紙の本
原因と結果は、紆余曲折があっても、遠くから見ているとちゃんとまっすぐにつながっているってわかるんだ。
2009/03/29 21:48
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る
私がこの本を知ったのは、『世界バリアフリー絵本展』だった。
ベネズエラの出版社から出版されたスペイン語訳が
点字付きのさわる絵本として、紹介されていたからだ。
この日本語訳は、点字付きのさわる絵本ではないが、
絵本自体がとても魅力的なので紹介したいと思った。
ハンダのシリーズは、この「びっくりプレゼント」と
もうひとつ『ハンダのめんどりさがし』があるが、
どちらも色彩豊かなところが印象的だ。
はっきり、くっきりした色が、とてもなじんでいるのだ。
きっと実際の景色もこんな色なのだろうなと思う。
「びっくりプレゼント」は、果物や動物を、
「めんどりさがし」は動物と数を描いている幼児向けの絵本なのだが、
そこに普通のケニアのルド族の子どもの生活が
描かれていて、それが興味深いのである。
異文化の子どもでも、お友達を大切に思うような、
本質的なところは、日本の子どもと変わらない。
違うところと同じところを自然と学べるのではないかと思う。
細かい編みこみの頭にくっりきりた目と利発そうな顔。
ハンダは、ともだちのアケヨにあげるため、
7つのくだものをかごにのせる。
日本だったら、りんご、みかん、なし、ぶどう・・・となりそうだけど、
当然どれも南国のもの。
バナナ、グアバ、オレンジ、マンゴー、パイナップル、アボカド、
パッションフルーツ。
運ぶのも当然のように頭にのせていく。
アケヨは、どのくだものが、いちばんすきかな? と想像するハンダ。
「やわらかい、きいろい バナナかな?」
すると、サルが登場し・・・。
「それとも、いいにおいの グアバかな?」
すると、ダチョウがやってきて・・・・。
7つのくだものに対して、7種類の動物が登場。
そのどれもがケニアらしくてほほえましい。
途中何が起こっているか見えている読者はハラハラするけれど、
ハンダはまったく気づかない。
だけど、最後は温かい笑顔が待っているのだ。
主人公は何も知らないうちにハッピーエンドというのは、
途中の展開は違うけれど『どうぞのいす』に
ちょっと似てるかな。
原因と結果は、紆余曲折があっても、
遠くから見ているとちゃんとまっすぐにつながっているんだなと思う。
相手を思いやる気持ちは、途中いろいろあったって、
きっと通じるものなのだ。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
友達にくだものを、あげるためにお玉にたくさんのくだものを乗っけて行きますが途中で動物たちにとられてしまいます。どうなるのか
投稿元:
レビューを見る
ハラハラドキドキ。
そして最後に、びっくりプレゼント!
まさに、降ってきた奇跡…あぁ、よかった。
投稿元:
レビューを見る
ハンダは果物が7つ入ったかごを頭にのせて、友達のアケヨの村へと歩き出しました。
アケヨにあげるために…。
南国の果物と動物たちが次々に登場する、アフリカのケニアにあるルオ族の子どもたちをモデルにした絵本。
鮮やかな絵が美しく、果物や動物たちもていねいに描かれ、結末が気になる楽しい物語です。
投稿元:
レビューを見る
アフリカはケニアの子どもたちをモデルにしてるお話。
ハンダは美味しそうな果物を7つ、頭の籠に乗せて、友達のアケヨの所に行きます。友達と一緒に食べるつもりの果物。でも途中で、いろんな動物たちが頭の上の籠から、こっそり果物を取ってしまいます。アケヨの所に着いた時には・・・ヤギのおかげで、素敵なことに。
アフリカの子どもたちの、ほのぼのした毎日を想像できます。
それにしても、
頭の上・・・なのに、重さが違うの気がつかないなんて!?と、子どもからも突っ込みがきそうな。
投稿元:
レビューを見る
ハンダは、友達のアケヨにあげるため、7つのくだものをかごに入れ、頭にのせて運んでいました。
バナナ、アボカド、パッションフルーツ、マンゴー、パイナップル、グアバ、オレンジ
ところが、なぜかアケヨの家に着いた時に、かごに入っていたのは入れた覚えのない大量のみかん!
あれ? いつのまに?
