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下巻もあり。
目次(上巻)
実践の知をどう創るか―解題と論点の整理
第1部 地域に学ぶ科学技術(現場からの学問の捉え直し―なぜ、いま水俣学か
やわらかい技術の必要性 ほか)
第2部 開発と環境のせめぎあい(生活の質をめぐって―「自然の本源的優越性」のための実践的覚書
それはもちますか?―われわれはいかなる開発をめざすのか ほか)
第3部 市場主義を超える開発と援助(「二一世紀の開発」論に向けて
地域と余所者の支援 ほか)
第4部 琉球弧・島嶼生態系の視点(ユーザーを意識した知識生産―開発と環境の両立をめざす科学とは?
生物多様性の保全における種認識の功罪―琉球列島の両性爬虫類を対象とした研究とその保全策が示唆するもの ほか)
下巻(目次)
実践としての学問、生き方としての学問―解題と論点の整理
第1部 沖縄から見えてくること―近代“アイデンティティ・国家”と学問(沖縄から何が見えるか
沖縄をめぐる/に発する「文化」の状況
沖縄がはらむ民衆思想―ピープルネス・サブシステンス・スピリチュアリティ
沖縄のアイデンティティを語ること、そして語りなおすこと―「沖縄研究」の現在について)
第2部 海からの視点―島嶼社会におけるヒト・モノ・ネットワーク(琉球・沖縄史をはかるモノサシ―陸の農業と海の交易
漁撈・海運・商活動―海面利用をめぐる海人と陸人の琉球史
海面利用と漁業権
村落基盤の資源管理―村の自立にむけて)
第3部 学問における実践とは―ローカリティ・当事者性の視点から(民際学における当事者性―仲間、出戻り、そしてよそ者
学問の実践と神の土地
社会人類学徒としての実践―琉球列島からの視点)
第4部 記憶すること・記録すること―語られなかったことのリアリティ(記憶を掘りおこす旅―個人史を越えた基層文化へ
記録すること記憶すること―沖縄戦の記憶をめぐって
語るという行為の表と蔭
記憶/記録のゆくえ―想起と抗争そして「問いかけ」をめぐって)