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好不況の波、時にはバブルや戦争まで引き起こす中央銀行のシステムのカラクリ・舞台裏を白日の下に晒す衝撃の一冊。
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金持ち父さんシリーズで有名なロバート・キヨサキさんがお勧めしている本。
機会があったら読みたいです。
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ページ数が多く聞きなれない言葉がたくさん出てきて
読むのに時間は掛かってしまったが、現在は達成感に似た
充実した気持ちでいる。
まずは、お金の歴史やお金の仕組みについて知らなければ、
お金の流通を見ることは出来るはずもありません。
私達の生活を支配している、「愛」と「お金」について
確かに愛を説く材料はまわりにいくらでもある。
映画・本・絵画・・・しかし、お金を説く材料は
今まで目にした事がなかった。
学校の教育により、より高い成績を残し
お金をたくさん稼ぐことが当たり前のことだと言う教育を受けて
いた私はそもそも、歴史を知りたいと思ったり、お金の仕組みについて
考えたことすらなかった。
学校教育では、お金の仕組みを教えてはくれません。
物々交換に始まり、昔のお金は「貝殻や羽・小判・銀貨や銅銭でした」と
教えてもらったことしか思い出せません。
紙幣がが一体どうやって誕生したのか、その歴史や仕組みを教わることはまずありません。
「中央銀行」が一体どうものなのか、教わることはありません。
銀行員ですら、誰も満足に答えてはくれませんでした。
彼らも、私たちと同じ教育を受けている以上知らないのです。
現在私達が「お金」と呼んでいる通貨は信用で成り立っており
借用証書の事です。私達のサインした契約書により、
その何十倍・何百倍もの「お金」が作り出されます。
それは、法律により定められていることなのです。
私達が融資を受けようとする時、契約書に記入しますね?
そうです契約書は、返済を約束する書類です。
だから、発行されるんです。
万が一、返済が滞ったら代わりの財産を持っていきます。
不動産であったり、自動車であったり。
本当の価値のある物を・・・・
銀行というのはこの世界中を支配しています。
そして中央銀行こそが、ピラミットの頂点の点なのです。
ただ、中央銀行の存在を知ったからといって
組織は膨大であり、それをどうにかしようとしても
出来るものでは、到底ありません。
象の群れに向かっていく一匹の蟻です。
お金の歴史や仕組みを知ったからと言って、お金が稼げるわけでは
ありませんが、知った上でどう付き合っていくかはしっかりと考えなければ
なりません。
歴史は、繰り返されるべきして繰り返しているのです。
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大学に入ってから読んだ本で、最も印象に残った本。
不換紙幣の恐ろしさ、中央銀行(日銀、FRBなど)の恐ろしさ、をおよそ700ページにわたって解説している。
へたなホラー映画なんかよりもよっぽど恐怖を感じる。読めば読むほど、気が滅入ってくる。
連邦準備制度は、これまで世界中で無数の命を奪い、これからも奪い続ける。
にわかには信じがたい内容が多いが、しかし、そのどれもに納得させられるだけの論拠がある。
怖いねー。でも、経済に対する視野がぐっと広がる本であり、経済書としては最高峰だと思う。
ただ、残念ながら絶版になってしまい(もしかして、圧力かけられたのか!?)、入手困難みたい。ネットオークションでの最安値が2万円くらいだった。売ろうかな(笑)
早稲田の中央図書館にはあったよー。
K.NAGAO
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《出版社/著者からの内容紹介
FRB(連邦準備制度)という中央銀行システムがバブル、不況、インフレを引き起こし、戦争を恒常化する!歴史の裏でマネーがいかに世界を動かしてきたかを明かす、衝撃のノンフィクション。
内容(「BOOK」データベースより)
バブルや不況、戦争を引き起こす中央銀行システムのからくりを暴き、誰が、何のために創ったかを歴史的叙述で解く衝撃の書。
内容(「MARC」データベースより)
マネーとは壮大な幻想であり、実体は債務、借金である-。バブルや不況、インフレ、そして戦争を引き起こす中央銀行システムのからくりを暴き、誰が、何のために作ったかを、歴史的叙述で明らかにする。
出版社からのコメント
中央銀行システムと不換紙幣が、バブルと不況、インフレを引き起こし、戦争を恒常化する!
