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荻原浩は本当に多彩なお話を書く作家だなぁと。
まあ似たような設定のお話の中では面白いと思う(上から目線だなー)
ラストの泣いてくれよ的展開がちょっとバツ…。
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「めがね ちっぷ まこ れずん」。
大したことない話なんですが(失礼)、ボノボの存在がいいなあ。展開は読めるし、ところどころ感覚の違いもありましたが、SESエピソードとか、キャラクタとかもっと立たせて、映画化すればいいと思いました、最後の方とか。ボノボを再現するのが難しいでしょうが、全然かわいくない(失礼)ボノボが映画館を出るときにはかわいく見えているんだろうなあと思います。岡崎か関西弁の人に瑛太を推します。
装丁は、がんばれ…。全体的な完成度として少し惜しい感じ。
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文章が軽妙なのに、人間は生々しい感じがする。主人公の男性が恋人の死をきっかけに事件に巻き込まれる中で、彼の性格も次第に、自然に見えてくる。好きな書き方だった。バースデイかわいい。
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バースデイという名のボノボ。始めはなんの事だろう?と首を傾げてしまう。
全体的に消化不良で終わった感じ。由紀という女性の心情も人物像も曖昧だった。
伝えたいものが何だか今ひとつ。バースデイの仕草は面白かったが、大体の経緯もストーリーも読めてしまった。
う〜ん。。。
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えっ、ミステリーなの?!
バースデイ、野生に戻すのって本当酷な話しだなぁ、って思った。
結局真もバースデイのことは考えていないなぁ。
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これまた、笑えるところはほとんどナイかも、、、不思議で、哀しい、せつないお話。この方の独創性は、ほんと天才的です。動物実験の研究室、ある人の死の真相、死者との対話のラスト、、ありきたりの設定のようでいて、ものすごく斬新。私はマコに入り込んで読み進んでしまったけれど、ユキにシンパシーを覚える人もいるだろうし、家族のような存在の動物を飼っている方には、また違った感傷が押し寄せるかも。読んでスッキリするような本ではないけれど、いつまでも、心に残る作品だと思います。人間は愚かだね。。。
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不思議なタイトルだな~と思って読み始めてみたが、バースディがボノボの名前だったとは。。。
私は研究室とか実験とは無縁の生活を送ってきましたが、この本を読んでいるとなんとなくそういった光景が目に浮かぶような気がしたのは、筆者のうまさ故でしょうか。
ミステリとしてはイマイチのような気がしますが、小説としては面白かったです。
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バースディの言動は可愛らしく、藤本由紀の自殺を契機にぎくしゃくしていく中でバースディの普段と変わらぬ振る舞いはほっとさせてくれました。
また、恋人の死の真相を追い求め、思わぬところから新たな事実が判明する展開は面白く感じました。
が、全体的になんとなくこじんまりとしていて、田中真の狭い世界で演じられている物語という感じがしました。
また、ちょろちょろと出てくる人物(記者や刑事)がいまいちキャラが掴み切れず、なんとなく不完全燃焼な感じがしました。
満足度は★★★☆☆。
全ては最後のシーンが書きたかった為の物語なんだろうなと思いました。
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東京都霊長類研究センターで、類人猿の『言語習得プロジェクト』に携わっていた女性研究員が自殺をした。現場を見ていたのは人語を理解するボノボ『バースディ』だった。
女性の恋人であり、プロジェクトの実質リーダーである『真』は、その死に疑問を抱き、『バースディ』との会話を試みる。
正直、前半は、あまり知らない世界や、方向性が見えず、ゆっくりと読んでいたんですが、後半は一気に読み進みました。大きなミステリーとかというわけではなかったんですが、心理的にきました。利権にまつわる人の醜さ。時には純粋な研究心だって、エゴにつながることもある。
なんといっても『バースディ』が可愛い。ある意味、人のエゴの犠牲となった存在ではあるんだろうけど、『真』たちを信頼して甘えたり、応えようと頑張る姿が本当にいじらしかった。なんかもう、ラストは目頭が熱くなりました。
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読み始めは、なんだか読みにくいな、と思っていました。しかし3分の1を読み終わったあたりからどんどん話に引き込まれていきました。
バースディの使う言葉を使ったゆきとの会話は、普通の人の会話よりも単純な分、ストレートに心に届きました。
しかし、この結果がバースディにとって最良であったかどうかは疑問です。
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寝る前に少し読もうと思ったら最後まで読んでしまった。
途中で止められなかったよ。
チンパンジーの言語研究と研究者2名の死がうまく絡んでいる。
バースデイ、ちゃんと人間の言うことがわかっていたんだろうね。
細工なんてしなくてもそこそこ会話ができたのでは?
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図書館で借りた作品。主人公がプロポーズをした女性が同じ日に自殺し、主人公は唯一の目撃者である言葉を理解するサルのバースディから真実を探ろうとする話。
設定が興味深く、なかなか事件の手がかりをつかめない様子がもどかしくもあり引き込まれます。何か人間の身勝手さも感じてしまった作品ですが、それは自分の深読みかな?
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なるほどって感じ。
パネルの仕組みとかはわかりづらかったけど、最後のばーを通しての会話はうるっときた。
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バースディは言語研究のためのボノボの名前。数年前に研究途中で自殺してしまった教授のあとを引きつぎバースディに愛情をそそぐ研究助手。そして彼が愛している研究員の彼女が・・・。。。その謎をとく手がかりを目撃したはずのバースディ。何とかバースディと意思疎通して手がかりをつかまねばと躍起になる彼。最後はやっぱり少し切ない終わり方。
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大学の研究室を舞台にしたミステリー。ボノボの愛らしさと、学内の地位を争う人間の醜さが好対照というか^^; 真の徹底した研究バカぶりは賞賛に値するかもしれないが(笑)由紀はなにも死ぬことないんじゃないのと思った。そしてバースディ、ただ眠っただけなんですかね?私にはそうは思えなかったんだけどなぁ。