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紙の本
20代会社員の疑問は、いまさら聞けない永遠のテーマ
2006/05/05 11:38
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:六等星 - この投稿者のレビュー一覧を見る
博報堂での人材開発の経験から、多くの20代会社員の言葉を聞いてきた著者。自身もまだ若いので視点が共有できるのだろう。説教っぽくなく、聞き、語りかけながら、当人たちに考えさせようという姿勢が貫かれている。
「嫌な仕事はキャリアにならないか」「困った上司にはどこまで我慢すべきか」「やりたい仕事を探し続けるべきか」など、本書に挙げられた多くの疑問には、正解はない。にもかかわらず、20代会社員は問いかける。そして20代会社員が入社し続けるかぎり、これらの疑問は問われ続けるのだ。ということは、リーダーはこれらの疑問に常にさらされるわけだ。
答えを常に持っておくことは必要ないし、安易な答えは彼らには通用しないだろう。では先輩会社員はどうすればよいか。それは一緒に考えること、そして20代社員に自分なりの答えを見つけさせることだろう。そのプロセスを省略し、うるさがって彼らの疑問をいい加減に扱うと、「うぜぇ」と言われて話をしてもらえなくなる。そうして世代間コミュニケーションは崩壊するのだ。
本書からは、30代、40代のリーダーは20代の若手の考えを知り、対処するヒントを得られるだろう。また、20代の読者にとっては、同世代の会社員の考え方に今の自分を照らし合わせて、将来自分がリーダーになったときに、後輩の疑問に答える基礎作りに本書は役立つだろう。20代会社員が抱く疑問は、実は多くのリーダー自身が持っている、だけどいまさら聞けない、永遠のテーマなのだ
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