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紙の本
中沢新一との火花が散るような対論が最高
2006/09/06 23:49
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:JOEL - この投稿者のレビュー一覧を見る
哲学者梅原猛は、「神と仏」をメインテーマにして、各界の第一線の学者・研究者たちと対論を繰り返した。本書は2巻目である。第1巻でも3人と対論しているので、第2巻での3人と合わせ、都合6人と対論したことになる。
この6人の中で、梅原ともっともうまが合い、充実した対論になったのは、中沢新一である。もちろん、中沢新一が宗教学をバックグラウンドにしている以上、もっとも刺激に満ちたものになるのは約束されたようなものである。しかし、読者の期待に違わず、ここまで次から次へと豊かな着想が語られていくのを読んでいると、読者としての至福を感じてしまう。そういう気分を与えてくれた梅原と中沢の博識ぶりと、流れるような連想ゲームにはつくずく感心してしまう。
80歳を超えてなお、研究したいものがたくさんあって困るという梅原の意欲もたいしたものだが、その意欲をたくみに引き出す中沢の技量も相当なものだ。
この第2巻のあとの2人の対論も悪くはないのだが、中沢との対論の前にはさすがにかすんでしまう。
刺激的な対論に出会って素直に幸せを感じた。この対論集の第1巻と第2巻では、ちゅうちょなく第2巻に軍配を揚げる。
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