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紙の本
今、再び味わう「我らがバブルの日々」
2006/08/22 14:23
9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ツンテテテンテン、テテンコ、テンテン、ツンテテテンテン、テテンコ、テンテン、bk1で面白そうな本を買ってみたら〜、14年前に買った本と同じでした〜♪ チックッショーーーーー!!!!!!!!!!なーんて思うのは、私のようにバブルをあの当時から冷静な覚めた目で見つめ通し、あの狂乱のバブルの日々を無傷で切り抜けた人だけであって、大半の人には関係ない話かもしれな。本書は別冊宝島の中でも傑作中の傑作といわれる「我らがバブルの日々、別冊宝島147」「銀行のヒミツ、別冊宝島168」「不動産のウラ、別冊宝島177」の中でも傑作中の傑作の呼び声が高い「我らがバブルの日々」を改訂、改題したもの。違いは「F銀行バブル戦線異常あり」が削除されている一方、「2006年のミニバブル、株式投資編」「2006年のミニバブル、不動産編」「2006年バブル再燃!?」が追加されている。
日本は不動産がバブル化すれば、不動産を保有しないその他全部の人たちが大儲けできるようになっている一方、不動産が下がるとこれから不動産を取得しようという若者以外、その他全員が損を構図になっています。土地が上がれば国や地方自治体は税収があがります。中でも固定資産税は地方自治体の税収の柱ですから、地価が下がるなんて市町村にとってはトンでもないことなんです。地価が上がれば銀行は不良債権が消し飛ぶどころか大儲けできます。大企業も大儲けできます。誰も使わない運動場や保養所・ガラガラの社宅など、この15年間で大企業は相当数の不動産を処分し、それがタワーマンションなどに化けたわけですが、それでも大企業がまだまだ大地主であることにかわりありません。それに日本の金持ちの大半は金はもっていないけど土地は持っている土地持ちのヒャクショウです。ですからこいつらも土地が上がると大儲けできるんです。そしてこいつらヒャクショウが支えているのが政治家です。政治家は土地持ちの味方です。ですから農業ならぬ農民をサポートすべく大量の税金をノーミンにばら撒くのが仕事です。日本が膨大な農業予算をばら撒きつつ食料自給率が年々下がっているのには理由があるのです。政治家は農業には興味があるません。あるのは農民の票だけです。だから農業の生産には直接関係の無い農道、港湾、空港に莫大な予算が「農業予算」として投じられ消えていっているのです。日本経済新聞社も東洋経済もダイヤモンドもエコノミストも、基本的には皆、地主の味方です。だから人口減少社会では起きるはずの無い地価高騰があたかも昨今始まったような情報操作が繰り返されているのです。局部的な異常な地価高騰をあたかも社会現象のように報道するための便利な言葉、それが「地価の2極化」です。みなさんの周りでは今日も土地が値下がりしているのに、どうも東京の都心の一部では地価が値上がりしているらしい。この検証しようの無い報道に権威を与える言葉が「2極化」なんです。
しかし、人口減少社会で土地が値上がりするわけがないのです。総人口と総世帯数が減少に転じる社会では絶対的に土地と家は余るんです。マンションは売れ残るんです。皆さん、このことを胸に刻みましょう。くれぐれも不動産屋の口車にのらないこと。私の尊敬する故山本夏彦さんは「むかし、不動産屋のことを千三ツ屋と呼んで蔑んだ。千件扱って成約にいたるのが三つあればよい方だったからこう呼んだのだ。だから千三ツ屋は他の職業についている人とは明らかに違っていた。千件やって三つしか決まらないから目つきからして違っていたのだ」と喝破されました。昭和の初めの頃の話です。高度成長が終わり、狂乱の地価高騰が収束した昨今、日本の不動産市場はようやく正常化し、大正昭和の頃に回帰しつつあるのだと私は確信しております。皆さん、もう住宅ローンを組むのは止めにしませんか?
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