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うっかり目が逸れるほどクサい文章があったりして。つるっとね。具体的には「ブルゴーニュのシャブリ産ワインのまろやかさ…」です。うはーー……
無生物が生物になる過程があったそうな。ただし、徐々に焦れったいほど長い年月をかけて。その単位「何十億年」海の中ではなく、干潟(日中に熱く乾燥して、夜は冷たく湿る場所)で前生物と呼ぶような、透明な膜のある物質が水滴のように散らばる光景なんて…美しいけど気持ち悪い。まだ細胞にすらならない物質の集まりだけれど。
細胞はコピー回数があって過ぎれば劣化していき、個体は死ぬ。その個体の死こそ種として常に新しさを保つ為に必要な働きなのだという。
ある程度の時間で死ぬようにプログラムされて、種の鮮度を保てるものが有利に働き、(種として)結果生き残り、今に繋がるのかな。だとしたら、死プログラムが抜けることはないのか。
癌細胞は劣化コピーをしない細胞らしいけれど、この劣化しない細胞で個体が死ぬのだから、二段構えで死プログラムって徹底しているなと。
それにしても、こういった文章を読むと気分が高揚します。
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宇宙のうまれた訳、地球が、そして生命が、
人類がうまれてくるには、気の遠くなるような
歳月と、想像もつかない、不思議な、必然と偶然の積み重なりが
あってこそなんだなあ。
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図書館から借りました
学術書。科学読本。
人類の歴史を書いてある。
ビッグバン以前はどんなだっただろうから、宇宙の誕生、銀河の誕生、地球の誕生、そして生命の誕生。
大きな流れを時間とともに追う。
有機物の豊富な海で、化学反応し、原子結合し、ソレは小さな膜をもって内部でついに自己をコピーして増殖するための、「RNA」を作りだす。ついに命となり……。
壮大な流れでも、わかりやすく解説されてます。
どちらかというと、無限の宇宙がさらに膨張していっているが、無限が無限のままであるというのの説明が、無夜にはやっと腑に落ちました。あれで納得しないひともいるだろうけれど。
「水」の一滴が「凍って、小さくなっても」一滴分だし、「気体」になっても、「一滴分」であることはかわらんのですね。
無限が無限に拡散していっている、わけではなくて、いつか拡散は終わり、収縮するのかもしれないし。
いろいろ考えさせられましたね。
楽しかったです。
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言語や愛は乾燥気候から生まれたという仮説がおもしろかった。(古生物学者イヴ・コパンス)
技術による情報爆発とこれからの自然淘汰、技術との共生の話も良かった。
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宇宙、生命、人類の誕生についての物語。対話形式。
印象に残ったのは、いろいろあるけど、タマホコリカビとボルボックスについて。
理科の教科書に載っててテストのために名前も覚えたけど、警報ホルモンなんかの話は知らなかった。
こういう話をもっとしてくれたら、理科をもっと好きになれたかもしれないな〜なんて。