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仏像 仏像鑑賞が10倍楽しくなる! みんなのレビュー
- 瓜生 中 (監修), PHP研究所 (編)
- 税込価格:1,320円(12pt)
- 出版社:PHP研究所
- 発行年月:2006.3
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紙の本
おっ、これは分かりやすい!
2006/03/25 21:37
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る
いままでに、『古都ほとけ出会い旅』や『仏像の見方』を買って読んだが、これは、それらより数段分かりやすい。何がいいかというと、イラストを多用したこととポイントを絞ったことだろう。
上記の2作とも主に写真を使って解説してあるのだが、写真は細部すべてを等価的に示すため、分かりやすいようで、かえってどこがポイントなのか見えにくい。この本では一般化されたイラストにポイントを書き込んだ形式のため、分かりやすい。
この本も「第1章 仏像の面白さを知るならこの10体」は、写真で解説をしている。この部分は分かりにくいし、他の書と違ってモノクロ写真のため魅力も薄い。他の書はカラーの美しい写真を多数掲載して、観光案内のごとくである。
「第3章 基本形を知るとがぜん面白くなる」と第5章以下がすばらしい。特徴を捉えやすいイラスト、適切な解説。解説は、情に走らず、瑣末的になり過ぎずでよい。できれば、旅行に携帯しやすい新書判の大きさだともっとよかった。(『仏像の見方』はそれを意図した大きさである。)
名品のカラー写真を使っての説明では、その仏像の持つ圧倒的な迫力が共通する特徴を見えなくしてしまう。名宝と呼ばれるような仏像は、「如来」や「菩薩」である以上に、平等院の仏さまであったり、広隆寺の仏さまに見えてしまうからだ。その点、この本は近くのお寺の仏様を知りたい時にも使いやすいのが魅力である。
「信仰された僧侶たち」は、あってもなくてもいいような部分であるが、息抜きに読むにはちょうどよい長さである。出かける際には、イラスト解説部分だけコピーして持って行くのがよい。
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