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ドラマにハマったので赤城さんの話を読んでみた。
この話は2014年8月20日に連続ドラマで放送されたものだったんだけど、本筋は同じでも話の流れが全然違って新鮮だった!
巻末を確認したら、この小説が書かれたのは今から10年くらい前だった。10年前にこの話、と考えるとすごい。
ただドラマの作り方がおもしろいので、別物として読んだ方がいいかも。
ドラマはテンポ良くスピーディーにやってるけど、小説はキャラを掘って丁寧に仕上げてある。どっちが好きかは人によるかな。
個人的には、読んでみて良かったです。ドラマでは察しきれないことが、ちゃんと言葉で書いてあっておもしろかった!
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これも面白かった。STシリーズハマりそう。
赤城編なので、医療系。医療系好きかも。でも、大学病院の不正を暴くために故意に誤診し、結果患者が亡くなるというのはやりきれない。小説の中の話だとは言え、憤りを感じた。
翠に対する「人間盗聴器」が笑えた。でもそこまで聞こえてしまっては本人は大変だろうな。。翠編が早く読みたくなった。
それはそうと、STシリーズが本棚に並んだらきれいだろうなあ。
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実はこの本を読んだのは他の色シリーズを読んでからなんです。化合の後でもある。それでも、独立した作品として引き込まれるように読めてしまうのが、この小説の凄いところ。
今回は赤城が主人公。話は医療事故から始まる。会社員の武藤、朝起きた時に妙な気だるさを感じた。インフルエンザかと思い病院へ行ってみるも、受け付けは冷たい態度だし、計数時間も待たされて、出された結果はインフルエンザ。薬を出されて養生するも悪化。その結果、顔の皮がむけて武藤は死んでしまう。
その妻が起こした医療訴訟に赤城が関わった。それにより、彼の過去が明らかになってゆく。
赤城は優秀な医者だったが、大学医学部の医局のシステムに耐えられなくなり、研修医をやめた。その事が今回の事件に花を添えている。赤城の過去が意外で、そこもまた注目ポイント。
事件の犯人は意外な人物。でも彼にも目的が合ってやったのであって、一方的に攻めることはできないのではないかと私は思う。
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STのリーダー、赤城さんがメインの回。
彼が一匹狼になった(なろうとしている)秘密などが明かされる。
最後の、
「同じ理想を持つやつは仲間だ」(p.324)
がとても好きです。
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おおお、ドラマとだいぶ違う。
ドラマすごいね。思い切って変えてくるね。
あの誘拐のくだりは全くなかったのか。
ますますもう一度ドラマを見たくなる。
小説版の赤城もいいけどね。
やっぱり赤城ちゃんって呼ばれてモテモテだったらしい。
でもだいぶシリアス。
ドラマでは左門ちゃんだったね。
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赤城が大学病院を辞めて警察に来た訳~赤城左門は医療過誤を問うカンファレンスに呼ばれたが,それは彼が研修医を過ごした大学病院での事故だった。赤城の意見は受け入れられず,民事訴訟は遺族側の負けとなった。所が,今度は遺族が病院を業務上過失致死で告発され,赤城のいるSTが品川署の助っ人に呼ばれた。所轄は迷惑そうで,巡査長は無駄な仕事だと決めつける。病院に出入りするうち,翠は,研修医の小山が被害者の妻からの電話に出ているのを聞きつける~ま,いいさ,次に期待しよう
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色シリーズ第2弾。赤城左門中心の話。赤城の過去がわかる作品。他の話とは毛色がことなるがやはり面白かった。
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小説版では謎に包まれていた赤城がメインのお話。太っ腹なことに赤城の過去話もあり、彼が自らそれを語るという展開もあり。キャップだけでなく、STというチームも成長しているのかもしれない。あるいはSTメンバーの絆が、キャップや読者にも見えるようになってきたのかもしれない。
事件内容も面白かった。犯人が罪を犯した理由、そうなるまで追い詰められた環境ということが問題提起として語られているから、結末もすんなりと納得できた。
ただ、今回の被害者にはあまり同情できないのです
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シリーズ最高の感動作
さらば、過去よ――
隠蔽された医療ミスにリーダー赤城が挑む!
大学病院に搬送された男が急死した。医療ミスを訴えたものの民事裁判で敗れた遺族が刑事告訴をしたため、STが捜査を開始する。その大学病院で研修医をしていたSTリーダーの法医学担当・赤城左門は、捜査の過程で、封印していた自らの過去と対峙する――。感動のラストが待つ好評「色シリーズ」第2弾
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「赤の調査ファイル」
今回は医療現場。それも殺人ではなく業務過失致死を暴く。
医者ってなんだか守られてるんだなぁと知らされた。大学病院の不正やカルテの改ざん、医療判断ミス。どれも罪としてみなされないなんて。
ところがこの事件深い!
STのメンバー大活躍でした!
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赤城さんカッコイイ~。医者としての理想、現実。医学界はたいへんなんだな。権力の絡みとか。
そして赤城さんにこんな過去があったとは…。言い訳下手というかなんというか。人間関係下手なんだよね(泣)
あと今回は翠の活躍が目覚ましいよね。人間盗聴器。まあ言われたら傷つくよね、確かに。けどすばらしい能力だ。
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この本は面白かった。
病院の医療ミスの話だからかもだけど、
いつもは感情をそんなに出さない赤城が
内心情熱がすごいんだなということとか、
STも実は仲間意識はあるんだなと
新しい発見があって嬉しくなった。
しかし、大学病院というところは
ヒドイね・・・。
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刑事告訴された案件の調査を開始したSTのメンバーたち。
事件かどうかもわからないが、民事裁判ではすでに無罪の判決が出ている事案だった。
鑑定医として裁判に参加していた赤城は、判決に納得しているわけではない。
調査が進む中で明らかにされる赤城の過去。
医療に情熱を燃やし、正義感にあふれ、それでいて対人恐怖症に脅えていた研修医時代。
いかにも赤城らしいエピソードが物語の中で語られている。
個性あふれる・・・というよりも、強烈な個性の持ち主ばかりが集められているのがSTだ。
それぞれに専門分野を持ち、知識と能力をいかんなく捜査に発揮する。
今回の調査でも、その能力が十二分にいかされている。
事件の真相には驚かされた。
大学病院で我が物顔にのさばっている人間もどこか壊れているとは思うが、事件の鍵を握っていた人物も壊れている。
医師とは人の命を救うのが使命ではなかったのか。
出世や名声が医療よりも優先される病院など、絶対に行きたくない。
患者は無条件に医師を信頼する。
それは真摯に病気や怪我と向き合い、専門的な知識をいかし治療してくれると信じているからだ。
医師を信じられなくなったら、患者は何を信じればいいのだろう?
物語とはいえ背筋がちょっと凍るような感じがして怖かった。
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大学病院に搬送された男が急死した。医療ミスを訴えたものの民事裁判で敗れた遺族が刑事告訴をしたため、STが捜査を開始する。その大学病院で研修医をしていたSTリーダーの法医学担当・赤城左門は、捜査の過程で、封印していた自らの過去と対峙するー。感動のラストが待つ好評「色シリーズ」第2弾。
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クールな一匹狼をきどる赤城さんの 実は熱い素顔と切ない過去が明かされる。今まで好きでも嫌いでもなかったけど これを読んで赤城さんが好きになったかも。
小山医師の気持ちも、わからないではないけど 何か他に方法なかったのかな?それだけ思いつめてたのだろうけど 患者の命を奪うという選択肢はないよね…。
どうかしてる白い巨塔だ…。