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[ 内容 ]
中国近代の幕開けは阿片戦争に始まる。
アヘン取締りの欽差大臣、林則徐は戦争の責任をとって新疆に左遷されるが、彼がそこで構想したのは、塞防論、すなわちロシアとの国境線を守るべきというものであった。
それに対する海防論の首領は李鴻章である。
以来、中国近代の歴史はこのふたつの政治思想の中で揺れる。
また、洋務運動から戊戌変法を経て辛亥革命へと続く苦難の歴史は、あまたの英傑の物語を生むことになる。
本書では政治思想家にとどまらず、文人墨客をふくめた十五人の男たちに鮮やかな光をあてる。
[ 目次 ]
第1章 近代の幕開け(阿片戦争の英雄 林則徐;諸葛孔明たらんとした左宗棠 ほか)
第2章 洋務運動から戊戌変法へ(変法百日天下の康有為;義挙の人 劉鉄雲 ほか)
第3章 革命と反革命と(「革命未だ成功せず」国父孫文;中国人の「たましい」を革新する魯迅 ほか)
第4章 二人の画人(文人画の粋 斉白石;中国最高の画家 帳大千)
終章にかえて(現代につづく心の痛み 台湾二・二八事件)
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
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