0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公直貴は、兄・剛志が強盗殺人の罪で服役中であるために、恋愛や就職の場面で「強盗殺人犯の弟」というレッテルが貼られ、幸せが逃げていく。
「犯罪者の家族」ということで差別される。それは紛れもない事実だ。
差別はよくないことだけれど、被害者遺族の気持ちを思えば、
差別することも当然だと思えてしまう。
何が正しいのか、私には結論が出ていない。
けれど、それを折に触れて考えていくことが大切なのだと思う。
そのことを思わせてくれるこの本は、とてもよい本だと思う。
紙の本
考えさせられる物語です。
2018/07/17 09:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
重い!重たい作品でしたね。いろいろ考えされました。犯罪は被害者家族ばかりでなく、加害者家族も不幸にすることだけは、痛いほど作品で伝わりました。物語としても、涙腺が緩む場面もあり、社長の言葉に、被害者家族の言葉にグッとくるものもあり、直貴の進む道にどうなるんだと引きこまれ、さすが東野圭吾さんと思いました。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しまんちゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る
きっかけはどうであれ、罪を犯したということの重みが十二分に伝わる内容となっている。周囲の人々の振る舞いにも現実味があり、読み進むにつれ自分であればどうなんだと、問い続けてしまうような作品でした。
紙の本
辛い話だけど
2015/08/27 03:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:paguapgu - この投稿者のレビュー一覧を見る
一般的にとても評価の高い本作品ですが、私にはイマイチでした。白夜行好きな私にと勧められて読んではみたものの、あまり印象に残らず残念でした。
投稿元:
レビューを見る
社長が直貴に、1本ずつつながりを増やしていくんだ、みたいに言ったのが印象に残ってる。つながりは1対1なのだよね。組織とかに頼ってはいけないのだ。
差別とかそういうのについては、考えさせられたけど、考えるにはもう1度読みたいな。
(06/10/09)
投稿元:
レビューを見る
犯罪者の兄を持つという理由から、主人公は様々な差別を受ける。
数々の不遇に、なすすべのない主人公。
理不尽だが、しかしそれは犯罪者の家族として当然の報いなのかもしれない。
それに耐える姿があまりにも哀れで、思わず目頭が熱くなる。
主人公は幸福になることができるのか。
犯罪者であり唯一の家族でもある兄と、どういった関係を築くのか。
犯罪を犯してしまった者は、社会でどのようにして生きてゆくべきなのか。
この作品は、犯罪者に係る様々な問題を投げかけている。
辛くて重いテーマだが、それを描き切っているところがすばらしい。
未完の完。
投稿元:
レビューを見る
犯罪者を兄にもつ一人の男を中心に書かれた話。どんなに平等、平和と世の中がきれいごとを並べようが、差別は決してなくならない。差別はある。ぶれることなくこのことを主張している。決して差別が悪いといってるわけではなく、差別はあるのだと。
期待がかなり大きかっただけに、それほど評価はできず。
投稿元:
レビューを見る
すごい考えさせられる話。「犯罪を犯すこと」という意味を思い知りました。重いし幸せな気分になれる類の話じゃないけど、読んでよかったと思う。
投稿元:
レビューを見る
難しい。予想以上に難しい話でした。私は作者から答えを求めるタイプです。つまり物語には結を求めるタイプ。・・・この作品には「結」があるようでない。私にはそう思えました。結局私はこの作品に「ハッピーエンド」を求めていたようです。しかし事実そうではなかった。しかし、そうであるからこそ見えるものがあるはず。いつか再読してそれを「見つけたい」。今はそういう気持ちです。
投稿元:
レビューを見る
展開が同じなので、途中で少し飽きてしまいますが、社長の言っていることに感動、納得し、思わず線を引きながら読んでしまいました。
「差別」は絶対なくならない。
きれいごとではなく、現実をしっかり見つめた作品だと思います。
投稿元:
レビューを見る
「差別や偏見のない世界。そんなものは想像の産物でしかない。人間というのは、そういうものとも付き合っていかなきゃならない生き物なんだ。」自分の身内に犯罪者がいたら、周りの人はどのような態度をとるか、またその逆は、と考えさせられた。
投稿元:
レビューを見る
重いテーマだけれど、答えを出さずに、様々なことを考えさせられる。何が正しいかは分からない。こういこうことって、世の中にはとても多いと思う。人を待つために寄ったマクドで泣きそうになりながら読む。
投稿元:
レビューを見る
※購入候補です。
こんなに有名な作家なのに、まだ一度も読んだことがないのは「面白く読めるに決まってるから」。つい後回しに。
投稿元:
レビューを見る
強盗殺人の罪で捕まった兄、その弟が生きていく話です(話はしょりすぎ
ふーん、どうせ差別されながら理解者が現れてくっつんでしょ、ふーんなんていう考えはちょっとあったんですが
え?え?という思うくらい、弟は世間に対する悲しい、されど正しいと思う方法で世間に適応していきます・・
やるせない終わりでした・・
映画とりあえず見よう、うん
投稿元:
レビューを見る
強盗殺人犯の弟という運命を持ってしまった主人公のストーリ。
あまりにも皮肉哀しく辛くて心痛めながらも、
一日で一気に読みました。
読後は感動とはまた違うなにか特別な感情でした。
ラストのつづりが少しきつかった。
主人公が兄に向かっての吐き出した感情が痛いほど伝わった。