- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
真・女神転生TRPG魔都東京200Xリプレイ白き刃の後継者 みんなのレビュー
- 西上 柾 (著), 朱鷺田 祐介 (監修)
- 税込価格:924円(8pt)
- 出版社:ジャイブ
- 発行年月:2005.12
- 発送可能日:購入できません
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
3 件中 1 件~ 3 件を表示 |
紙の本
やはり、戦闘シーンは大切です。
2006/01/23 12:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
一般的なTRPGの醍醐味といえば、モンスターや悪者と戦う戦闘シーンだろう。サイコロやカードに運命を託し一喜一憂するアレだ。一方で、進行役のGMが演じるNPC(ノンプレイヤーキャラクター)との様々な交渉も、生身の人間を相手にしていることが感じられて楽しいと言う人間も多い。これもまた、演じることを目的とするTRPGの魅力の一つだ。
この『真・女神転生TRPG』は、本来ならば原作のゲームよろしく何回もの小さな戦闘を繰り返しながら進むのだが、本書はそのシステムを変更している。戦闘を必要とするのはボス級を相手にする時に絞り、交渉に重点を置いているのだ。まあ、こういったやり方もアリなのだろうが……。
TRPGにおける戦闘シーンは、アクセントでもある。GMの語りばかり、仲間との相談ばかりにならないよう、気を引き締める意味もあるのだ。和気藹々とした雰囲気にあっても常に物語の世界(世界の危機だとか、忍び寄る怪異だとか)を感じていられるようにするためにも、小さな戦闘は必要なのである。それを交渉に置き換える試みは斬新ではあるが、リプレイの文章からは緊張感が感じられず、全体が間延びしてしまっている。この手法でスムーズに楽しく進めるのは、かなりのベテランプレイヤーやGMでも難しいのではないだろうか。
偉大な力の継承者だとか数々の野望だとか、そういったストーリーが薄っぺらなものに感じられてしまい(まるで予定調和のよう)、今一つ集中できなかった。新たな試みに挑戦する冒険心は買うが、字のごとく危険を冒す試みであったように思う。
3 件中 1 件~ 3 件を表示 |