紙の本
異質な存在の重要性を痛感
2007/09/03 12:00
8人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KARASU - この投稿者のレビュー一覧を見る
組織の意思決定はどのようになされるべきなのか。企業経営者など組織のリーダーなら一度は読んでおきたい本だ。集団の中で、ともするといじめの対象となりがちな「天の邪鬼」の存在が、いかに大切なものかがわかる。異質なものを排除しがちな日本の国民性を思うとき、ふと負の歴史を思い起こしてしまうのである。訳もいい。
紙の本
ありえそう
2006/08/10 08:08
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マッツ - この投稿者のレビュー一覧を見る
例が日常的なので信じたくなる。
しかし群集心理という別の意思決定もあるので・・・
予測が商売になるというところアメリカらしいと思う。
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『100人が100メートルを走った平均記録を計算したとしよう。平均記録が、いちばん速い人の記録よりも速いことは絶対になくて、確実につまらない記録になるはずだ。だが、100人が質問に答えたり、問題を解決したりするときには、平均的な回答が一番頭がいい人の回答と同じくらい、あるいはそれ以上に優れていることが多い。』
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The Wisdom of Crowds=「集団の知恵」の原題のほうが内容を的確に表してますが、それだと売れないんでしょうね。多様性のある不特定多数ですね。そして個々はお互いに影響されないことが大事だと。
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多数決といった単純な仕組みが、実は一番効率的な正しい答えの見つけ方であるということが良く分かった。組織・チームは画一的な考え方のメンバーで構成すべきでないとの意見も頷ける。
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多様な人々がそれぞれ独自の考えを持ち寄って生み出した意見は、優秀な個人の意見よりも正しいことが多い。逆に、似たり寄ったりな人が集まった集団が下す判断は当てにならない。
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内容は、ある理想的な状況では集団が出す判断は正しい、ということでしょうか。みんなの意見が正しくなる条件と成功例・失敗例などを実社会での実例や実験をとりあげて解説しています。
問題は理想的な状況を作り出す風土が、通常の集団には無いことですね。この本に書いてあるようなことをみんなが理解していないと理想的な集団にはなれなそうです。
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訳の問題からか、難解な部分が多い。ポイントは、p87のこの部分。「いちばん望ましいのは個人が専門性を通してローカルな知識と私的情報を集約して集団全体に組み込めるようになっている状態だ。こういう状態をつくりだすために、市場であろうと、企業であろうと、諜報機関であろうと、あらゆる集団は二つの命題の間でバランスをとらなくてはならない。個人の知識をグローバルに、そして集合的に役立つ形で提供できるようにしながらも、その知識が確実に具体的でローカルであり続けるようにしなければならないのだ」
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「みんなの意見」は案外正しい
ジェームズ・スロウィッキー,小高 尚子
角川書店(2006-01-31)
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1対1ではほぼ勝つような天才でさえも1対集団の知恵比べだとほぼ負けるという本。web2.0での集合知を語る際に、よく引き合いに出される本なので買ってみた。ちょっと文体が冗長。前半だけでいいとおもうな。
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集団での意思決定の妥当性は結構あるんじゃないかという内容。んでも、集団には多様性・独立性・分散化が必要。少数のエリートに任せるものではないっていうのは、日本の官僚への依存による方針決定などへの危険性っていう感じに対応してるんじゃないかという気もする。
(T)
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【読む目的】
集団の知恵をビジネスに活かす方法を知りたい。
【読んだ感想】
『集団は賢明な判断を下す』ので『予測市場は将来の予測をする時に役立つ』とのことです。世の中の動き、市場の動きを見極めることが大切なんだと思います。
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非常におもしろい。
ある程度バイアスを排除した集合知は平均的な人よりも正しい選択をするというのが本書の趣旨ですが、そのことを実際に経験することが多々あるので、確かに案外正しいようです。
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潜水艦沈没した位置を探す話、スペースシャトル墜落原因の話などおもしろかった。少数の専門家より大勢の意見の方が正しいことがある内容は興味深い
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いわゆる集合知がどれだけ優れているか、集合知が専門家の意見よりも優れるためにはどのような条件が必要かを述べている。
でも、まだまだ嘘くさいよね。集合知がゴミかどうかって、まだまだ検証の余地があると思う。方法は難しいかもしれないが。