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佐々木丸美さんの本に出会ったのは高校生の時。
必死に本屋を探し回って集めたものです。
何度読んでも色褪せることのない世界。
もっともっと読みたかった。
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佐々木丸美さんの小説は魔小説です。なんっかもうこの文体が病みつきになっちゃうの。
最初にこれを読んで、館シリーズ→孤児シリーズ→…と創元推理文庫で出たのは読み尽くし、ハードカバーしかない分も細々と読んでいる最中。読み始めたら最後まで止まらない感は半端ないです。このドライヴ感は他に無い。
復刊が望まれていたのになかなか実現しなかった作家さんだというのは後で知りました。
そういえばこれ、高校生のときの担任がすごく褒めていた作家さんだったような気がする、当時はたぶん入手困難だったのかなあ。調べなかったけど。縁ですね。
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どうしてこの本を買うことにしたのか覚えてないけど、購入リストにあったので買いました。
私には千波ちゃんが許してるようには思えなかったけどなぁ。犯人の独白とラストには、えー・・・という感想。
文学とか芸術についての登場人物の考え方は、正直ちょっとめんどくさいな、と思ってしまった。
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本当なら1977年の表紙を載せたいところです。
再新刊のあとがきはいただけない。
作者に大変失礼千万である。
デビュー当時のあとがきは 作者の苦悩と書く衝動に
溢れている切なさが たまりません。
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脳内映像化しやすい平易な文体で一気に物語の世界に入り込めました。ミステリーとしてはあまり凝ったものではないのでしょうが女性らしい綺麗な言葉で綴られた綺麗なお話です。
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佐々木丸美という作家は評価が極端に分かれる作家だと思う。
駄目な人は全く近寄りもしないが、好きな人はまさしく文字通りにのめり込んでいく。
かくいう僕も、高校時代に「崖の館」をカバー買いして以来、ある種麻薬的と言っても良いほど美しい文章に魅せられて、少ない小遣いの中からハードカバーを買い続けたクチだ。
特にあのリフレインがいけない、気がつくと頭の中でくるくると回り続けることになるのだ。
したがってこの本に関してだけは、残念ながら冷静なレビューは出来ないと思われる、とにかく読んでみて、あのリフレインに感性が共鳴するかどうか確かめてみるしかないだろう。
最近、創元推理文庫で佐々木丸美の殆どの作品が復刊された。
性懲りも無くまた買ってしまったが、この年齢になって読む勇気がなかなか出ない。
今でもあのリフレインは頭の中でくるくる回るだろうか?
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崖の館を読み終えた。
二年前のいとこの死の真相、犯人を探り合うちょっと切ないお話。
文章綺麗で、どっぷりハマりました。
赤毛のアンを読みたくなる、あんな感じ。
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味戸ケイコのイラストをみる機会があり
ふと思い出して懐かしくなり読んでみたけれど、
ずいぶん私はすれてしまったようだ。
あの頃は特に感じなかった、
「モロではないけどどこかでおばの資産を当てにしてる甥や姪」
おばさんがいるから無理して働くことはない
いろいろな選択が許される
って平然と言える主人公ら。
ここにまず「????」って思ってしまった。
人の財布をあてにしつつ芸術だ哲学だと議論を戦わせる彼らに
違和感を感じまくった私。
この本を読んだ頃はまさに私は彼らと同じ立場で
どっぷりと保護されつつ、好きな本やCDやらを買い集め
夢の中で生きていたのだ。
密室のトリックや犯罪に至る心理よりもまず
「その根性何とかせい!」と思ってしまった。
年取ったわ。
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文学的でふんわりした文体
推理小説としては珍しい形だと思う
好きな表現も随所に有り、いいんだけど…
読後の爽快感がいまいちかなぁ
時間を置いてから佐々木丸美の他の作品も読んでみたい
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昭和52年刊行の『館』シリーズ第一作。
リリカルな文体と少女漫画っぽい作風は好みが別れるようだ。何度か再読しているが、そのたびに、若い頃に読んだらまた違った印象を持ったかもしれないなぁ……と思う。
ミステリ的にはさほど凝ったトリックを使っているわけではなく、けっこうストレート一本勝負といった趣。
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少女漫画風の雰囲気や文体に馴染めなかったのもありますが、全編、章立てて分割されておらず、場面の転換が解り辛かったこともあり苦戦しました。
本格ミステリーのガジェットがふんだんに盛り込まれているのでどんな真相なのか期待が高まりましたが、トリックは取り立てて目を引くものではなかったですし、動機は全く理解出来ずミステリーとして不満が残りました。
ただ、主人公の内面描写が素晴らしいので、青春小説として楽しめる作品だと思います。
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1977年の作品、「館」三部作第一弾。
雪に閉ざされた断崖に建つ館での資産家のおばと7人の従姉達の物語。
クローズドサークルもの、生活苦の無い人たち、と好きな設定ではあるが、犯人の想像はつきやすい。
(図書館)
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今までも、これからも、大切にしたいと思えるシリーズ本。心情、場面の変化が直接的でなく、風景描写から伝わってくるところが好きです。
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えー。って感じ。確かに帯文句の通り、好きな人は好きかもしれないけれど、解説の通り、語り手の少女の「少女性」がもういやになっちゃうって感じだわ(少女風?)。ミステリとしての構造とかトリックとかは普通なんだけれども、語り口がなあ。
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独特の雰囲気を醸し出しています。
暗い、とにかく暗い。全体がねっとり何かでおおわれている感じです。
でもホラーってわけでもなくて…。
ちょっと読みにくい作家さんだな~って思っちゃったんだけど、ほかの作品も読んでみよう。