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ブログがジャーナリズムを変える みんなのレビュー

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みんなのレビュー5件

みんなの評価3.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (1件)
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  • 星 1 (0件)

高い評価の役に立ったレビュー

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2008/11/10 11:12

ジャーナリストが見たブログとジャーナリズム

投稿者:YO-SHI - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者は時事通信社の編集委員。他の誰よりもジャーナリストを体現する仕事だと言ってよいだろう。その著者が、「ジャーナリズムを変える」という本を書いた。以前には「ネットは新聞を殺すのか」という本を書き、同名のブログを運営していた。本書は、そのブログから得た知見をまとめたものだそうだ。
 そんなわけで本書は、ジャーナリストがジャーナリズムを斬る、といった趣の本。一番詳しいようでいて、一番評価が難しいのが自分のこと、自分が属するもののこと。切れ味はどうかと思ったら、これが意外と鋭かった。

 というのも、著者は、「自分たちはジャーナリストだ」と声高に言う人が嫌いらしい。新聞記者の勉強会で、報道機関のビジネスモデルの話をした時のエピソードが紹介されている。質問がビジネスモデルのことに集中したところ、「ビジネスモデルのことばかり言うな!君たちは経営者かジャーナリストか、どっちなんだ」という発言があったそうだ。
 ジャーナリストはカネ儲けの話をするな、ということなんだろうけれど、その奥には「自分たちは特別」という意識が透けて見える。そんな閉鎖的、特権的な意識がお嫌いなんだろう。こうした経験や考えが、著者をして理性的で中立的なジャーナリズム分析を可能にしているのだろう。

 そして、本題のブログとジャーナリズムの関係では、参加型ジャーナリズムとしてのブログの可能性や影響を分析している。多くの人がブログを開設し、独自の観点から意見を表明することができる。このようにアマチュアのジャーナリズムが誕生した今、プロの仕事の意義は何か?ということが書かれている。
 まぁ実際は、本書が期待したようには、日本の参加型ジャーナリズムは盛り上がっていない。けれども、本書が出版された2006年ごろには、韓国の「オーマイニュース」が台頭し、国内でも市民記者によるレポートを掲載するサイトが開設され、アマチュアジャーナリズムの将来性が論じられれていた。本書も、そうした空気の中で書かれたものだし、予言書ではない。そういった意味では、今この本を読んで、当たり外れをあれこれ言っても価値のないことだ。
 そういった意味合いもあり、この人が「今」を論じたら何を言うのかを知りたいと思う。それで、著者の近刊「次世代マーケティングプラットフォーム」にも注目している。

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低い評価の役に立ったレビュー

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007/10/09 22:07

雑然とした印象

投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書においては,一般市民がブログを通じてジャーナリズムに参加できるようになったいまジャーナリズムがどうなり,また将来どうあるべきかという点を論じている.著者のジャーナリストとしてのこれまでの経験,ジャーナリズムがこれからどうなっていくのか,プロのジャーナリストや新聞社はどうするべきなのか,などなど,さまざまな問題があつかわれている.しかし,よみおわってみて,雑然とした印象しかのこらない.前著「ネットは新聞を殺すのか」を出版したあと,著者は「不完全燃焼のような思いを抱いていた」とあとがきに書いているが,本書においてもまた不完全燃焼におわっているようにみえる.むずかしい問題が山積しているので,不完全燃焼するのはやむをえないのだろうが,もうすこし明確な主張をもりこんでほしかった.

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紙の本

ジャーナリストが見たブログとジャーナリズム

2008/11/10 11:12

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YO-SHI - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者は時事通信社の編集委員。他の誰よりもジャーナリストを体現する仕事だと言ってよいだろう。その著者が、「ジャーナリズムを変える」という本を書いた。以前には「ネットは新聞を殺すのか」という本を書き、同名のブログを運営していた。本書は、そのブログから得た知見をまとめたものだそうだ。
 そんなわけで本書は、ジャーナリストがジャーナリズムを斬る、といった趣の本。一番詳しいようでいて、一番評価が難しいのが自分のこと、自分が属するもののこと。切れ味はどうかと思ったら、これが意外と鋭かった。

 というのも、著者は、「自分たちはジャーナリストだ」と声高に言う人が嫌いらしい。新聞記者の勉強会で、報道機関のビジネスモデルの話をした時のエピソードが紹介されている。質問がビジネスモデルのことに集中したところ、「ビジネスモデルのことばかり言うな!君たちは経営者かジャーナリストか、どっちなんだ」という発言があったそうだ。
 ジャーナリストはカネ儲けの話をするな、ということなんだろうけれど、その奥には「自分たちは特別」という意識が透けて見える。そんな閉鎖的、特権的な意識がお嫌いなんだろう。こうした経験や考えが、著者をして理性的で中立的なジャーナリズム分析を可能にしているのだろう。

 そして、本題のブログとジャーナリズムの関係では、参加型ジャーナリズムとしてのブログの可能性や影響を分析している。多くの人がブログを開設し、独自の観点から意見を表明することができる。このようにアマチュアのジャーナリズムが誕生した今、プロの仕事の意義は何か?ということが書かれている。
 まぁ実際は、本書が期待したようには、日本の参加型ジャーナリズムは盛り上がっていない。けれども、本書が出版された2006年ごろには、韓国の「オーマイニュース」が台頭し、国内でも市民記者によるレポートを掲載するサイトが開設され、アマチュアジャーナリズムの将来性が論じられれていた。本書も、そうした空気の中で書かれたものだし、予言書ではない。そういった意味では、今この本を読んで、当たり外れをあれこれ言っても価値のないことだ。
 そういった意味合いもあり、この人が「今」を論じたら何を言うのかを知りたいと思う。それで、著者の近刊「次世代マーケティングプラットフォーム」にも注目している。

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紙の本

雑然とした印象

2007/10/09 22:07

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書においては,一般市民がブログを通じてジャーナリズムに参加できるようになったいまジャーナリズムがどうなり,また将来どうあるべきかという点を論じている.著者のジャーナリストとしてのこれまでの経験,ジャーナリズムがこれからどうなっていくのか,プロのジャーナリストや新聞社はどうするべきなのか,などなど,さまざまな問題があつかわれている.しかし,よみおわってみて,雑然とした印象しかのこらない.前著「ネットは新聞を殺すのか」を出版したあと,著者は「不完全燃焼のような思いを抱いていた」とあとがきに書いているが,本書においてもまた不完全燃焼におわっているようにみえる.むずかしい問題が山積しているので,不完全燃焼するのはやむをえないのだろうが,もうすこし明確な主張をもりこんでほしかった.

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2010/08/12 23:43

投稿元:ブクログ

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2010/11/05 23:53

投稿元:ブクログ

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2012/07/27 15:00

投稿元:ブクログ

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