現代の金融システムのからくりを明かし、歴史の裏側で巨大マネーがどう動いてきたかを白日の下にさらす、衝撃のノンフィクション。「こんなに面白い本は初めて!」と訳者も絶賛する、目からウロコが落ちるスリリングな一冊!
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
グリフィン,G.エドワード
ミシガン大学卒業。文筆家、ドキュメンタリーフィルム・プロデューサー、出版・ビデオ制作会社社長。こみ入った問題をわかりやすく解き明かす手腕で定評があり、古代史・考古学からテロリズム、税制、外交問題、ガン治療など、さまざまな分野で数々の受賞歴がある。本書執筆のために、デンバーのカレッジで財政を学び、公認投資コンサルタントの資格を得た(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 》
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必見。世の中の諸悪の根源を見た気がします。これでEUにもIMFができたらどうなることやら。世界を牛耳る方々の思惑通りに、世の中が最悪のシナリオへ向けて順調に進んでいるように見えてきます。
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苫米地(先生?)が「1万円札を破れ」とか言ってたけど、「金が無いと不幸」ってのは本の主役たちからの刷込みらしいよ。電波少年で注目された「なすび」は今も金がない、でも劇団で幸せを掴みとったってブログで言ってたし、自律的な目標を得ると金銭を超えて幸福感を得るのはどうやら人間的に正しい、らしい。そこに気づかれたら石油、電気、奢侈消費に向かわないくなるので「富裕層ライフ」で美男美女をメディアにだして単純なモデルで煽られた。全部150年〜400年位の間に作られた価値感は人類6万年の移動と進歩の歴史では「…」なんだってさ。
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なるほど、中央銀行はそういう罪深さがあるのか、
と納得してしまった。インフレという名の課税。
アメリカの中央銀行が、なぜ銀行と呼ばれず、
連邦準備制度と呼ばれるのかも、
本書を読み進んでゆけば、よくわかる。
いまの世界的な金融緩和の行く末について、
ある種の暗示もあるので、
いまこのときに、読むことは意義があると思う。
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1873年、1884年、1893年、1907年の金融パニックのほとんどは商業銀行が準備金を上回る過度の預金創造をおこなった為。比較的好況の時期に銀行が融資を増やし、準備金が枯渇した事が引き金になった。
連邦準備法が成立した1913年、アメリカの銀行は南部や西部の非国法銀行が
全体の71%、預金量で57%にまで増えていた。この傾向をNYの国法銀行のオーナー達はなんとか逆転させたかった。
ジキル島に集まった少数の強力なグループの議題
1.増加している小規模のライバル銀行の影響を下げ、自分たちがアメリカ全土の金融資源を確実に支配する事。
2.通貨供給量をもっと弾力化し、民間の自己資本形成傾向を逆転させ、もう一度融資市場を活性化させる事。
3.銀行の僅かな準備金を一つにまとめてプールし、全ての銀行が同じ準備率を守るように仕向ける事。これにより全行がアグレッシブに動くようになる。
4.以上の措置の結果として銀行システム全体が崩壊した場合、損失の負担を銀行から納税者に転嫁する事。
5.そのような施策は市民を守るものであると議会を納得させる事。
行動計画
1.カルテルという言葉はもちろん、中央銀行という言葉も使用しない事
2.政府機関のようにみせる事
