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黒猫のゾルバの元に原油にまみれたカモメが落ちてきた。
カモメは最後の力を振り絞って卵を産むとゾルバに託した。
ゾルバに3つの誓いを立てさせて、、、
見え見えの感動ストーリー。
絵本だと思えば面白い。
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ゾルバは黒いオス猫。カモメから三つの約束を願われ、託された卵。友情と愛情と成長の物語。
さらっと読めて心温まるお話です。でも人間としては反省させられるものも。
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最高です 娘にプレゼントしたい。黒猫ゾルバ 大佐 博士
なんかガンバ猫編を感じる。
そしてやさしい そして知恵がある。 超お勧めです。ケンガー遺した3つの約束を聞くゾルバ かっこえー
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瀕死のカモメからこれから産み落とす卵を託された猫ゾルバと彼の仲間たちの、カモメの雛が旅立つまでの奮闘を書いた童話。テーマとしては、自分とは違う者を受け入れ尊び愛することについて、でしょうか。他にも、寓話なので色々とメッセージが散りばめられています。ストーリーはシンプルで、短時間で読み終わると思います。人によっては物足りないと思う要因になるかもしれませんが、登場するキャラクターのほとんどが善意で行動するので(例外もいますが)、読了後にほのぼのとした幸福感を与えてくれます。
猫たちのそれぞれのキャラクターが魅力的です。
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自分と同じいきものなど どこにもいない。
好きな食べ物、休日の過ごしかた・・・みんなちがう。
外見、主義、価値観。
文化、言葉、宗教。
みんなちがう。
ちがうものどうし
同じ地球上に生きる「一個体」として、異なる別の種の「個体」とどのようにしたら心を通わせてゆけるのか。
誇り高く、男前で賢い猫、ゾルバがそのヒントを教えてくれる。
我がもの顔で地球を闊歩する「人間」という一族
この一族は海を汚し、海鳥を油まみれにする生き物。
かたや、「ゾルバ」は海鳥を助け、卵を守り、ヒナを育てて飛ぶことまで教えてしまう生き物。
おいしそうな卵を食べてしまうことだってできたのに。
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海外の本も読まなきゃ、と思って買ってみたんだけど、
海外の本って、いいたいことに対して直接的すぎる気がするんです。
悪いことじゃないんだけど、
言わないで想像させて、って思ってしまうのは、
私が日本人故なんだろうな。
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猫とカモメという違う動物を主人公にして、人種、宗教、政治、主義、主張などが違うのが当然とする人間に、友情と愛情と成長の物語をみせてくれます。 気軽に読めて心温まるお話です。
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http://plaza.rakuten.co.jp/luke7/diary/201001300000/
LUKEの日記 2010/01/30
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ファンタジーでありながら、身勝手な人間への痛烈なメッセージも込められた1冊。
例えば哀れなカモメ、ケンガーは人間が海に捨てた原油のため瀕死の状態におちいる。
しかし、この本には身勝手な人間だけでなく、素敵な人間も登場します。その中の1人が吟遊詩人(?)
詩人というのは実にいろいろな言葉を操り、そしてそれらの言葉を受け入れる広い心を持っている。
美しい調べも心狭い詩人が読めば狭くるしい物語にしかならないけど、心広く柔軟に唄えば、どんな単純な言葉でも美しく輝いてくるようではないですか!
一番感動する場面は『幸運』という意味で付けられた名前のカモメ、フォルトゥナータが意地悪チンパージに「猫がお前を育てるのは太らせて食べるためだ」、と言われれ、落ち込んでいた時、ゾルバがフォルトゥナータに語る言葉。
ゾルバはフォルトゥナータの涙をそっとなめて、つぶやくのです。お前がカモメだからこそ、愛おしいのだと。
そして違うもの同士でも愛し合うことができるんだというメッセージ。
猫好きだけでなく、全ての人にこの素敵なメッセージを受けとめてほしいと思いました。
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河野万里子さんの訳本にはまって続けて読んでいます。これは5冊目です。この本も期待を裏切らない素晴らしい本でした。
どこが素晴らしいのかというと、まず、
①訳者である河野さんが原作の持っている世界を心でわかっていること、
②それを
『・・・とても美しい言葉で、聞いているとうれしくなってきたり、悲しくなってきたりした。そうして、いつまでも聞いていたいと思うほど、心地よくて、わくわく・・・(本書p.144)』
させる表現で紡いでいくこと、
なにしろ、日本語がなめらかで美しいのです。
もちろん、訳者はあくまでも訳者であり、作者の描く物語そのものがつまらなかったら、人を感動させる本にはなりません。
この物語の柱は『かもめに飛ぶことを教えること』ですが、その先生となる飛べない猫が『飛べるようになるために必要だと考えること』、これが素晴らしく、そのひとつひとつに心をうたれます。
筆者は南米のチリ生まれ、投獄された経験を持ち、世界各国を転々とした・・・とあります。その経験の豊かさがその哲学に奥深さと、暖かさを与えているのかもしれない、と想像します。
筆者の物語と、それを読み取り、美しい日本語に置き換える訳者の心と高い能力が生みだす素敵な世界。出会えてよかった。読んでよかったです。
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猫がカモメのヒナを育てることになるいきさつのなんて優しいことか。
ユーモラスな港の生き物たちに囲まれながら、カモメを育てながら、猫たちが知っていくもの、猫に育てられたからこそ、カモメの子が得るものがだんだんと見えてきます。
ぜひ、最後のシーンの美しさをじっくりと味わってください。
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[ 内容 ]
銀色のつばさのカモメ、ケンガーは、ハンブルクのとあるバルコニーに墜落する。
そこには一匹の黒い猫がいた。
名前はゾルバ。
瀕死のカメモは、これから産み落とす卵をこの猫に託すことになる。
が、その前に三つの厳粛な誓いをゾルバに立てさせるのだった。
[ 目次 ]
[ POP ]
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☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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中学の校長先生が進めてくれた本。内容は小学生でも楽しめるかんじ。
「空を飛ぶことかできるものは、そうありたいと強く願い、努力し続けるものだ」っていう黒猫の名言。大好きな言葉!
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「飛ぶことができるのは、心の底からそうしたいと願った者が、全力で挑戦したときだけだ」の一言に尽きる。
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10月の11冊目。今年の183冊目。
いやーこれは将来子どもに読ませたい本今のところナンバーワンですね。感動しました。しかし、唯一違和感を覚えたのはアパルトマンという言葉。訳者がフランス語から訳したのだから仕方のないことかもしれないが、その言葉は日本語としてどうなのか?と、思いました。短いのでぜひ読んでほしい1冊だと思います。