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怪奇小説傑作集 新版 3 英米編 3 みんなのレビュー

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みんなのレビュー11件

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11 件中 1 件~ 11 件を表示

紙の本

美しいものの名は恐怖

2007/06/09 18:48

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

英米編の最後の第3巻で、落穂拾い的な雑多なチョイスだが、何がなんでも紹介されるべき作品群ということでもある。
ナサニエル・ホーソーン「ラパチーニの娘」間違いなき稀代の傑作。アレキサンダー大王遠征におけるインド美女の故事が、19世紀の南イタリアに、恋の悲劇としてベアトリーチェという名の少女とともに甦る。
A.ビアス「怪物」ビアスらしく見事に人間の認識力の虚を突いた作品。ある意味、会心の一撃。その「怪物」とは一体なにものなのか。
H.P.ラヴクラフト「ダンヴィッチの怪」この作者によるクトゥルゥー神話ものとしては著名な作品と思うが、現代においては恐怖、怪奇というよりも、人類が無惨に駆逐されるであろう予感に痛快さがあるように思う。さらにニューイングランド地方において「地球」の先住者を幻視するとき、「アメリカ大陸」の先住者の影がだぶって見える。だからこそこの神話には恐怖があるのかもしれないが、僕にはそれはピンと来ないし、最初の印象を覆すこともない。そいつらが強大で暴虐であるほど、復讐が凄惨であるほどに、血を沸き立たせ恍惚を呼び寄せる。
ウィルキー・コリンズ「夢の中の女」ある種の因果ものというんですか、どういう理由か分からないけどどんどん話が転がっていく、という怖さはたしかにある。日本の円朝なんかの怪談にありそうな、曖昧な無気味さ。
この他には、ディケンズ、キップリングなどの有名作家による怪奇譚など、さすがに達者で迫力があるが、上に挙げた作品ほどにはインパクトないかな。年代的にも19世紀から20世紀まで広くまたがっていて、この100年の覚え書き的意味合いもあるが、「ラパチーニの娘」を手元に置いておくためだけでもこの1冊には価値がある。これはガチ。

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2009/07/16 00:55

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2010/05/05 18:32

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2012/02/16 23:08

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2013/06/03 16:49

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2014/06/26 23:21

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2016/07/30 10:22

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2017/02/19 22:23

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2017/12/23 20:53

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2023/02/28 10:35

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