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みんなのレビュー85件

みんなの評価3.6

評価内訳

85 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

人物、背景、「走る」こと。すべての描写がすばらしい。自分の「存在」に向き合わざるを得なくなった主人公優の葛藤とその展開で一気に読ませる。

2007/05/20 21:26

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うっちー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 青山のマンション、30畳あるリビング、プジョーの自転車、51歳の父親が身に付けているものはプラダのニットブルゾンとサイドゴアブーツ、50歳の専業主婦の母親の趣味はパンを焼くこと、自室にあるテレビは32インチの液晶テレビ、車はBMW…。
 作者は、こうして、まず、物で主人公の生活環境を描く。兄は、現役合格の医大生で、主人公は有望な陸上選手(しかも、突出した選手!)。家は豊かで何不自由なく暮らす、「完璧な」とも言える家族である。
 主人公の岡崎優は、走るたびに記録をぬりかえ、常にトップにいるアスリート。オリンピックでの金メダルを目標にしている。自分の才能を確信し、大学の陸上部に入った彼は、傲慢な態度で二流のアスリートを見下す。ところが、順風満帆の彼と家族は、ある事件によって、崩壊していく。
 しかし、物語は、ここから始まる。
 ただ、速く走ることに価値観を置き、すべての力をそこに注いできた優は、家族が崩れていく中で、ある現実に向き合い、恐れ、悩み、もがきながらも、ひとつひとつ殻をはぐように、本当の自分の気持ちに気づいていく。その過程の描写がみごと!
 ここのところ、「走ること」がテーマの小説が目に付く。しかも、どれもおもしろい。しかし、これは、今日的な「遺伝子」というテーマを背景に、ひとひねりある「陸上」小説だ。
 ひどく人間的で泥くさい、そして、とてつもなく優しい岩本や小松の存在は、優が、最も大切なことをつかむのに必要だった。そのことは、人がまっとうに生きていく上で、大きなエールになる。
 優の「選択と決断」は、大きな問題をはらんでいるが、自分の「存在」に真っ向から向き合う彼の姿に共感した。やっぱり、こういう物語はいいな、と思わせる感動作。

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紙の本

主人公の試合シーンが殆どない驚きの傑作スポーツ小説

2007/05/01 23:21

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「県庁の星」で大ブレイクした桂望実さんです。
えー今度は、陸上もの!?しかも、箱根駅伝って聞いて
三浦しをんさんをちょっと連想してしまいましたが、
刊行は、こちらが、ちょっぴり先です。
 主人公の岡崎優は、陸上の長距離界の超アスリート。
このたび、大学にスポーツ推薦で入学しました。
才能も練習環境もしっかり揃っています。
けど、めちゃめちゃ生意気で傲慢で性格は悪いほう。
 そんな彼のお話し。
 これ、めちゃめちゃ面白かったです。
冒頭に思わせぶりな、イントロがあり、えーっなんだこりゃ、
と思っていると、
ラストには、きっちりこのイントロと呼応しますので
みなさん、覚えておきましょう。
 この生意気な主人公が、改心というか、人間的に成長していくのだろうなぁ
ぐらいは、読んでいて想像は、つきましたが、
こんな仕掛けの小説とは、、、、、。
 驚きは、これスポーツ小説ながら、
主人公の試合のシーンが、中盤に一箇所しかない!!。
しかも、これごく、軽めの調整試合です。
これで、この小説のメインテーマが、わかっちゃうでしょう。
 試合の描写も結構巧みで、この調整試合もハラハラしたし、
ラストの努力と根性の岩本君が、走るシーンもけっこう上手いのに、
それをメインに持ってこないところに、作家の構成の巧みと
主題のもっていき方に感心しました。
 桂さん、一発屋じゃないですな、、。

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2006/12/12 12:08

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2006/12/20 01:05

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2007/01/16 00:00

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2007/01/21 02:03

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2007/01/25 23:26

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2007/01/30 23:29

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2007/02/14 22:58

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2007/02/16 12:39

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2007/03/30 09:51

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2007/04/18 21:12

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2007/04/09 22:08

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2007/05/06 10:37

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2007/07/16 10:57

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