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みんなのレビュー6件

みんなの評価2.8

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紙の本

あんまり簡単に男と女が寝ちゃうってえのも、リアリティないんじゃない?って思うわけですよ、オバサンとしては。女子高生を道具につかうなって、ねえ

2006/07/14 20:59

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

芥川賞作家のなかで、せっせとセックスシーンばかり書くので、私は文藝エロスの女王、と皮肉交じりに呼んでいる高樹のぶ子の新作です。初出誌は「週刊朝日」2005年5月6-13日号から2005年11月4日号まで連載したものに、加筆訂正をしたもの。ああ、また朝日か、って思います。
男性作家が書けば、同じシーンでもエロ、女性作家が書けば文藝作品、といった判断があるのでしょう、どうも朝日は高樹のエロ噺は公認のようです。今回は、カバーに女子高生まで登場させて、エロ談義が大好きなオバサマたちだけではなく、若い子大好きなオジサンたちまで取り込む?なんて思ってしまいます。線の揺れが、いかにも不安定な女子高生の心理を思わせる装画は金子 恵、装幀は藤田朋子だそうです。
ちなみに、今回は目次の紹介もありません。珍しく章だてのない小説です。それから、あらかじめ断っておけば、このお話は私の前振りにもかかわらず色っぽいところ皆無の作品に仕上がっています。そうなるかな、っていうところで、今回はさらっと身をかわしていきます。ですから、妙な期待をしないで清い心で読んでください。
主人公は映画館でモギリをしている36歳の私、占部香代子です。離婚歴があり、子供はありません。結婚して7年の後、夫の不倫が原因で離婚して、ハローワークに登録して就職が決まったのがコスモシネマ館で、正規の従業員です。ただし、映画好きかといえばそのようなところは全くありません。勤め始めてあらためて映画の面白さに気付いた、そういう感じです。
勤める映画館のあるのは博多です。ただし、埠頭の近くとまではわかりますが、地名では特定ができません。ま、繁華街から離れたところにある150人がキャパと書いてありますから、場末とまではいかないのでしょうが、ちょっと寂れた名画館のようです。たびたび出てくる再開発の済んだ新しい町にはない、それだけは言えそうです。同じ職場で働くのが20代後半のパート、アオさんこと青田一郎で、こちらは深夜に居酒屋のバイトもしています。
ある日、上映している渋い映画に似つかわしくない女子中学生の一団が香代子の目を惹きます。そして映画が終らないうちに、少女たちは席を立つのですが、最後まで席に残った一人がトイレに駆け込んだことから、その少女とわたしは知り合います。彼女の名前は松本彩。中学校二年生です。
彩は美人で優等生ではありますが、友だちはいません。彼女がアルミの洗濯バサミで同級生から苛められていることや、腕にナイフで傷をつけたあとがいくつもあることを、父親の真人は知らないし、知ろうともしません。そういう性格ゆえに、妻である里子と小学5年生である真一は家を出ている、そういうことになっています。他に、彩の学校の斉藤先生がいます。アオさんの同級生で、27、8歳らしいとありますから、それまで年齢不詳であったアオさんの歳も特定できることになります。
で、斉藤先生はアオさんの彼女、みたいな雰囲気ですが、このお話の中では教師生活に飽きがきて、そろそろ辞めようかなと思っています。そして彼女は自分の学校の生徒が、ごく最近、自殺をしたことに引っ掛かりをもってもいます。それは新聞発表こそありませんでしたが、生徒の口にパンが一杯つまっていたことによります。
ふと知り合った少女の不思議な言動、そして娘をそうしてしまったクズのような父親との出会いなど、ミステリアスな展開をします。私には、その流れがあまりに造り物めいて、少しもリアリティを感じることは出来ませんでしたが、どうなるんだろうという感じで一気に読めることは間違いありません。ただし、文学の香りがあるか、といえば、否としか言いようがありません。そこが何処であるかは、読んで確認してください。

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紙の本

考えさせられる本でした

2006/08/10 18:28

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:麻里鈴 - この投稿者のレビュー一覧を見る

週刊朝日で連載していた頃、時々読んでいて
注目していました。
「人が孤独と向き合って生きる」ってことを
考えさせられました。
なんだか今の自分の心境にピッタリ
切なくなってきました。
つまづきながらも一生懸命生きている人々。
大人の方が正直になれないのですね。
子供って・・・・??
大人より、まっすぐに命をかけられるのですね。

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2006/11/07 17:30

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2007/09/01 14:41

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2012/05/15 03:44

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2013/06/18 16:49

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