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海賊ジョリーの冒険 1 死霊の売人 みんなのレビュー
- カイ・マイヤー (著), 遠山 明子 (訳), 佐竹 美保 (画)
- 税込価格:1,870円(17pt)
- 出版社:あすなろ書房
- 発行年月:2005.12
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紙の本
「続きを読みたい!」と思わせる、魅力的な海賊冒険ファンタジー。
2006/04/09 16:55
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うっちー - この投稿者のレビュー一覧を見る
いきなり海賊の海戦から始まるこの物語。しかも、互いの船からいきかう砲弾の中を主人公の少女ジョリーが駆けている(!)のだ。そう、ジョリーは、水の上を歩くことができる能力を持っている…。
物語の舞台は、18世紀初頭のカリブ海。スペイン、フランス、イギリスと、実在の国、地域の名前が出て、実際の当時の状況も背景にしているので、物語にすっと入り込むことができる。ところが、そこは、さすがカイ・マイヤー、一筋縄ではいかない。
海賊に育てられたジョリーは、水の上を歩くことができるし、彼女が行き着くことになる島の農園では、死霊が働き手となっているし、その死霊の売り手である「死霊の売人」は、敵か味方か、謎を秘めているし、で、どうなるのかと、ぐいぐいと話に引き付けられ、ワクワクしながら、読み進むはめになった。
海賊稼業が好きなジョリーは、罠にはまった育て親のバノンと仲間を探そうとするが、死霊の売人によって、この世にやってくる大きな災厄のことを知らされ、それを逃れるために力を貸すことを求められることになる。そして、同じ力を持つ少年バノンたちと船出するのだが…というこの物語、裏表紙だって、イヌの顔を持った男なんだから、「不思議」がいっぱいなのである。
しかし、次々出てくる「不思議」が、違和感なく溶け込み、魅力となっているのは、道具立てに説得力があり、人物描写がしっかりしているからだろう。ジョリーをめぐる二人の少年の恋のさやあてもニヤリとさせるし、「男一人ならどうにでもなるわ。修道女を向こうにまわすよりかんたんよ」なんてことをしれっと言う海賊の王の娘ソールダッドの含蓄のあるせりふの数々もおもしろい。
けれども、この物語で一番いいのは、一生懸命考えて動いているジョリーの生き方だろう。今までのカイ・マイヤーの作品の中では一番いい。もっとも、まだ、3部作の第1部なので、結論を下すには早すぎるが。その意味でも続きが待ち遠しい作品である。
紙の本
海洋冒険ファンタジー
2007/06/27 20:32
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者は、有名なドイツの児童向けファンタジー作家だそうで、
私、全く知りませんでした。
私、冒険小説が好きで、海洋冒険小説ってその保守本流みたいな
分野なのです。
で、海賊物が、読みたいなぁと思い、読んでみました。
主人公の女の子、ジョリーは、ミズスマシという種族の生き残りで
なんと水の上をすいすい歩けます。
海賊の仲間だったのですが、船が沈められ小さな島へ漂着、
そこで、魔法を使える少年ムンクと知り合います。
なんとムンクもミズスマシの生き残りだったのです。
そこで、出会った死霊の売人という謎の人物。
と、こんな感じです。
海賊物に、ファンタジックな要素を加味した感じで、
しかも、どんどん話が展開していくので、すらすら読めてしまいます。
ジョリーは、海賊に育てられたので、物凄く勝気で行動的、
ちょっと気おくれしがちなムンクをどんどん引っぱっていきます。
で、この後もう一人男の子だ出てきて、
なんと三角関係の雰囲気も、、どっちを選ぶんだ??ジョリー。
死霊の売人とともに、死霊も出てくるのですが、
これが、あんまり怖い感じでなくて、
船って、命令する人は、一人でも、
実際操船するには、多数の人手が、必要でしょ、それで
死霊がその多数の人手となって船を動かします。
大きな謎もいっぱい展開してiいるし本書終わりにドキドキの海戦もあるのですが
本書三部作の1巻目ということで、人物配置が一応出来たかなぁって、
ぐらいで、本書は、終わってしまいます。
これからですね、、、。
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