3.地域支部をつくって地方分散の体制を整え、ウォール街が支配しているとはわからないようにする事
4.多くの健全な銀行の原則を含め、最初は保守的な銀行構造にしておき、その後に目立たぬように条項を変更あるいは削除する事。
5.最近の金融恐慌や銀行破綻に対する人々の怒りを利用して、通貨改革の要求を煽る事。
6.ジキル島の計画が通貨改革の必要性に対する答えであると見せかける事。
7.大学教授を使って計画に学問的な権威づけをする事。
8.計画への反対を声高に表明して、ウォール街の銀行家は計画を望んでいないと市民に思い込ませる事。
1990年の年間所得は1万ドルだが、1914年の1,000ドル分の購買力しかない。この購買力の目減り分は、インフレという隠れた税の形で連邦政府に移転されていた。これができたのはFRSのメカニズムのおかげ。
銀行は回収不能になった債権は資産から不良債権を削る必要があるが、債務はそのまま残るので、この差分はオーナーの持分で埋めなければならない。従い、銀行がオーナーの持分を超える多額の不良債権処理を迫られると倒産する。
銀行が政府機関に貸し出ししたがる理由の一つは、その融資が返済される事を期待してないから。借り換えによって金利収入をずっと受けられる。
銀行は巨額の不健全な融資を行なって儲けられる仕組みがある為に、常にそういった融資を行う性質がある。借り手が返済不能を宣言しても借り換えで対応し、金利の恒久化という彼らの目標に向かう。
銀行の各種ビジネスプレー
1.掛け金吊り上げプレー
借り手の借り換えの際に、貸金を吊り上げ、金利収入を増やす。
2.債務繰り延べプレー
1のプレーにより支払いが膨れ上がった時、リボ払いを提案し、さらにトータルの金利収入を増やす。
3.公益保護プレー
貸し手銀行の頭取と債��返済不能になった企業や政府の財務担当者が連邦議会に「この企業が倒産したら社会が大混乱する」と訴え、公的援助を獲得する。
4.支払い保証プレー
最終段階のバリエーションの一つ。政府が資金を直接提供するのではなく、信用保証をする。つまり、不可避的な損失は納税者への負担に移し替えられ、銀行は金利を受け取り続ける。
5.破産プレー
銀行の帳簿上の債務が資産を超えたら、ゲームのルールにより、損失は預金者に転嫁される。預金者は納税者として、預金者として二重に負担を強いられる。
連邦預金保険公社(FDIC)は、どの銀行にも等しく保険料を徴収する。結果、堅実な銀行は不利になるので、全ての銀行が無茶な融資をするようになる。つまりこの制度にはモラルハザードが自動的に組み込まれている。FDICは問題の解決策ではなく、問題そのもの。
大銀行の一つか二つ破綻するだけでFDICの全基金が吹き飛ぶ。
なので、FRSが全額を買い取り、同額のニューマネーを無から創造しFDICに提供、預金者への支払いに使われる。マネーは経済にあふれ、全ての通貨の価値が下がる。これが「連邦政府が十分な信頼と信用を保証する」実体。
FDICは大銀行しか救わない。これにより、市民の金を大銀行に集中させる事に成功した。
経営に参加している銀行の大株主は、破局をはるか以前に予測できるので、株価が高い間に殆どの株を処分できる。問題を作り出した人々が経済的損失をこうむる事はほぼない。
銀行の債権が不良化したら、インフレという隠れた税金を通じて国民からマネーを引き出す。これが「最後の貸し手」の意味。
フェアビン協会
世界社会主義実現を目指すエリート知識人集団。共産主義者が暴力と革命を通じて迅速に社会主義を樹立したがったのに対し、宣伝と法律を通じて漸進的に社会主義を進めている。初期メンバーはシドニーウェッブ、ベアトリスウェッブ、バーナードショー。紋章の絵は羊の皮を被った狼。
ブレトン=ウッズ会議はフェアビン協会のメンバーが先導した会議。
