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タツノオトシゴ ひっそりくらすなぞの魚 みんなのレビュー
- クリス・バターワース (文), ジョン・ローレンス (絵), 佐藤 見果夢 (訳)
- 税込価格:1,430円(13pt)
- 出版社:評論社
- 発行年月:2006.7
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絵本
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紙の本
美しい絵と詩的な文章でタツノオトシゴの生態がよくわかる、素敵な絵本。
2009/10/25 13:37
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:月乃春水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小さな竜のような、謎の魚、タツノオトシゴの生態がわかる絵本。
これは版画なのでしょうか。とても美しい絵をたのしみながら
タツノオトシゴについて知ることができます。
小学3年生のお話タイムで読み聞かせをしました。
見開きにはさまざまな種類のタツノオトシゴ。前後あわせて12種です。
海のかたすみでひっそりくらす、タツノオトシゴ。
この本では、バーバー・シーホースという種類が紹介されています。
まるで小さな竜のような、魚に見えない、魚のなかま。
顔は、ウマに似ていて、しっぽはサルにそっくり、オスのおなかにはカンガルーのふくろ。立ち泳ぎで、自分の体の色を変え、姿をかくす。
そんな生態が、海の中の様子とともに描かれています。
タツノオトシゴの繁殖にはびっくり。メスが、オスのカンガルーのようなおなかの袋の中に卵をうみつけるんだそうです。
オスが妊娠して、自分の体の中で卵をかえす魚は、タツノオトシゴしかいないとか…!はじめて知りました。
聞いている3年生は「へぇ~」と声をあげたり、笑ったり。
25ページの、サンゴ礁のかたすみの場面では、「あっ、タコがいる」と気づいた男の子も。
わたしは読んでいて気づかず、あとからページをめくるときになって
「あっ、いたねぇ、タコ!ほんとだー」
読み始める前に「タツノオトシゴを見たことがある人ー?」と聞いてみたら
ふたりの手があがりました。水族館で見たのだそうです。
そんな子どもたちのやりとりが、読み聞かせの醍醐味。月1回のこの時間をたのしみにしているのです。
最後の部分に、小さな字で「タツノオトシゴについて」という解説があるのですが、そこは読まなくてもいいかな、と思っていました。
けれど、それを目にした「まだあるよー」と催促する声。ちょっと早口で読んでみました(お話タイムは授業開始前に行うため、時間制限があります)。
たしかに、3年生くらいには、ちゃんとわかる内容なので、読んでみて正解。
タツノオトシゴについての理解が深まったことと思います。
最後に「いつか、タツノオトシゴに会うことがあったら、きょうのこのお話を思い出してくださいね」と締めくくりました。
わたしも水族館に行った時には、ぜひともタツノオトシゴに会いたいものです。
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