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紙の本
これを読む限りでは最新作はもっとすごい映画になるのではなかったのかと思わせられます
2006/03/15 22:12
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
たけちゃんの自叙伝シリーズも5冊目になりました。この5冊目は、「演技」「音楽」「余暇」「読書」「職人」「旅」「世代」「現在と未来」がテーマのインタビューが収められています。ちょうど映画『座頭市』を取り終えた後から、映画『血と骨』出演を経て、映画『TAKESHI’S』の片鱗が見えてくるかなあという頃のものです。自叙伝と名付けられているものの、インタビューを受けている時々のテーマや活動に沿った話なので、過去や現在を行きつ戻りつする感じがします。
『血と骨』を通じて演技の幅が広がったことと、職人であった父親についてはからずも語ってしまっているところ、自らを団塊の世代と認識しつつも団塊となりきれないことを吐露しているところなど、テレビからでは知ることのできない北野武の姿を知ることができます。
そして、それまで死の匂いを漂わせていた北野映画に変化が来ると言うことを思わせながら最後のページを迎えるという、次を期待させる終わり方をします。ややニュアンスは違うのかもしれませんが、たけちゃんが歳を取ったなあと思わせられてしまいました。もちろん、いい意味でのことですし、歳を取ってこそ魅せてくれるものがあるのだろうと感じさせてくれる、そんな物言いで終わっています。
これを読んでいる限りでは、『TAKESHI’S』はもっとすごい映画になっていたハズなのに…、と思ってしまいます。それともこれを読んだ後で見ると、もっと新しい発見があるのかなあ。
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