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みんなのレビュー4件

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紙の本

いつも絶賛だと飽きられるので、今回は★四つ。でも、今回も素敵な女性が二人登場します。ネルとトレイシー、どちらも強気な女性で、それがどのようなものかは読んでのお楽しみ

2006/06/17 23:43

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

イアン・ランキンのリーバス・シリーズにはいまのところ三つの版型があります。ゴールド・ダガーをとった『黒と青』が日本デビューとなったポケミス版、彼の知名度が高まり実力が揺ぎ無くなった新作『血に問えば』以降のハードカバー、そして未訳だった初期の『紐と十字架』などはミステリ文庫、ということになっています。ですから、文庫第2弾である今度のお話は、未訳だったシリーズ初期の二作目、ということになります。
で、文庫と新作のカバーイラストは茂本ヒデキチ、カバーデザインはハヤカワ・デザイン、翻訳は「運がついている」という微妙な表現のお好きな延原泰子で決まりのようです。ま、運がいいことにその奇妙な「運がついている」という訳文、今回の文庫にはありません。
さて、カバー後の内容紹介ですが
「隠れろ、隠れろ、隠れろ、隠れろ・・・・・・憑かれたようにその言葉を繰り返していた青年は、不法占拠された住宅で怪死した。現場に向かったリーバス警部は、状況の異様さに驚愕する。死体の側には二本の蝋燭が溶けかけ、室内の壁には五芒星が描かれていたのだ。カルト宗教がらみの犯罪に巻きこまれたのか?まもなく被害者がある写真に固執していた事実が明らかになるが・・・・・・町を侵食する濃く深い闇に、リーバスが闘いを挑む。」
となっています。
延原泰子の訳者あとがきの冒頭は
「エジンバラ市郊外にある低所得者用公営団地で、空き家に住みついていた若者が、麻薬注射の分量を誤って死亡した。それは社会の片隅で、人間のクズが一人消えたにすぎない。警察内の誰も関心を払わない事故死だったが、リーバス警部は、十字架にはりつけになったような姿勢で横たわる遺体を見て、何か気になるものを感じ、単独で捜査を開始した。」
ちなみに、このなかの「人間のクズが一人消えたにすぎない」は、文中にはもありません。延原の創作。それから若者の死因「麻薬注射の分量を誤って死亡した」も、間違ったのは射った注射の量であって、本文のとおり「麻薬の過剰摂取」のほうが正確です。「警察内の誰も関心を払わない事故死」というのも勇み足でしょう。リーバスに縄張りを荒らされると感じる警部がいるくらいです。
登場人物ですが、本の人物紹介を( )で補足しながら引用しておきましょう。
ジョン・リーバス グレイト・ロンドン・ロード署の警部(弟が麻薬売買の罪で服役中。麻薬撲滅運動のキャンペーンのリーダーに任命される。恋人だったジル・テンプラー警部と分かれたばかり)。トニー・マコル 同警部。ブライアン・ホームズ 同刑事。(麻薬撲滅運動に熱心なワトソン主任警視)。(ネル・スティプルトン、ホームズの恋人、身長177のエジンバラ大学の司書)。
トミー・マコル トニーの兄。(写真家志望の)ロニー 死亡した少年。トレイシー、チャーリー ロニーの知人など。
ここで再びハヤカワに文句です。死んでいた写真家志望のロニーですが、カバー折り返しの登場人物紹介では「死亡した少年」とあります。でも、冒頭に引用したカバー後の紹介では「その言葉を繰り返していた青年」であり、延原のあとがきでも「若者が(中略)死亡した」。さらに本文では「学校を出たとき、写真家志望だった」「社会保障手当からちびちびと貯めて」とあります。後半にロニーの弟が出てきますが、かれも若者であって少年ではありません。
たしかに、不思議なことに本文中にロニーの年齢が表現されることはないんです。これが原因ではあるんでしょうが、人物紹介は大切なものなので敢えて書いておきます(小言こうべえ)。
内容は十分でしょう、補足だけしておきます。季節は5月末、時代はどうも1989年のようです。リーバスは、ジル・テンプラーから数ヶ月前に別れを告げられ、またしても女性関係に失敗した状態にあります。

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2011/09/09 15:19

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2015/12/10 21:23

投稿元:ブクログ

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2016/11/10 15:59

投稿元:ブクログ

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