南国の明るさを表現した絵が、あざやかで美しい絵本です。
珍しい動物がリアルに描かれ、果物もとってもおいしそう。子供たちになじみのないグアバやパッションフルーツなど珍しい果物が出てきて、興味をひきます。
人々の、なにげない日常が切りとられているのも魅力です。
ケニアという異国文化に、みんなでひたってみては?
投稿元:
レビューを見る
2018年度 4年生 5分
1年生よりカナリ早くお話を掴んで、「次は?」
「次はどんな動物が何を持ってくの??」
という声が聞こえてきそうな目をしながら聞いてくれました。
2018年度 1年生 5分
ハンダは友達のアケヨにプレゼントしようと、7種類の果物を乗せたカゴを頭に乗せて歩き始めます。
道中ハンダの気付かないうちに動物達に食べられていくプレゼントの果物達。
カゴが空になった時、偶然通りかかったミカンの木にヤギがぶつかって…
1年生には物語と挿し絵だけで最初からお話を掴むのが難しかったようでしたが、お話が進むにつれてだんだん分かってきたのか、「あー!」とか「全部無くなっちゃうー!」と言いながらお話に引き込まれてくれました。
2010年度 1年生 11月 4分
今日は私は1組さんの担当です。
『ハンダのびっくりプレゼント』は、表紙を見せただけで
「あ~っ!ダチョウ」と声があがります。
表紙はかごいっぱいの果物を頭にのせたハンダの横顔。
ダチョウは背景で顔をチョコンと出しているだけなんですが・・・
子供たちは、細かなところもしっかり見てくれているんですね。
投稿元:
レビューを見る
ハンダが友達にあげるためにかごにいれた7つの果物。
おいしそうな果物の絵と、その果物をとっていってしまう動物たちの絵が、子どもを惹きつけます。
全部とられちゃったらどうなるの?プレゼントがなかったら友達もハンダも悲しむよね…。
ハラハラドキドキ、「もうとらないでー」と目を覆いながら最後まで一気に読ませる本です。
投稿元:
レビューを見る
ハンダがかごいっぱいの果物を頭の上に乗せて、友達のアケヨにプレゼントしに歩いて行くのだけれど。。。
鮮やかな絵、おいしそうな色とりどりのくだものがおいしそう~。最後も笑ってしまう。見返しも楽しい!
投稿元:
レビューを見る
果物が美味しそう。
動物が生き生きとしている。
果物&動物で子供が大好きコンビ。鉄板ぽい。
暗唱は楽しくなさそう。
投稿元:
レビューを見る
カラフルで魅力的な絵に引き付けられて、すぐに異国の未知なる世界へ。そこには青い空があり、かわいい女の子や元気な動物たちがいて、瑞々しいくだものがあってと、言葉が少ない代わりに、絵が多くのことを語ってくれます。
ストーリーもまた楽しいです。ハンダのカゴの中のくだものがどんどんなくなって、どうなってしまうのだろう?とドキドキして読み進めると、最後にうれしい「びっくりプレゼント」が。ハッピーエンドで幸せな気分になります。
投稿元:
レビューを見る
ハンダがともだちにびっくりさせるようなプレゼントをしようと、くだものをかごにのせてもっていく道中のおはなし。読み聞かせをしたらおもしろそう。絵を見ていると、かごの上のできごとをハンダにおしえてあげたくなる。最後の展開には、プレゼントをしたほうのハンダもびっくり!
投稿元:
レビューを見る
とてもかわいいお話し。友達のために選んだフルーツをコッソリ動物たちが食べていく。ラスト友達の1番好きなみかんが山盛りで、ビックリほっこりの気分になる。絵もきれい。
投稿元:
レビューを見る
2013/6/7 Yルームにて読み聞かせ。
他の2冊「まるまるまるのほん」「ママ、ママおなかがいたいよ」に比べると、反応が薄かった。3冊も読んだので、ちょっと焦って早く読みすぎたかな。
低学年向き
所要時間3分
投稿元:
レビューを見る
アフリカ・ケニアの女の子ハンダは7つのおいしそうな果物を頭のかごにのせ、友達のアケヨの村へと歩きだしました。アケヨは何がすきかなと想像しながら。途中、かごの果物を見つけたさるが、だちょうが、シマウマが・・・。びっくりする結末と、二人の明るい笑顔が印象的なお話です。年少さんから楽しめます。「おいしいお話」g