その攻略に手こずるが、小舟を繋げた水軍盤の連環馬の計で、梁山湖から宋水軍を退ける。
童貫との緒戦は、呼延灼が連環馬を使い、打撃を与えるも思ったほどの成果を上げなかったが、勝利を収める。
楊令が二竜山に現れ、雷光という良馬と出会う。その後、梁山泊の上級将校として加わり、宋の周信将軍を討ち取る手柄を挙げるが、二竜山は趙安に落とされ、秦明、解珍、郝思文など三千人が命を落とす。
二竜山から出た七千の兵と、青蓮寺が放っていた唐昇を利用して、三度、北京名大府を梁山泊が落とし、童貫軍がこちらに向かったため、一時的に停戦する。
楊令は北の女真族に向かい、阿骨打と会い、戦とは何かを見つめ直す。
北京名大府から童貫軍が出動し、梁山泊との最後の決戦が始まろうとしていた。緒戦で鄷美の策で扈三娘が危機に陥るも林冲騎馬隊の活躍で、逆に鄷美を討ち取るが、逃げ遅れた扈三娘を助けるために林冲と郁保四が討たれる。