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書店にて平積みされていたこの本の、タイトルだけを見て買って徹夜で読んで、以来ずっと著者のファンです。そのタイトルの通り、『世界の終り』『ハードボイルド・ワンダーランド』という二つのお話が、章ごとに交互に進行してゆき、どっかそのへんで繋がります。面白いです。
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村上春樹初挑戦。
読めば読むほどこの二つの世界にはまっていく。
村上春樹は、だから人気があるのか、と納得させられた本。
もう一度はじめから読まなくては。
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平行して進んでいく世界・・・。ファンタジーですね。世界観が面白く、読み終わったあとにもじわじわ来ます。ハードボイルド・ワンダーランドのお話が好きです。
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私が初めてこの小説を読んだのは、大学生の頃だった。
2回、途中で挫折した。3回目でようやく読破した。
決してつまらなかったわけではない。
私が村上春樹の小説で何が一番好きかと聞かれたら、迷わずこの作品を挙げる。
しかしあの頃の私にとっては、かなり難しい小説だった。
しかし、読み終わったあとこれほど驚いた小説もいまだかつてない。
この小説は2つの世界から構成されている。リアルとヴァーチャルのパラレルワールドだ。
今でこそ、映画「マトリックス」のようにリアルとヴァーチャルの世界がひとつのストーリーで展開される作品はある。
しかし、この作品が書かれた1985年当時は、まだインターネットすら世の中に出てきていない。
「ヴァーチャル」という概念そのものがまだなかった時代だ。
そういう時代背景の中で、リアルの「ハードボイルド・ワンダーランド」の世界と、ヴァーチャルの「世界の終わり」の世界が描かれている。
初めは全く関連のないこの二つの世界が交互に展開され、最後には見事に繋がっていく。
村上春樹の作品はすべてここに集約されると言っても過言ではない。
リアルとヴァーチャル、光と陰、動と静、存在と不在、体制と反体制……彼の小説にはすべてこの相反する2つの世界が存在する。
そして彼の小説は読み終わった後、必ず心に「何か」が残る。
ムラカミワールドにハマる人達はきっとその「何か」に魅了された人達なのではないかと思っている。
興味を持った方、ぜひ一読あれ。
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2つの世界がとろけるように混ざり合う瞬間がとてつもなく良い。途中から頭を使って読むのが疲れると同時に快感にもなる。
それは多くの春樹作品に通ずることだけれども、この作品は秀逸。
・・・何故だ?
春樹作品で「スプートニクの恋人」を抜いて一番好きになった。小学生の頃に一回挫折して以来読んでなかったけれど、また5年後くらいに読んでみたい。これだけ惹かれた理由がその頃には少しは分かるかもしれない。
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ポストモダンと言われる現代における様々な事象を小説という形でよく具現化していると思う。村上春樹って頭がいいなぁとうならされる初期の傑作。
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村上作品の長編ではいちばん好きな物語。すっかり心を捉えられてしまった。
純粋にとてもとても面白い。世界を頭の中でイメージするのがとても楽しい。
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カトリックとプロテスタントの宗教観が「ハードボイルドワンダーランド」と「世界の終わり」という二つの世界に反映されている。
神の意志に従い、箱庭の中で静かに過ごすか?
神の意志に反し、自分で考え行動していくのか?
結果としてどちらも同じ答えに繋がるのかもしれないけれど、中身は全然違うのだから面白い。
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はじめて買った村上春樹のハード・カバー。つまり、やっと文庫からリアル・タイムに追いついた最初の作品。
行間を読む暇を与えぬ緻密なプロットに新鮮な違和感を覚え、それでも一気読みしてしまった。ねじまき鳥、カフカに続く源流と言えるだろう。ただ、著者の筆力には脱帽も、初期三部作にこだわる読者としては愛着は薄い。逆に村上世界にこだわらない人にも勧めやすい作品と言えよう。
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1度はまったら抜け出せない春樹ワールド。そこは世界の終りであって、ハードボイルドワンダーランドでもありました。村上春樹の中で、1番好きな本です。
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お話が中々難しかったしかし面白い。クオリティが高い。ハイクオリティ。女の子が全員可愛かったです。太った娘いいなあ。とにかく自分の存在が消えてしまうだとか残された時間だとか心の有無だとかツボが多い。最初は心のない世界って聞いて少しだけ住んでみたいとか想った、少しだけ。だけれどやっぱり心を持たないでいることはとてもつらいんだなあって。
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村上春樹の本の中では一番好きな作品
駆け抜けていく「ハードボイルド・ワンダーランド」、ゆっくりと思索する「世界の終わり」
2つの物語のバランスが絶妙で、その2つの世界が重なっていくラストシーンは村上春樹お得意のもやもや感に包まれつつもどこかすっきりした気持ちになれる
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この人の小説ってよけいなところでは饒舌に語るけど、大事なところは説明しないよな。文学だからって曖昧にしていいってことはないと思うんだけれどね。それとどの小説でも僕、あるいは私は冴えない感じなのに、女の子がホイホイ寄って来るんだよね。ヘタレ主人公(めちゃくちゃ乱暴な表現)に女の子って、実にギャルゲー的なシチュエーションであることだなあ。とりあえず“ウェイターがやってきて宮廷の専属接骨医が皇太子の脱臼をなおすときのような格好でうやうやしくワインの栓を抜き、グラスにそそいでくれた。"の比喩で吹いた。
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2つの違う世界がだんだん繋がっていく、読んでいるときすごく楽しかったです。登場人物も個性的で秘密があっておもしろい。
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村上春樹が読みたくて読みたくて。
タイトルでこれにひかれたのはいいものの、難しいわ難しいわで挫折。
天才の考えることはやっぱ違う。。。