国際通貨基金(IMF)は国連とは全く関係の無い独立した組織。資金は200近い加盟国への割当金で賄われる。資本の大部分はアメリカ、日本、イギリス、ドイツ、フランス等。
アメリカは貿易赤字になっても全く損しない。こちらは自動車やテレビを手に入れられるのに、向こうは怪しいマネーをつかむだけだから。
世銀の開発プロセス全体が、民間企業とエクイティ投資をあてにしていては、経済的社会的進歩は実現しないという信念に導かれている。専門家が立案した計画通りにLDC(後進国)の政府が経済活動をコントロールできるように融資と対外援助を行う。
IMFは財政や金融、為替レートなどのマクロ政策を重点にし、私的財産権や自由な企業活動などの基本的な問題には関心を払わない。もっと重要なのは、世界各国の政府が市民の富をインフレにより効率的に吸い上げ、同時に自らの権力強化を可能にした事。IMFが世界規模の社会主義に影響を及ぼしている事には疑問の余地がない。
構造調整融資の重要な点は、資金を具体的な開発プロジェクトに使う必要はない事。融資を受けた国は好きなように使える。��の中には、銀行融資返済の金利支払いも含まれる。こうして世銀は納税者のポケットから金を吸い上げ、第三世界諸国へのリスクの高い融資を行なった商業銀行の資産を肥やすパイプになっている。
計画された飢餓は世界各国で創られている。目的は国民を飢えさせて完全に政府に従属させる事。
国際舞台のゲーム
1.先進国の商業銀行は、それぞれの国の中央銀行を後ろ盾に、無からマネーを創出し、低開発国政府に長期的に支払い不能の高金利で融資する。
2.低開発国が金利を払えなくなると、IMFと世銀が金利を肩代わりし、さらに追加の開発融資を行う。
3.追加融資を使い果たすと、次は世銀と先進国が債務保証し、商業銀行は当初予定していた程度の金利まで下げる。債務国は返済を再開する。
4.IMFが世界の不換紙幣を発行し、各国独自の通貨を捨てさせる。これでIMFは世界中の市民からインフレという隠れた税金を通じて無限に資金を提供できる。
フェアビン主義者の計画を実行する集団は米国ではCFR(外交問題評議会)と呼ばれる。CFRメンバーは欧州のグループの要望により、世界政府樹立を目標としてアメリカを相対的に弱体化させている。
グローバル政府の進め方
1.先進国からのマネーの流出。国民経済の低下。
2.流入する資金に依存するようになった債務国の政治指導者に対するコントロールの確立。
ハンガリーがIMF/世銀に加盟する直前の1980年、1人当たり国民総生産は4,180ドル。だが開発融資は2,650ドル以下の国が対象だった為、1981年には2,100ドルに修正された。あらゆる嘘がまかり通る世界。
借り手国は表向きの目的に必要な額以上の融資を全て優遇金利で受ける。
政府保証の対外投資
1.社会民主主義者がアメリカ企業から商品やサービスを購入する資金を国際融資機関が提供する。誰もこの資金が返済されるとは期待していない。これは持てる者から持たざる者への富の再分配の手口。
2.アメリカ企業のビジネスは政府に保証されているので、銀行が必要なだけ貸してくれる。
3.社会民主主義者がアメリカ企業との契約の債務を履行できなくなれば、連邦政府が損失をカバーし、銀行融資を返済してくれる。
以上により、社会民主主義者は商品を手に入れ、企業は利益を上げ、銀行は無から金利を得、納税者が全て払う。
IMFは40年にわたって何千億ドルもつぎ込んできたが、低開発国は助かっていない。つまり、彼らの目的は別にある。
マネーが市中に増えたからと言って資本は増えないし、生産性が上がるわけでも経済成長が可能になるわけでもない。自由市場は、政治家やマネー技術者が邪魔をしなければ、人々の行動の根底にある要素によって自動的にコントロールされ、常に安定した価格構造を維持する。
