サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

情と理 カミソリ後藤田回顧録 上 みんなのレビュー

文庫

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー11件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
11 件中 1 件~ 11 件を表示

紙の本

国民を統治するということ

2007/01/24 15:19

19人中、14人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

私は後藤田正晴が嫌いである。彼の角栄べったり、中国べったり、警察べったりで反自衛隊、憲法改正反対という姿勢が、私とは政治的に相容れないからである。しかし、本書は良く出来ている。オーラルヒストリーとしても読みどころ満載で出色の出来栄えとなっている。何より面白いのは警察官僚の頂点を極めた後藤田氏の「日本国民の統治者」としての視点の確かさだろう。彼は警察という暴力装置を指揮する最高司令官として実に良くやったと思う。彼は警察が日本共産党や全学連、全共闘のバカ学生たちに対して徹底的に低姿勢に出るよう指導した。警察が学生を殺し蹴散らせば、判官びいきの日本国民は反体制側につき、日本国の国体が危うくなると正確に事態の先行きを見抜いていたのだ。だから警察に過剰な暴力を慎むよう指導し、むしろ学生たちにやられるように指導したのであった。私の義父は当時、警視庁に出向し秦野警視総監の秘書を勤めていたが、同じことを総監から言われたという。こうして暴力学生のアホどもに日本の警官たちは殴られ、投石され、追いかけられ続けたわけだが、この作戦は見事に成功したといって良い。東大安田講堂を占拠し乱暴狼藉の限りをつくすアホ学生や、よど号を乗っ取り北朝鮮に行けと指示する馬鹿ども、あるいはみんなの成田空港を占拠して管制塔を破壊するバカたちを見て、当時学生だった私は、一日もはやく機動隊に志願してこの手で左翼学生を殲滅してやりたいと手に汗握っていたわけだが、何のことはない、後藤田さんの作戦にまんまとはまってしまったわけだ、私は。統治者とはこういうものかと頭が下がる思いがした。それにくらべると「安田講堂」を書いた島泰三の考えのなんと浅はかなことか。おつむの出来がまるで違うなと、この書評を書いていて、島に対し、またため息をついてしまった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

今生きていらっしゃれば

2015/09/14 22:11

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:小市民 - この投稿者のレビュー一覧を見る

次第に戦争を知らない世代が抬頭し始めた当時の政府・自民党にあって、後藤田氏は官房長官として、出征の経験から、徒にアメリカに追従するのではなく、真の国益のためにいかに行動すべきか、相手が誰であれ直言したからこそ現在の日本か辛うじてその立場を維持できているのではないだろうか。
後藤田氏については様々な出版物が上梓されているが、この本はオーラルヒストリーという性格から、第三者の先入観が排されているため、氏の「肉声」を聞いているようである。
最近の国内情勢、あるいは周辺諸国との関係について、氏が存命であればどのようにお考えなのか、このインタビュー後にお考えが変わったのか、是非とも伺ってみたい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

素人には分からないよ

2006/07/06 23:28

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 後藤田正晴氏のインタビュー形式の回顧録。当時の考え方などが読み取れる、大変意義のある企画だと思うのですが、一般人向けに文庫として出版する本としては少し疑問があります。
 上巻には、戦前からよど号事件くらいまでについて触れられているわけですが、半数くらいの人は当時を知らないわけですよね。この本は、後藤田氏のインタビューを載せているだけなので、当時の時代背景にはほとんど触れられていません。本人には常識でしょうし、インタビュアーである著者も専門家ですから。できれば、もう一分冊くらい増やして、当時の時代背景を補足しながら、話を整理して欲しかった気がします。
 …これがオーラルヒストリーだ、と言われてしまえばそれまでかもしれませんが。でも、内容は面白かったです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2007/04/12 11:29

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/11/28 01:21

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/11/29 22:09

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2015/08/29 10:28

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2015/05/26 21:02

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2016/08/14 17:54

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/07/20 14:55

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2022/05/03 00:58

投稿元:ブクログ

レビューを見る

11 件中 1 件~ 11 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。