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紙の本
三平とワッカイワナとの対決はおあずけ。今回のメインは乗馬の話です。
2005/11/26 11:37
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
三平一行がカムチャッカに渡ってからの続編。いよいよ幻のワッカイワナを釣り上げる感動の場面が、と思っていたら……。
今回は、ワッカイワナが釣れる川の直前地点での話。前巻の最後で、川までの足が無いと言われガックリきたものの、それならばと地元の人々が力を貸してくれることに。我々読者も前巻で足止めをくらった感じだったので、やはり先はどうなるのかと意気込んでしまう。
ところが、今回も我々は足止め。いや、正確には、作品中では川まで辿り着くのだが、そこに至るまでの状況説明が延々と続くのだ。カムチャッカという異国の文化の違いを説明してくれるのはありがたいが、馬の乗り方に3割ものページ数を割く必要はあるのだろうか。正しい乗り方を知ってこそ、険しい山道を行くことができるという、この理論は理解できる。また、作者が、現地の様々な感動を伝えたいという気持ちも理解できる。だが、過ぎたるは及ばざるが如し。残念ながら、感動の押し付けになってしまっているのだ。これから内容に引き込まれようという中間部分にこのエピソードがあるのも、中だるみとなるのでまずかった。
唯一の救いは、三平少年が相変わらず元気なこと。ちょっとやそっとの不安は、「必ず釣るぞ!」という強い気持ちで吹き飛ばしてしまう。だから、馬に乗れるよう懸命に頑張った。現地の少年とも、すぐに打ち解けた。このいつでも前向きな姿勢を、我々も学びたいものだ。
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