サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

螺旋宮 みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー4件

みんなの評価2.7

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本

なんていうか、B級にもならないのかな、って。文章は並なんでしょうが、こう、盛り上がるものがないっていうか、これで終わりかよ、って。そういえば前読んだ本も・・・

2006/04/14 21:13

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

安東の作品は、第1回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞した2000年の『鬼子母神』以来、読んできませんでした。正直、児童虐待や家庭内暴力を扱った小説って言うのは、どれも後味が悪いんですね。生きる希望、なんていうのは少しも湧いてこないし、優しくしなきゃ、って思うより、こういう人たちとはお付き合いしたくないな、っていうのが精々のところなわけです。
今回、この本を手にしたのは、そろそろあの世界から脱出したのかな、っていう希望を込めた確認の意味があるんですね。で、読んだ印象を書けば、ま、こんなところかな、です。積極的に次も読みたい、とは思いませんし、といって全然だめじゃん、っていう気にもなりません。そこそこ、です。
まず、タイトルを見れば、現代人であればだれもが遺伝子、DNAを思いますよね。実際には「螺旋」ていう言葉にはもっと沢山の選択肢があるんですが。で、それを決定付けてしまうのがカバー装画、っていうか写真で、これを見てしまえば、「このお話って完全に遺伝子ものじゃん」ってなります。そのストレートな装幀は鈴木正道。
目次を書いておけば、第一章 黄金幹、第二章 帰還、第三章 SIDS、第四章 誕生、第五章 山中の谷、第六章 陽光。「問題小説」に2003年6月から2005年6月にわたって掲載されたものに加筆訂正をしたものだそうです。この内容で二年もかけるか、とは思いますね、正直・・・。
始まりは平成10年12月24日です。主人公はAV専門の量販店に勤め、将来は音響技師として独立を目指している高代和彦です。妻の年恵は趣味で始めた飽食デザイナーとしてそこそこの収入を得て、彫金教室の講師も務めています。ただし二人には子どもがありません。意図して、ではなくて、子どもが欲しくて欲しくて仕方がない、でも授からない、そういう設定です。
ところがです、高代夫妻がなんとか子宝を授かろうと様々な不妊治療をして、それが物語の核になっているにもかかわらず、二人が結婚して何年たつか、とか奥さんの年齢はいくうかっていうことの記述がない、ウッソ〜!でも本当なんです。だから、その切実さが読者に伝わらなくなります。
じつはこの年齢問題、登場人物すべてにいえて、それはそれなりに凄いことだとは思うんですが、要するに作者の不親切なんだろうな、と思います。で、これも不思議なんですが、その二人がマンション購入に走っちゃう。おいおい、子どもが欲しいんじゃなかったのかよ、なんて思いますね。
無論、このマンションに入る、しかも通常なら5000万はするという物件を、1/3という破格の値段で手にすることが出来る、だからというのは理解できないではないんですが、やっぱり唐突です。ま、格安物件入居の条件というのが、マンションにある深い地下室で、最初の一月を過ごすということで、これが子どもの件に繋がっては行くんですが、そこが冒頭でグチャグチャしています。
その地下で生活する、っていうことが、昔、鉱物は生き物と考えられていた、彼らは生きるために地中に根をはっている、その鉱物が金であるなら、その幹は黄金幹であるとなって、それが第一章のタイトルに繋がっていくんですが、どうもね前後関係が違うんじゃないか、って思います。
ま、読みどおりの展開をするので、あとは読んで貰うしかないんですが、いま、こうして思い返してみても、「ナンダカナア・・・」って以外に言いようがないっていうか、お後がよろしいようで・・・

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2006/10/15 20:22

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/12/29 14:30

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/01/10 23:05

投稿元:ブクログ

レビューを見る

4 件中 1 件~ 4 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。