投稿元:
レビューを見る
垣根涼介はエンターテイメント。とっても面白い。ストーリー、恋愛、車うまく織り込んでるなーって思う。
ワイルドソウルは重いテーマを扱いながら、とても面白く読ませる。きっといっぱい取材したんだろうなって思う。
入門編は「君たちに明日はない」かもしれないけどね。
投稿元:
レビューを見る
ワイルド・ソウル 一気に読んだ作品。 終わり方に若干不満があるものの、冒険活劇風で読ませる作品だった。
(2007年9月)
投稿元:
レビューを見る
泥埃にまみれたバスは、平原の赤茶けた一本道をガタゴトと走っている。
WEBでレビューしました。
http://www.first-priority.yi.org/~siza/blog/2008/11/post_69.html
投稿元:
レビューを見る
今まで読んだ本の中でも、最高傑作の一つ。
今の政治に対しても不満がある人は多いと思うが、戦後の日本の政策にはこんなひどいことがあったのかと強い怒りを覚える。
その分主人公達に感情移入してしまい、重いテーマなのにとても読みやすいのだろうと思う。
投稿元:
レビューを見る
戦後のブラジル移民、口減らしの為の国の政策。
そんな事さえしらなかった私には、衝撃の話でした。
前半は、想像を絶するほど劣悪な環境に置かれた移民たちの暮らし。
そこから這い上がっていった日本人と、その中で生まれた2世たちが日本に復讐を企てる。
容量があるので特に前半はあまり進みませんが、徐々に面白くなってきて後半はあっという間でした。
2世たちの苦悩や、ブラジル人らしい陽気さも魅力です。
投稿元:
レビューを見る
図書館。
戦後の移民政策って実際こんなだったの!?と衝撃を受けてしまった。
この辺はノンフィクション読むのも良いかもーと思いました。
上巻だけでも分厚かったけど、読ませるお話でした。下巻もはやく読みたい。
投稿元:
レビューを見る
弓削智久さんが大プッシュしていたので、ずっと気になっていた。久しぶりに読み応えのある作品に出会えて大満足。こんなひどい政策が実際にあったなんて・・・。終盤の復讐劇は痛快だったし、ケイがかっこよかった。
投稿元:
レビューを見る
一気に読んだ。移民政策についての多少の知識はあったがここまでひどいとは。
知り合いに日系ブラジル人の三世がいる。人との出会いは「縁」だと思っているが、その人との出会いは「運」なのだろうなと思った。上下巻。
投稿元:
レビューを見る
結構★5つに近い、4つかな。
政府・外務省が過去に行ったブラジルなどの南米移住政策がいかにいい加減で、何万人という日本人に苦痛と苦難を与えたか、そしてその世代とその子供たちによる日本での復讐劇。過去の歴史に基づいたフィクション。
今ではとても考えられない政府の無責任さなどは、読んでいて本当に頭にくるし、想像もできない。でも、レベルや分野違っても、今も政府は似たり寄ったりのことをしているのではないかという疑いは拭えない気がする。
ストーリー的には、ものすごいドンデン返しやサプライズがあるわけではないが、次々に読みたくなるストーリー展開で、面白かった。
投稿元:
レビューを見る
なんとなく話しに聞いたことがある程度、だった、ブラジルへの移民の人たち。
この本の前半部分は、本当に悲しくて、壮絶で、泣けてきました。
きっと、大体は本当のことなんだな、と思って。
最後は、なんだか幸せな終わり方だったから後味は良かったです。
投稿元:
レビューを見る
一九六一年、衛藤一家は希望を胸にアマゾンへ渡った。しかし、彼らがその大地に降り立った時、夢にまで見た楽園はどこにもなかった。戦後最大級の愚政“棄民政策”。その四十数年後、三人の男が東京にいた。衛藤の息子ケイ、松尾、山本―彼らの周到な計画は、テレビ局記者の貴子をも巻き込み、歴史の闇に葬られた過去の扉をこじ開けようとする。
投稿元:
レビューを見る
この小説がきっかけで南米の移民問題に関心を持つようになりました。
最初の50ページぐらいがものすごく衝撃的。
何度も読んでしまうほど面白い小説です。
投稿元:
レビューを見る
石田衣良や真山仁のように、
取材に裏打ちされた小説って、
フィクションなのは分かっていても、
これは本当に起きた出来事なんじゃないかと
錯覚してしまうくらい、引き込まれますよね。
この本の作者の垣根涼介も
この作品を書くにあたって、
2ヶ月の南米取材と1年に及ぶ執筆期間をかけたそうです。
アマゾンの奥地から始まるこの物語は、
戦後に外務省が進めた南米移民政策によって、
国に騙された人々が辿った悲しい人生が綴られます。
整備された農地があると言われ、
連れて行かれたその場所は未開のジャングル。
いくら開墾しても
雨期に訪れる激しい濁流によって、
育った作物は全て流される。
赤痢などにかかっても、
医者はもちろん、薬もない。
開拓地から人々は
どんどん逃げ出していった。
一章を読むだけで、
相当衝撃を受けます。
そんな状況で奇跡的に生き延びた主人公たちが、
国に対する復讐を企てるのですが、
計画が相当に緻密です。
ミステリーでの完全犯罪は、
必ずどこかに落し穴があります。
しかし、計画の失敗は、
すなわち復讐の失敗です。
読み進めるうちに、
なんとか成功して欲しいと
読むほうにもチカラが入りました^^;
取材や資料に基づく詳細な描写。
張った伏線を全て回収していく
見事な構成力。
一度読んでおいて損はありません。
投稿元:
レビューを見る
ブラジルへの移民問題が発端で、国に復習を果たそうとするという話。
自身の勉強にもなるし、エンターテイメントとしても面白かった。
大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞を獲っただけの作品ではあると思う。
投稿元:
レビューを見る
フィクションではあるが、南米への移民が、戦後の外務省により打ち出された「棄民政策」という実話を元に描かれているため、非常にショッキングなストーリーだった。歯切れ良いテンポも読者を飽きさせない。