連邦準備法が成立した1913年のアメリカ人一年あたりの平均賃金は633ドル。金換算で30.6オンス。1990年の平均賃金は20,468ドルだが、金換算だと52.9オンス。年1%弱の成長率に過ぎない。購買力は、テクノロジーの漸進的な改善のおかげで少しづつ着実に上昇したというのが真実。
人為的なマネーストック拡大の歴史は、政府への不満の高まりと無法状態の蔓延、地下経済の広がりの歴史でもある。
イングランド銀行創立時の計画
1.政府は金融のサイエンティストに銀行創立の許可を与える。
2.この銀行には英国で紙幣として流通する銀行券発行の独占的権利が与えられる。
3.この銀行は一部のみが、金・銀貨で裏付けられるマネーを無から創出する。
4.金融のサイエンティストは政府に必要なだけ融資を行う。
5.政府の融資のために創出されたマネーは、主として政府の借用証書を裏付けとする。
6.このマネーは無から創出されるのでゼロコストだが、政府はこれに対して88%の金利を支払う。
7.政府の借用証書は、民間業者に貸し出される追加資金の支払準備金とみなされる。この民間への融資も利子を取る。従い、金融のサイエンティストは同じ無を元に二重に金利を徴収する。
政府に保護される銀行カルテルだけは、自由市場の働きから隔離されて好きに振る舞う事ができる。
全世界のドルは全てそれを創出した銀行に日々金利を稼がせ続けている。
全ての金利は人間の労働で支払われる。
人々の労働を足し合わせたものは全部、不換紙幣を創出している人々の懐に入る。これが社会の大多数が金融貴族という支配階級の為に年季奉公の召使いとして働く現代の奴隷制。
マンドレークメカニズム
政府の債務→証券資産→FRSが振り出す小切手→政府の預金→政府が振り出す小切手→商業銀行の預金→銀行の準備資産→余剰準備→銀行貸し出し→小銀行の新たな預金→銀行の不換紙幣=政府債務の10倍→隠れた税=国家債務の10倍→好景気・バブル崩壊・不況。
インフレはもっとも不公平な税金
FRSは、政治家が税を直接徴収する面倒なしに財政資金を自由に手にでき、銀行カルテルは永続的な儲けの源泉を手にいれる為のシステム。
連邦政府が本来必要ないのに課税している理由は、市民がこのカラクリに気付くからと、ソーシャルプランを描くエリートが中産階級に戦争を仕掛ける武器とする為。
税の目的は、物価上昇を抑える事と、富の再分配。自由市場を抑制し、プランナーが社会を統制する事にある。
現代のマネーは金融界と政界の魔術師がつくりあげた壮大な幻想。不換紙幣を採用した国家は全てその為に経済破綻している。
戦争による利益
17世紀までは、金融業者は自分たちが蓄えた資産を高利で貸していたので、彼らが戦費を賄うリスクを取っていた。彼らは金利よりも、鉱山の採掘権や商品の販売、輸入の独占権等、巨大な利益を生み出す特権を確保する事を目的としていた。
ロスチャイルドフォーミュラ
1.戦争は全ての政府にとっての究極の試金石。戦争という挑戦を上手くクリアすればその政府は生き残る。失敗すれば滅びる。他のことは全て付け足し。法律の尊厳、市民の繁栄、健全財政などは、政府のサバイバルという第一目標の為に簡単に犠牲にされる。
2.従って、政府が借金し、債務を重ねるように仕向けるには戦争に巻き込むか、戦争の脅威を感じさせる事。脅威が大きければ大きいほど戦争が破壊的であればあるほど必要な借金も多額になる。
3.ある国を戦争に巻き込むか、戦争の脅威を感じさせるには、相当な軍事力をもった敵が必要。敵がいても軍事力��欠けていればマネーを提供して戦争マシンを構築する事。敵がいなければ敵対的な体制に資金を提供して敵を「作り出す」事。
4.最大の障害は、借金で戦費を調達する事を拒否する政府。そんな政府は滅多にないが、もし現れたら内部対立を煽り、反乱や革命を促して、我々の意志に素直に従う政権と取り替える事。この場合、国家首脳の暗殺は重要な切り札。
