紙の本
もう少し本線キープしてくれたら
2016/04/16 16:16
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投稿者:k - この投稿者のレビュー一覧を見る
「暗号解読」のコンビ
書かれたのはこちらが先
やはり問題の掘り下げ方は超一流
証明の中身はちっとも触れないのに知ったような気分にさせてしまうところは見事
ただ、自分にとっては道草が多すぎる
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17世紀にフェルマーが立てたものの、約350年間誰もが証明できなかったフェルマーの最終定理。それを解き明かした人物について描いたノンフィクションです
特に序盤は紀元前からの数学の進化をたどっていっており、数学史としての見方も出来るかと思います
面白かったのは、歴史を紐解く上での数学者たち
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500ページ弱の、若干長めの本だったが、本当に楽しく読めた♪
今年読んだ本の中で、一番と言っても過言では無いんじゃないかな☆
数学は全くできないけど、親切に書かれていたのも良かったと思う。
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数学の話を数学の知識の無い人にも、有る人にも、いずれにも興味深く語りかける。久々に面白い本に出会った。大学の数学の本はすべて処分してしまったけれども、もう一度読みたいと真剣に思わせてくれた。高校生の頃の情熱を思い出させてくれた。子供の頃に愛読していたマーチンガードナーの本が久しぶりに読みたくなった。
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フェルマーが示した定理の証明をめぐる300年と言う歴史を紹介。主に、関わった人を紹介しているので、数学が苦手とか関係ないです
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<…言葉にしようのない、美しい瞬間でした。とてもシンプルで、とてもエレガントで……。どうして見落としていたのか自分でもわからなくて、信じられない思いで20分間もじっと見つめていました。…>感動します。
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度々起こる数学者達の『美しい瞬間』には思わず吸い込まれてしまう。定理を証明するまでの数学者達の苦悩を描いた本。
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簡潔でありながら長い間証明されることのできなかった難問が、証明されるまでの過程が、数学史を絡めて描かれている。挫折や失敗を繰り返しながら、他の数学者の失敗を見ながらも証明を完成させる過程はドラマチックの一言。数学が苦手でも読めるし苦手な人にこを読んで欲しいかも。
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途中で挫折・・・というより、他の本に浮気してしまった。けしてつまらない本ではありません。でも楽しく読める本というよりは、知識を養う本かな?
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日本語訳も含めてノンフィクションの最高峰だと思います。
ドキュメンタリーとエンターテイメントが高いレベルで融合。
こういうものを目指したいです。
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もう一つのフェルマーの最終定理に関する本と同じく、分かりやすく、数学の知識より数学を取り巻いた人々の熱意みたいなものが描かれているので読みやすいのが良かった。
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「フェルマーの最終定理」
いいです。血わき肉おどる数学者達の数世紀。
そして謎解き。
文庫なのに840円もするけど、お勧め。
ええと、数学苦手な人は、証明の部分を飛ばしてください。十二分に面白いです。大丈夫。
ちなみにフェルマーの最終定理とは
Xn + Yn = Zn
*この方程式はnが2より大きい場合には整数解をもたない。
というシンプルなもの。
これを証明するために、何世紀もかけて、数多の数学者が敗れていくわけですね。でもそのなかの要素を拾い上げて、八年がかりで証明が完成するわけです。
久しぶりに面白かった。
モンタネッリの『ローマの歴史』以来の感動物。
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凄く面白かった。古代の昔から積み上げられた死屍累々の数学殉教者達と、彼らそれぞれが持つ物語に対してまず畏怖の念を抱かずにいられない。フェルマーの最終定理に挑んだアンドリュー・ワイルズの戦いは、その殉教者たちの残した偉大なる業績との戦いでもあった。7年の歳月をかけ遂に迎えた「世紀の講演」に奇しくも立ち会い、「おい、証明するのか?してしまうのか?」とざわめき始める聴衆の興奮! 賞賛の嵐の直後にワイルズを打ちのめした絶望! そして最後に迎えた真の発見の瞬間の静けさに、鳥肌が立つ。これがドラマというものだ。「神は存在する。なぜなら数学が無矛盾だから。悪魔も存在する。なぜなら無矛盾を証明することができないから。」それでも知恵と情熱をもって立ち向かわずにいられない人間、この作品はそういう人間への賛歌でもある。
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「人は誰しも、自分にとって大きな何かに本気で取り組むことができれば、想像を絶する収穫を手にすることができるのではないでしょうか。」フェルマーの最終定理の成り立ちから、ワイルズが証明を果たすまでの数論の歴史を、文系の人でもちょっと頭を使えば(飛ばし読みもしたけど、)理解できるくらい容易に描いている。真理を求める数学者の情熱に励まされた。
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数学が勉強したくなる。数学は小難しい印象がぬぐえなくて、「数学が好きです」というと、基本的に「えー!?」というリアクションをされてしまう。僕は数学は好きだけども、得意じゃない。数学の魅力って何?といわれると、論理で築きあげられた真理の絶対性なんじゃないかと思う。しかし、逆を返せば論理に欠陥があれば数学的に意味がない。そんな厳しくも美しい世界で繰り広げられた数字の一大叙事詩。サイモン・シンの分かりやすい説明と、数学に触れていない人も読みやすい筆致に数学の世界へグイグイと引き込む。リズムもいい。最終定理が解けた場面はグッと熱くなるり、冒険譚のクライマックスシーン。それにしても数は人類が定義した概念にも関わらず、人類が知らないことをその数で解き明かすことができるなんて、やっぱり驚異です。数論、熱いなぁ。