指輪に相応しいのは誰
2020/06/26 13:20
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
冒頭のスケートリンクから、滑り出しは好調です。記憶を無くした男と、3人の女性たちとの微妙な距離感もユーモラスです。
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奇妙。どこまでが現実で、どこまでが夢??いつまでも自分ばっかりかわいがってたらこうなっちゃうよっていわれた気がする。ほんとに必要だと感じた人には、誠実に向き合わなきゃね。
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話の設定は何か間抜けなものを感じさせるものである。記憶を無くした男の物語。それも唯一思い出せないのが誰にプロポーズしようとしていた事というのだ。だが、話は進み、徐々に分かってくる作者の意図。凍りづけのマンモス。男とは何かとつい考えてしまった。
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30歳だけど大人になりきれない、調子いいけど憎めない男の子が主人公。世の中こういう風潮だけど、そんな人ばかりではないんじゃないかとも思う。
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ほんの数時間の記憶を失ってしまった、30歳目前の男。
失った記憶は、
「誰にプロポーズしようとしていたのか」
別れた恋人へのあてつけのため、30歳になるまでに結婚しようとしていた彼は、3人の女性と付き合っていた。
そして、誰かに確かにプロポーズしようとしていたのだが、その誰かを忘れてしまった・・・。
という話。
さて。
よくも悪くも、結婚氷河期の30歳前後の男性を具現化したようなハナシだな、って思いましたw
設定は現実的じゃないけれど、主人公の気持ちの設定はかなり現実味を感じる。
いや、別に、世の中の男性が平気で三マタできるって言ってるわけじゃなくて。
「過去でも現在でも未来でもなく、文字通り、止まった時間の中にいる。まさに氷河期の、分厚い氷に閉じ込められたマンモスのようなものだった」
精神状態のリアルさは面白い、というかリアリティ感じすぎてちょっと疲れるけれどw・・・が、結末にやはり不満。中途半端な結末。
でも、この中途半端な感じが今の世の中を表現しているのかもね。
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設定が変わってて面白い。意地になって指輪を買って記憶を無くして笑 この人の本は作風が一貫してなくて、各本でうける印象が違うと思った。
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本屋さんに並んでて、面白そうだったから思わず購入。伊藤たかみって、案外嫌いじゃない。彼の作品には独特の世界観があって何か良い。この本を読んで、男って30才になったら何だか大人、っていうイメージだけど中身は相も変わらず子どものままなのかもしれないな、なんて思った。男の人が何考えてるのかよくわかんない、なんて思うこともよくあるけど、そう考えたら意外と簡単になるのかもしれない。
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プロポーズ直前に記憶がなくなったら…そんな主人公が誰にプロポーズするのだったか思い出すために付き合っている女性3人のもとに行くお話。ろくでもない男だなぁ、とこれだけだと思うかもしれないけれど主人公や周りの女性たちは等身大で描かれていて本当に面白い本です。あっさりした文章は読了後もすっきりして良いですよ。
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前の彼女に振られてから、30歳になるまでに結婚して見返してやるのだと誓っていた僕。指輪も買った。誕生日も近い。しかし、転んで頭を打ち、いったい誰にプロポーズしようとしていたのか肝心の記憶だけを失ってしまう。僕の本当の相手は誰?大人になりきれない29歳・オトコの結婚観をチクリと描きだす。
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スケート場で転んで、記憶喪失になってしまった29歳の主人公。
誕生日まであと2週間、どうしても30歳になる前に結婚したい。
そんなわけで、どうやら誰かに婚約指輪を渡そうとしていたらしい。
なのに、その相手が誰だかわからない。
しかも、付き合っている彼女は3人。
さて、プロポーズしようと思っていたのは誰なんだ!?
…というお話。
設定はおもしろいと思ったけど、話の終わり方がいまいちだったな。
せっかくおもしろかったのに、うやむやのまま終わってしまった感じ。
結婚に対する漠然とした憧れがありながらも今一つ決め手に欠ける、
ていうのが、30歳前後の独身の人たちの気持ちなのかな?
印象に残った部分もあった。
付き合っている3人の女性はそれぞれ違う時間を生きている。
今が充実していればいい、と言い切れる女性、
昔の思い出や楽しかった記憶を大事にしている女性、
自分のこれからのために資格や習い事に一生懸命な女性。
なのに、主人公はどこにもこだわれていない。
だから、どの人とも結婚できないんだ、というところ。
そっかー、「時間」にこだわるって考え方、今までなかったな。
皆、「現在」「過去」「未来」のどこを大事にしてるんだろう?
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おめーが悪いんだろ!笑 っていう感じの本。今の自分とダブり過ぎてて正直笑えなかったっす。彼氏にも読んでいただきたい。
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30歳で結婚すると決めていたが、スケートで転び数時間の記憶と共に誰にプロポーズをするか忘れた男の話。
心当たりの女性は3人。つまり3股をしている。主人公のだらしなさに共感を得られないも憎めない。
誰にプロポーズをするはずだったのかという謎を解いていくストーリーにも思えるが、
身体は大人なのに心は子供のままで現実に向き合う事の出来ない逃げる姿が主に描かれているようで
そこで結婚を決断できず不明瞭な気持ちへなってしまっている。
3人の女性の価値観を「過去に生きる女」「現在に生きる女」「未来に生きる女」と表現する辺りがうまい。
ただ結末がイマイチ。予想を良い意味で裏切る様な展開を期待していただけがっかりした。
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ブックマート八条店で100円で購入。主人公が同い年なのだが、こんな奴でも自分よりもちゃんとしているなあ、と思ってしまう自分に驚愕する。オチは作中の言及のあるマトリックスオチ。時が止まってしまった、氷漬けのマンモス。
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何かの雑誌に載っていたインタビュー記事のコメントが
気になって(芥川賞受賞記念かな)、一冊ためしに購入。
作者買いは、、しないかな。
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