5.どの国も敵対相手を圧倒する軍事力をもってはならない。そんな事になれば和平が成立して債務が減少する。この力の拮抗を維持するには紛争の当事者双方に資金を提供する必要がある。片方が我々に敵対するから倒さなければならぬのでない限り、どちらにも決定的な勝利や敗北をさせてはならない。我々は常に平和を訴えるべきだが、暗黙の目標は戦争の継続である。
アンドリュージャクソン大統領の中央銀行に対する警告
ほとんど祖国に縛られる事のない銀行は自由と独立を脅かす。平時には選挙の公正さを損ない、戦時には祖国の独立を危うくする原因となる。その銀行が我が国の通貨を支配し、公共のマネーを受け取り、多数の市民を手中に握るなら、敵国の海軍力や陸軍力よりもさらに恐ろしく危険な存在である。
ジャクソンの3つの主眼点
1.当該銀行に政府が支援する独占権を与える事に伴う不公正
2.銀行そのものが違憲である事
3.外国投資家が大きな支配権を持つ中央銀行が存在することが国にとって危険である事
「民間による金融支配の世界システムを創出し、これによって各国の政治システムと世界経済全体の支配を可能にする事。このシステムは頻繁に私的会合を行って秘密合意を形成し、協調行動をとる世界の中央銀行によって封建的に支配する。」Tragedy & Hope:A History of the World in Our Time-Carrol Quigley
1917年、実はロシアは二回革命が起きている。レーニンとトロツキーがロシアに送られたのは、反ユダヤ主義のツァーリを転覆させる為ではなく、一回目の真の市民革命を成功させたアレクサンドルケレンスキーによる社会主義者の暫定政府を転覆させる為。
現在、南極を除けば全世界で毎日25-40の武力紛争が起こっている。第二次世界大戦後、150を超える武力紛争が発生し、死者は2,000万人を超えてなお増加している。これもグローバルな不換紙幣創出のおかげ。不換紙幣さえなければ戦争は起こっていなかったかもしれない。
アメリカはロシアに何十億ドルも与え、その金でロシアはミサイルを作り、中国に売る。中国もアメリカから450億ドルの援助を受け、ミサイルをイランに売る。イランは中国から購入したロシア製のミサイルで中東を脅す。アメリカは中東に多くの軍隊とドルを送る。
米国独立前の1751年、それまで不換紙幣の乱発によりアメリカ植民地社会が大混乱をきたした際、英国議会が不換紙幣の発行を強制停止させた。すると、「マネーが不十分になる」という不換紙幣提唱者が予想もしなかった事が起こった。物価の調整が急速に進み、商業は堅固な基盤を取り戻したのである。しかし、その後戦争の誘発により、再び不換紙幣が発行され、経済は再び燦々たる状態になった。
合衆国銀行の創立も、財務的にも政治的にもロスチャイルドが支配した。当銀行の株式の三分の一は彼らが保有していた。
中央銀行のインサイダーであれば、競争相手よりずっと早く重要な金融関連データや決定を知る事ができる。この特権から上がる収益は、マンドレークメカニズムから上がる収益に勝るとも劣らない。
アメリカ独立戦争中、グリーンバック(紙幣)の購買力は65%低下した。マネーストックは138%増加した。物価は2倍以上になったが、賃金は50%も上がらなかった。つまり、アメリカ人は政府と銀行に、この期間に貯めていた金の半分以上を差し出した。
リンカーンの奴隷解放宣言は、一般の歴史書が語るように人道的な理由で出されたのではなく、戦争への支持を喚起する為。彼の目的はあくまで連邦の統一であった。
リンカーン暗殺は、スタントン国防長官を中心とする勢力が積極的に証拠を隠蔽し、捜査を終了させた。
英国中銀総裁のモンタギューノーマンとNY連銀総裁のベンジャミンストロングは、両国の金融力を使って世界の主要国全てに英国に有利な人工的レートの金本位制を押し付け、政治的コントロールからまったく自由な中央銀行を使って通貨を操作し、国際金融上の問題は全て各国政府の介入なしに中銀同士の合意で片付けようと決意した。
