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医療現場におけるパーソナリティ障害 患者と医療スタッフのよりよい関係をめざして みんなのレビュー
- 林 直樹 (編集), 西村 隆夫 (編集)
- 税込価格:3,080円(28pt)
- 出版社:医学書院
- 発行年月:2006.4
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紙の本
コンパクトにまとめられているけれども、内容は濃い本
2007/01/13 23:47
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は決してパーソナリティ障害の人たちの肩を持つつもりはないが、最近の精神科医療の一部でパーソナリティ障害は治療の対象ではないかのように思われていることに違和感を持っている。たとえ他の精神疾患とはちがう病理を抱えているとは言え、医療機関に何らかの悩みや苦痛、症状をもって現れる以上、何らかの対応をしなくてはいけないと思う。だが、その対応は確かにむずかしい。治療以前のレベルで難渋してしまって、こちら側に疲労感や徒労感だけが残ることもしばしばある。
そんな時に参考になりそうなのがこの本だと思う。副題にもあるように「患者と医療スタッフのよりよい関係をめざして」いるところが、この本の一番の狙いだと思う。
実際の症例検討会でとりあげられた事例が多く含まれており、パーソナリティ障害を具体的にイメージすることにも参考になるし、総論的な理解をするについても適当な文章が並んでいる。そして何より最終の「第10章 患者・医療スタッフ関係とパーソナリティ障害」で述べられている事柄の1つ1つに教えられることが多い。
一般人口にも広がっていると言われるパーソナリティ障害を、もう私たちは避けて通ることはできないのではないだろうか。だとすれば、この本で書かれているようなことを念頭に置いて、様々なパーソナリティの人たちに対応するすべを身につけていく必要があると思われる。
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