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タイトルにあるように「パリ」にまつわるアンソロジー。
林真理子氏は、林真理子氏的な恋愛もの。
椎名誠氏は、小説ではなく、エッセイ。
盛田隆二氏は、夫婦、家族の物語。
松本侑子氏は、ロマンティックな切ない恋の物語。
狗飼恭子氏は、東京を舞台にした男女の話。
唯川恵氏は、カップルの探り合いがスリリングなサスペンス。
パリを舞台にしたものは、上の4つ。
一番印象的だったのは、松本侑子氏の「夜ごとの美女」。
とてもロマンティックで、パリという街だからこそ成立した作品ではないだろうか。
椎名誠氏の「パリの裸の王様」も面白かった。
ラストの唯川恵氏の「婚前」は、スリリングで面白かったのだけれど、一番最後にもってきたのが果たして相応しかったのか。
そこの順番が違ったら、全体として違う印象になったように思う。
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表紙がかわいい。
6つの短編からなる本。それぞれがパリに関する物語だが、ほぼパリとは関係ないものもあった。
盛田隆二の「心はいつもそばにいる」と松本侑子の「夜ごとの美女」が面白かった。
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六人の作家による、パリにまつわる6つの短編集。
男女のお話が多いなか、椎名誠さんのエッセイが面白かった。
椎名さんの会社員時代の話が好きなので。
パリに行ってもシーナさんはシーナさんだった。