一国から別の国へマネーを輸血する方法
1.対外援助というあからさまなプレゼント
2.軍事的には本来不要な海外軍事基地
3.市場金利操作
4.返済を一切期待しない政府への融資
1913年ウィリアムジェニングスブライアン民主党議員の法案
1.連邦準備券は財務省が発行し、政府が保証する通貨である事。
2.理事会は上院の承認を経て大統領が任命すべき事。
第一次世界大戦のコストの70%は税ではなく、FRSがインフレで賄った。
NY銀行が地銀への仕掛けた経済戦争
1.農民に低金利で貸し込んで借金漬けにする。
2.不況を作り出して借金の返済ができなくなるまで所得を下げる。
3.貸し込んだ地銀は大量の不良債権と赤字担保を抱え込み、大銀行に一掃される。
中央銀行はマネーストックをいじる権限を与えられている限り、需要と供給の自然の法則を出し抜こうとする。その意図がいかに高度でも純粋でも、この手の行動は自然の法則を乱す。無数の人々の集団的な決断と相互作用よりも、専門家の方が賢明に立ち回れると考えるのは専門家側の自己中心的な愚かさの極み。FRSは経済を撹乱する。
マネーストックを支配する権限が与えられれば、その権限は隣人の富を収奪する為に利用される。
政府債務の金利は政府ではなく、国民が税とインフレを通じて負担している。
アメリカ人の平均世帯が生活水準を維持できているのは家族がより長時間働くようになったから。また、多くの世帯で稼ぎ手が1人から2人になった。
65歳過ぎても働き続ける人の割合は増加し、個人破産は1960年代の3倍。アメリカ人の90%は65歳で破産している。
1996年アイアンマウンテン報告-ハドソン研究所
指導者に敬意を払わなくなった国民は危険。どんな政府も敵や武力紛争なしに長期間生き延びることはできない。戦争は社会安定の為の不可欠の条件。
グローバルな敵を探すにあたり、それが本物である必要はない。大衆��本物と信じ込ませることができれば、真実より真実らしさの方が重要。環境保護はその大きなツール。
平和への到来への最善の準備は何かと問われたら、私たちはまず、何を戦争の代わりにするのか?その代替制度が社会の生存と安定という目的にかなう事に合理的な疑いを超えて確信がもてない限り、責任を持って戦争システムを消えさせるわけにはいかない。今の時点では平和が望ましいかどうか疑問である。
適切な戦争の代替物の条件
1.経済的浪費であること
2.大規模な信憑性ある脅威を意味すること
3.政府による強制労役に論理的な口実を提供すること
1904年普通教育評議会の年次報告
監視のもとで生産的労働をするだけの能力はあるが、権威を疑ったり置かれた階級から脱出しようと思うほどの能力はない市民を作り上げること。真の教育はエリートの息子や娘だけが受けられる。残りについては生活を楽しむ以外にはこれといった欲求を持たない技能労働者に育てる方がいい。我々が取り組む任務は、人々を私たちがみつけた場所で、それぞれの家庭で、商店で、農場であるがままに完璧に理想な暮らしを営むように訓練する事。
階層社会は、貧困と無知の上にのみ可能。
戦争の目的は領土征服や領土防衛ではなく、社会の構造を無傷で維持する事。
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中央銀行ギルドの解説。プライベートな資本が通貨発行権によって政府・国民を支配する術が説明されてます。いわゆる陰謀論。
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Zephyr Kawasaki
この本超おすすめです→ http://amzn.to/uuvGyU 目からウロコが100枚ぐらい落ちました。オリンパスだか大王製紙だかの問題が子供のいたずらに見える。