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この「潮騒」と「金閣寺」が三島由紀夫を読むきっかけになりました。非常に素直で、平凡で、卑しさのないエロスを感じる恋愛小説。三島由紀夫の魅力的な文章がわかりやすく読める一冊です。
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こんなにも純な恋愛小説は、いまとなってはもはや新鮮ですらあるかもしれない。
「三島由紀夫にしては珍しい小説だ」と解説では書かれていたが、だとしたら俺は初めての三島でかなりイレギュラーなものを読んでしまったということか(^^;
何にせよ、素晴らしい一作。
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歌島を舞台とした、新治と初江の恋物語。言葉使いや漢字が難しいとこもありとっつき難いかとも思われたが、読み始めるとすんなりと読め、また現代とは全く違う時代背景に新鮮さを覚える。どうやら、三島文学の中では特異な作品らしい。
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ちょっと昔の作品に触れてみようと思って、三島由紀夫をまとめ買いした大学学部時代。
1ページ目にわが故郷名がでてきたことで、親近感を持って読んだ。けど内容は・・・。
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三島由紀夫の聡明で、奥深い文章に
魅せられてしまいました。
美しいです。素晴らしいです。
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純な恋愛を書いてます。三島とは思えないピュア感が全体に流れています。爽やかな恋愛なのに色気を感じるのは流石三島、なのでしょうか…。
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三島を読むとき、此れは最初に読まない方が良いと思います(あくまで私意見)三島にしては純過ぎて物足りない…。
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前半部を読んだ限りにおいては三島作品としては異色であると感じたが、読み進めるにしたがってそれは間違いであるとわかり、最後の一文がそれを証明した。しかしその一文は自分にとっては爽快だった。
学研の『現代日本文学アルバム・三島由紀夫』を参照しながら本書を読んでいたら、巻末の解説に同書が取り上げられていて驚いた。
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これぞ文学。と思いました。
この美しい描写を文化として残していくのは現代人の使命(言い過ぎ!?)だとおもいます。
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人間の皮肉さや暗い部分を深く抉るような作品を書く三島由紀夫。彼の作品の中では、異端の作品では無いだろうか。浮世から離れた孤島の青年のストイックなまでの純情さや、ゆったりとした時間の流れや自然が、懐古的な情念を起こさせてくれる。技巧に走ったり、社会の目を気にする恋愛ばかりしている大人に、読んで欲しい。
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昔、山口百恵主演の映画を見たことがある。
炎を真ん中にして、裸で向き合う男女。
「あたしが好きなら、その炎をとびこえてきて!」的なシーンが超印象に残っている。
原作は三島由紀夫だったのか!
三島らしからぬ、「わかりやすい」恋愛小説。
健康的な若者の肉体の感触と海の匂いが
この本を読むと伝わってきます。
とりあえず、青春。
出会った瞬間落ちるような、恋がしたいー。
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「その火を飛び越して来い。その火を飛び越してきたら」文明から孤絶した小島での純愛を描くが、最後の1文は…。思考・想像を罪とする青年が眩しく哀しい。作者自身は1970年に割腹自殺。
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高校の時、夢中になった本の一つ。
文章がとても美しい。
そして青春ものです。高校生だったからこそ夢中になったと思います。
あまりにも夢中になってて、家庭科の授業の時に堂々と机の上に出して読んでました。先生の静止も何のその、勿論無視して潮騒の世界にのめり込んでました・・・。
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初読時に二人と同年代だった頃よりよほど染み入った再読時の印象。初江さんが近来あまりない型のヒロインです。役者だと思いつかない。つーかみんないい人。正統派なハッピーエンド。
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禁色とか仮面の告白のイメージは強烈だったので、三島さんこういう健康的なラブストーリーも書くんだ・・・と意外でした(汗)