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新規購入ではなく、積読状態だったもの。
2012/5/14~5/16
連続誘拐殺人犯として逮捕された田宮亮太は、自供したため法廷で裁かれることになるが、一転無罪を主張する。一方で、息子を誘拐された教育評論家でもある母親が、犯人に翻弄されながらも、孤軍奮闘していた。交錯する二つの事件の結末やいかに!
叙述トリックの巨匠が仕掛ける王道作品。ある程度読めていたが、そこまで行くか!いやいや、やられた。
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連続殺人事件の容疑をはらそうとする被告Aと、ひきこもりの息子を誘拐された教育評論家の母親、それぞれの話が最後の最後で見事に交差します。よく作られた話です。著者の折原一さんは同じような話をいくつも書いているらしいです。気になります!
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折原作品大好きですが、ちょっと、無理があるように思う。身代金誘拐のところは・・絶対に、ないでしょ?!また、取調室の描写は、「沈黙者」読んでるので、ダブってしまってちょっと、キツイ。最後のぎょぎょぎょ??何?そーだったの?は、多少面白いけど。あんまりだった。
2007.6
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田宮亮太は今世間を騒がせている4件の連続誘拐殺人事件・通称”ジョーカー連続殺人事件”の犯人として逮捕され、刑事の北沢に拷問のような取調べを受けていた。が、彼は冤罪だと主張している。一方、教育評論家として仕事をしていた浅野初子は、ある日、ひきこもりの息子がいなくなったことに気付く。そしてなんと、彼を誘拐したから身代金を用意しろという電話までかかってきた。浅野にはわかった。世間では犯人は捕まったといわれているけれどそれは冤罪で、息子を誘拐した犯人はジョーカー連続殺人事件の犯人と同一人物、つまりこの息子の誘拐事件は5件目の事件になるのだと。
もちろんこの作者の作品なのだから、何か仕掛けがあるんだと思いながら読んでいるわけである。それでも見破れずに、後ろに隠されていたどんでん返しに見事に驚かされてしまう。悔しいけどおもしろい。なるほどなぁ。法廷自体が作られたものだったのか。
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ラストには本当に驚かされました。
復讐は怖いですね。
折原作品をはじめて読んだのがこの本なのですが、あたりでした。
これから、どんどん読んでいきます!!
必読です
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最後はびっくりした・・・というか「えぇっ!?そんなぁ」って感じだった。
騙された。
こういうのを叙述トリックっていうのか。なるほど。
あとがきによれば、この作者の作品のほとんどは叙述トリックらしい。他の作品も読んで見たいと思った。
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折原さんの作品の中では
私的に、とても読みやすい方だった。
ラストに展開には驚かされたけど
その驚きを次の日には忘れてしまってました。
年齢のせいなのかな。(笑)
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連続誘拐殺人事件の犯人として逮捕された男。
彼は、無罪を訴え続けるが…。
と、その連続誘拐殺人犯と思われる者に息子を誘拐された母は、一人戦い続けていた。
叙述トリックということなんだけど、読み終わって納得するような感じ。
なんで、斬新といえば斬新なんだが、無理矢理といえば無理矢理ww
にしても、なんかはまって折原一をだいぶ読んでるんだが、結構人物がどいつもこいつもって感じなのだ。
でもって、これはそれが顕著に表れている。
うむ。
折原一は、人を悪だと感じているのだろうか。
…鬱々とした感じの<石田黙>の表紙が、不思議と救いや癒しに見えてくる。
むしろ、そのための作品だったのかと、思わないでもない。
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最後にビックリした。
息子が誘拐されて、孤独に犯人と戦う母親。
誘拐犯の実態にびっくりしました。
読みやすくて、1日で読了できたので
お手軽に読めるのではないかと思います。
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法廷テーマと誘拐テーマとが見事に融合した作品。被告Aの取り調べから裁判の判決が出るまでの物語と、息子を誘拐された女性評論家が孤軍奮闘する物語が同時進行し、最後にあっと言わせる形で結びつく。
作者は叙述トリックで有名である。叙述トリックというのは「こう書いてあればこういうことだろう」という読者の思いこみを利用しそれを裏切る形であっと言わせる、まああえて言えばトリッキーな仕組みである。ものすごいのは、「こいつは叙述で来る」と身構えていてもちゃんと騙してくれるところで、この作品も見事に背負い投げを食わされた。しばらくの間は、自分が投げられたことに気がつかないほどの見事さであった。
ただ、そういうサプライズ以上に、物語としてどんどん引っ張っていくおもしろさがあった。「この先はどうなるんだろう」という単純な興味が、最後まできちんと持続させてくれたからこそ、ずばりと背負い投げが決まるのである。背負い投げというのは、相手の前に進みたいという気持ちを利用するからこそ決まる技ってことだ。
ちょっとタイトルとか表紙とかが暗いんだけど、ある意味内容も暗めなんだけど、なかなか楽しめた作品である。
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東京杉並区で起きた連続誘拐殺人事件は、死体に残されるトランプの絵柄から“ジョーカー連続殺人事件”と呼ばれた。田宮亮太は、自供により被告として法廷に引き出されるものの、一転して無罪を主張し、逆転の秘策を練る。一方では新たな誘拐事件が発生し、息子を取り戻すために、一人の母親が孤軍奮闘をしていた。姿を見せない真犯人はどこに?そして、事件の真相は?驚くべき結末が待つ新趣向の誘拐&法廷ミステリ(amazonより抜粋)
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うーん。いつもどおり面白いし、読みごたえもあったけれど、最後はどんでん返し、というほどでも無かったか。「母親」の人間性が汚すぎてドン引き。
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すんごくわかりやすい。
折原作品にしてはシンプル。
でもそれだけに、つまんなかったなー。
最後の方はあれもしかして?
のままおしまい。
いつもの倒錯したシナリオはいずこへ。。
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途中まで面白くて一気読み。が、ラストにがっかり。ありえないでしょー。
もうっ。最初良かっただけにあのラストにちょっとムッとしてしまう。
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二人の人物を主軸とした二つの物語、どちらも先が気になってページを繰る手が止まらなかった。
面白かった。約450ページのうち400ページくらいまでは…
あの展開はまあいいとしても(関わる人間多すぎだけど)、田宮の胸中で語ること、また語らないことがフェアじゃない。
それにああいう仕掛けだったら友香と津川があの場へ行く時に違う言い回しをするのが自然じゃないかなあ。
それにしても犯人が犯人であると決定付ける証拠は持ってたトランプ以外なかったんだよね?
それであそこまでできるものなのか…
まあ釈放されたとしても一度容疑者として逮捕されたら犯人だって思っちゃうのかな…
現実でも本当に誤認逮捕でも世間の目は冷たくなるらしいし。
最後に突然母親のキャラが変わるのは??
息子を庇うためにしても、あんな風に言ったら反発しそうなもんなのに…
それともそれまでの息子への愛情のようなものは結局自分の後ろめたさを隠すためだったのか?
うーん、私にはよく分からなかった。
そして北沢の奥さんが電話に出ないのは何だったの?私が読み飛ばしたのか?
気になって仕方ない!