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請求記号:Eクロイ
資料番号:020154118
ぼくは海をそだてた。そして、海のおっちゃんになって海にかえした。
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海を飼う。
そんな壮大な夢を実現してしまった。
しかも、子供が。
でも、だんだん育って行く海は、
徐々に水槽にもバケツにも
プールにも入り切らなくなる。
仕方がないので、浜まで
海を逃がしてあげにいく、という
壮大で、しかも手が届く範囲の
子供の素直な心の動きを、
やわらかい大阪弁で描いている。
作者は、この作品を描いた時は
若干17歳だったそうな。
年齢が若いから瑞々しいなどと
陳腐なことを言うつもりはないが、
「ビートをきざむ」のではなく、
それこそ波のようにたゆたう言葉が
独特のしなやかなリズムを織り上げる。
これは「標準語」では描けまい。
多くの方が「声に出して読む」ことを
勧めているのもよく分かる。
また、私は少年のお父さんが
いい味出していると思う(^ ^
この父にして、この子あり、だ(^ ^
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小5の子供たちに読み聞かせをしようと思い、図書館で読んだら
なんだか感動して、図書館でうるうる(笑)
ちょっと小5にしては幼いかもしれないけど、みんな真剣に聞いてくれました
どうなるんだろう?と続きが聞きたくなる内容です
東京の子供に関西弁のお話だったからかもしれませんけどね・・・
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2013年度 6年生
2009年度 6年生 5月 6月 8分
家の裏の海でひろった青いビー玉・・・
ほんのちょっぴりだった海がどんどん成長していく
あまりに成長してしまった海を面倒見切れないと、
捨てようとした『ぼく』にかみなりを落とすお父さん・・・・・
お父さんの場面は、ポロポロポロポロ・・・・・
涙はでる、声はうらがえる・・・・・
読み聞かせ本番まで、何度も何度も練習しましたよ。
泣かずに読めるように
この場面では、海はバケツの中でしーんとおとなしく
お父さんの話を聞いています。
コップやきんぎょばち、プールの中では、きらきら、チャプチャプ、陽気な海・・・
『ぼく』に捨てられるとも知らずに、
「おっちゃん!今度はどこに連れて行ってくれるん?」
と、バケツの中でパチャパチャする海・・・
大きな海に帰してもらう時は、海は緊張しているのかバケツの中で、しーーーん。
こんなふうに絵の中にもストーリーがあるのって、好きです。
読み聞かせでは絵の説明までしないので、
子供達にはぜひ自分でページをめくって読んでもらいたいなと思います。
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大好きな海だからこその少年と海との交流物語。短期間ながらも試行錯誤し、大人への第一歩をモノにできた少年の物語をたったの3分で読めるなんて…お得です。
読み返すたびに印象が変わります。海好き必見!
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私にとっては久々のメルヘン絵本。メルヘンの中で力強く存在する父・子・海・・・。新しくもあり、懐かしくもあり。
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【図書館で・黒井健(絵)】海で拾ったビー玉。コップの中に入れていたら、海になった。その海が成長して増えていくものだから、ぼくは困ってしまう……。ユーモアがあって、ドキドキしながら読んだ。