紙の本
2005年前後の巨人軍に対するノムさんの評価を知る本
2020/08/09 20:13
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投稿者:もちお - この投稿者のレビュー一覧を見る
ノムさんはあくまでも何かにコンプレックスを持っているスター選手であった。それはもちろん、1番の人気球団読売巨人軍であり、スーパースター長島である。その背景を頭に入れつつ、巨人軍をどう見ているかというと、打撃のチームであり、特にこの本が刊行された当時は感性のチームであると評価を下す。巨人の歴史を振り返る中で水原時代と川上時代の進取と革新性を正直に評価し、その後の純血主義とその象徴である長島時代以降を評価しないあたりがいかにもノムさん。また、当時のサイン盗む疑惑は明確に巨人は他チームのサインを盗んでいたと明言しているのもある種すごい。
紙の本
野村監督はかくれ巨人ファンだった?!
2006/04/08 19:41
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スポーツ遊楽創 - この投稿者のレビュー一覧を見る
野村克也著「巨人軍論」を読んだ。
野村監督のこれまでの私の印象は、あまりよくなかった。ボヤいてばっかりで、あれで選手はのびのびやれるんだろうかと思っていたからだ。
しかし、この本を読んで、ちょっと見直した。監督は、選手から好かれようとしてはいけない。しかし、信頼されなければならない。管理職として、これは自覚の高い言葉だと思った。あの独特のボヤキにも、選手を育てる深い意味があるんだということを初めて知った。
さて、アンチ巨人の野村監督が、どうして「巨人軍論」なんだろう?というのが本書を読むきっかけだった。実は、子どもの頃は巨人ファンだったらしい。でも、南海ホークスに入団してからきっぱりとやめたそうだ。
かつての強い巨人。そこから勝つためのノウハウをすべて学んだという。野村ID野球は、打倒巨人のためにあみ出されたのである。そして、巨大な敵に立ち向かうことに、やりがいとおもしろさを感じている。だから、簡単に破られてしまうような弱い巨人であってほしくないという相反する思いが、うーんわかるなぁと思った。
野村監督が言うように、人を育てる巨人軍にもどってくれれば、私も巨人ファンに返り咲きたい。
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選手、監督時代を通じて、常に巨人の対角に位置し、ライバル視してきた著者が綴る「巨人軍論」とはどんなものだろうか?興味抱き、読んでみました。
本書はスポーツ伝物ではありません。
巨人陥落の原因などを、技術論ではなく「組織・人間・伝統」で説かれており、企業経営者・リーダーに位置する人間にとって大変参考になると思う。
本書の指摘を再考し、行動してみれば、巨人も、そして我が社も、もっと強く・誇り高き集団になれるのに・・・
巨人ファンの私としては、少々自慢話が多く、鼻に付くものの、野球好きのビジネスマンを最後まで飽きさせない、ビジネス書としてオススメ!
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アンチなんでタイトルだけじゃ読まないんだけど、野村監督なんでなんとなく買ってみました。面白いよ☆買ったその日に読了しました。精神論的なトコロはあるけど、ノムさんに言われるとなんとなく説得力があるし、知将とか「ボヤキ」の人として冷たいイメージがある野村監督だけど、実は「情の人」だと言うことが判りました。技術論ではなく組織論とか人間論なんでビジネスマン向けの本かもしれませんがID野球誕生話や自身の監督論、弱小チーム再建論(?)なども随所に書かれているので、野球論としても充分楽しめます☆野村監督が今年、楽天でどんな采配をしようとしているか見えてくるような一冊でした。
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野村監督はほんとうに巨人ファン。
V9時代の巨人が新しいことを進んで取り入れたチームであることを始めて知った。
いろいろ考えさせられた。
野球好きなビジネスマン必読と書いてあったのが分かったような気がする。
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過去最強の布陣と言ってもいい、巨人のV9時代から組織や伝統を紐解いていこうというもの。まあ結局は終始監督の野球論が展開されていく。「理想はV9時代の巨人」と言うだけあってかなり川上監督に影響を受けている。才能や技術だけでなく人間性も育てなければならないと説く姿勢は、野球とは関係のない組織も同様である。
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野村監督のID野球というのがどのような過程から生まれたのかというのが良く分かりました。最近のぱっとしない巨人軍に対する提言もあり楽しめました。
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現、楽天監督である野村克也氏が巨人について書いた本です。ただ、巨人だけについて述べているわけではなく、他チームとの比較や、何故巨人が憧れの的であるのか、巨人だけなぜ伝統チームと呼ばれるのか等、巨人ファンとしてはとても興味をそそる読み物です。
野村さんと言えば、巨人嫌いというイメージですが、この本は著者の巨人嫌いという偏見をあまり感じさせず、V9時代の巨人はとてもよかったと、そして野村氏自身、川上監督の手法を今でも真似させてもらっているという意外な著者の一面も知ることができました。セクションごとに簡潔にまとめられているので、とてもよみやすかったのも評価点に追加させていただきました。
巨人ファンではなくても、野球に興味がある方には、面白く読んでいただけると思います。
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ノムさんと言えば、アンチ巨人というイメージだが、そういう偏見をあまり感じさせず、V9時代の巨人はとてもよかった、そしてノムさん自身、川上監督の手法を今でも真似ているなど意外な一面も知ることができる本。
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野球関係者の書いた本で
一番と言っていいほど中身の伴った本
やっぱりこの監督の頭ってすごくいいと
思わせてくれる一冊
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借り読み:2007/02 /未来創造力/感謝の心こそが、人間としての出発点。成長するうえで最も大切/成長=判断基準がレベルアップした/努力の方向性と方法論が才能をカバー。
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http://blog.livedoor.jp/hima_jin0112/archives/50639204.html
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野村監督が書いた巨人軍分析の本。
さすが実際にマスクをかぶった時代から、監督になってまでアンチ巨人をかかげるだけはある。
非常に論理的で筋が通っている。しかも、紙の上にさえ「ボヤキ」が垣間見れる(笑)
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野村監督が巨人軍論?
その取り合わせで思わず購入。
幼少期からファンであった「強かった巨人」というものの野村監督なりの要素を上げ、それを個人戦術や、チーム戦術、チーム論、果ては人間論にまで書き上げているもの。
結構、主観が強い文章。
きっと、野村監督は昔の強い巨人の真のファンであり、今の巨人の状態に落胆しているのでしょう。
最近読んでいた中田の本と繋がるのは、技術論とか戦術論を突き詰めて行くのはプロとして当たり前であり、選手としての差を生むのは人間性であるということ。
それはそうなんですが・・・それを言っちゃおしまいですよ(笑)
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巨人内部には関わった事のない野村監督が外部からの視点で語る巨人軍。V9時代の巨人の強さの秘密や組織・殿堂・人間について野村節を読むことができます。