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現実の世にはとことん善良な人間もどうしようもない人間も等しく存在する。それを過不足なく理解し描ける筆力は充分評価に値する。小奇麗にまとめた一般小説。終盤の「普通」をめぐる対話は青臭くて良かった。
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シックハウス汚染や土壌汚染、果ては老人問題から差別まで社会に満ち溢れている毒が人々の心を蝕んでいく。
社会に毒が溢れているってことはわかるんだけど、余りに問題をてんこ盛りにし過ぎて、結局何を一番言いたかったのか主題がボケてしまっている気がする。
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待ちに待ちました現代もの。宮部みゆきさんは好きですが最近SFぽかったり、ファンタジー冒険ぽいものが多くて読む気にならなかった。
早速読むと、期待通り面白かった。職場のトラブルメーカーは、きっと皆似たような経験があるんじゃないでしょうかね。そして義父の権力の話に胸を打たれました。
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このシリーズは日常的な生活の中にも、犯罪を生む要素は十分すぎるほど存在していることを教えてくれる。
人間の持つ性質、妬み、いやらしさ、攻撃性・・・・
あっというような犯人や、トリックはないけど、登場人物の心情のリアルさ、現代社会の闇を上手く表現することやと思う。
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「誰か」に出てきた杉村が登場。「誰か」もそうだったけど中盤結構退屈。なんとなく犯人もわかってしまったし。解雇されたアルバイトの女は怖かった。入院中に。
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ちょっと軽い気もするけれど、おもしろくて一気に読んでしまいました。トリックや謎解きよりも、登場人物に味があるのがいい。
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最初ちょっと読むのを断念しかけましたが、最後まで読んでよかったです。タイトルが結構心にくる物があります。
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一気に読んだ…ってamazonのレビューにもありましたが、まさにそんな本。日常に潜む毒、人に潜む毒…随所に語られる毒がなんだか怖い。
どこかで読んだことない?って思ったら『誰か』の登場人物の第二弾だったんですね。これを読んでまず母と話したことは、逆玉の婿どのって、男方の両親には歓迎されないか、について(何か間違っている)母の友人に借。
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久しぶりに読んだけど、この人の本は本当に面白い。そして温かい。最近「普通」という概念を疑問に思っていたところであり、バイト原田に関するやりとりをなるほどと思って読む。しかし、公房氏の作品と同時並行で読んだせいか「燃えつきた地図」の現代&現実版が宮部みゆきのような気さえする。主人公の杉原さんも、一歩間違えばアイデンティティー、喪失するんじゃないだろうか。
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久々に読んだ宮部さんの新刊は、私の好きな「誰か」のシリーズ。やはり面白くて一気に読みました。「毒」は誰の中にもあって「毒」を見つけるのも浄化するのも人間の役目。新年早々、面白いミステリを読みました。
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ひさびさに再読。
ほぼ忘れていたので、めちゃめちゃ面白いです。
「この世にある毒の名を知りたいのなら。」
・「誰か」の続編にあたるが、「誰か」をほとんど忘れてしまっていて登場人物くらいしか思い出せない…。
・『日常のあらゆる場所に毒は潜む。』青酸カリ混入事件を発端に巡る事件に、「わたし」が関わってしまう。相変わらず面白いです。人間をしっかり書いてくれるからなのかな。
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宮部みゆきの三年ぶり現代ミステリ。土地の毒、家の毒、人の悪意の毒・・・いろんな毒が渾然となって繰り広げられるドラマにいっきにすいよせられましたん。原田いずみみたいな人いるよなぁってずっと思ってた。
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日常に潜む「毒」をテーマとしたところは面白いけれど、広げすぎて話がぼやけてしまったような気がしました。
青酸カリの事件と人間の心に潜む毒(心の闇)だけでも十分だったのではないかと思います。
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非常に賛否両論分かれる作品らしいですが私は好きです。宮部みゆきは難解な文章を使わない理解しやすい言葉で伝えてくれるのが大好きです。
そして私はこのお話の登場人物の女性が怖ろしくて堪らない。こんな人いないよ、と言い切れないのが怖ろしくて堪らない。そしてどこか彼女に通ずる部分を持っているのかもしれない自分も怖い。名もなき毒は案外この世に溢れてる。
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前作の「誰か」もあまり好きではなかったでしたが、今回も…。社会情勢をうまく取り入れたミステリーになっているのですが、読んだ後、やるせない気持ちになります。しかし主人公の設定は必要なのでしょうか?